《16話》
誤字脱字があると思いますが、よろしくお願いします。m(_ _)m
《スガザミ平原》
「着きましたね…」
「そうですね」
「ですね…」
「あの、ちょっといいですか?」
「何でしょ?」
「思ったんですけど、ゼロス騎士団て、ナザリスさん、トルースさんの、二人だけ何て無いですよね?。他の騎士団員の方達は、何処にいるのかなって、思いまして。」
「英雄殿の言うとうり、ゼロス騎士団は私と、ナザリスだけではありません。他に3名程居ります。まぁ、二人だけの騎士団なんと、可笑しいものですが……。」
ですよね…
「それじゃあ、その3人は何処に?」
「3人共修行に行きました」
修行か…
「あ、そうだ。もう一ついいですか?」
「何でしょ?」
「あの、俺シャルティアから魔王は今現在いないって聞いたんですけど?」
「シャルティア様と、お知り合いでしたか…。確かに、100年前までには魔王は居ませんでした。ですが、5年前の事です。100年討伐した魔王の城から、微小ですが、魔力を剣神様が感知し、全王国、帝国の王、皇帝に魔力を感知したと手紙を出したそうです。その手紙を見たある王国が魔王城に調査部隊を派遣しました。そして、魔王城に派遣された調査部隊は行ったきり、王国へと戻って来なかったそうです。そこで、我が王国からも調査部隊を出そうとなりました。ですが、只の兵士では最初の王国と同じく、兵士の命が無駄になってしまいます。そこで、我々ゼロス騎士団が向かいました。何とか、魔王城に着き、そこで、我々は見てしまったのです、魔王城にいるはずのない、8人の人影を。もし、その8人の人影が、魔王であるなら、また、この世界に絶望が持たされると思い、私一人で魔王城に近づきました。近づくに連れて、魔王城から音がしました。中に入ると、剣神様が男女合わせて8人と戦っていました。明らかに、剣神様が不利でした。そして、剣神様は………私の目の前で8人の一人に殺されたました。私は悲しみを抑え、気づかれないようにナザリス達の所へと戻りました。皆に私が見た物を全て話した後、我々は王国に戻り国王に報告しました。私が見た8人を新しい魔王としました。そして、この調査の報告は全、王国、帝国の国王、皇帝、我々ゼロス騎士団呑みしか知っていません。まだ、一般では魔王は現在この世界に居ないと思っているのです。」
成程、それじゃあシャルティアも今、この世界に魔王がいるって知らないのか……。まさか、剣神がもうこの世に居ないとは……。しかも、その8人の一人に殺されてるって………。
「トルースさん、何でその魔王達が使う魔法ていうか、属性が分かるんですか?それに、名前も……。」
「それは、聖国にいらっしゃる巫女様に神託があったそうです。新しい魔王が使う属性魔魔法、名前が教えられたそうです。」
巫女か……つか、何で魔王が出現する前に神託をしなかったんだ?……まぁ今度聞いてみるか。
「成程、ありがとうございます。トルースさん。」
「いえいえ、大した事ではありません。」
「トルース様、英雄殿、どうやら来たらしいですよ。」
焔使いのグレムか……
……魔物に隠れて、魔王が見れねぇ
「やはり、報告どうりの数ですね。」
「そうですね……5千ですからね…Sランク以上の……。」
「でもまぁ、やるしかないですね。」
「そうですな」
「ですね」
「さぁ、王国の人達を守りましょ!」
「「はい!!」」
零、トルース、ナザリスの3人は魔物に向かって走り出す。
「英雄殿!私の千里眼で魔王を探した所、あの魔物の群れの1番後ろにおりました!。」
やっぱり奥にいたか…
「了解しました!」
あと、数秒で魔物の群れと衝突する。今のうちに”白天”と”黒天”を、抜いておくか。
トルースも、聖剣を抜く。
「今は、王国に魔物を近付けない為に、別々の場所から魔物を討伐していきましょ!魔王は後回しです!」
「「了解です!」」
「私は右に行きます!では!ご武運を!」
「私は左に行きます!英雄殿、ご武運を!」
それじゃあ俺は、真ん中か……。行くか
トルースは右に、ナザリスは左へと行く。
「龍か…」
零の目の前には、黄色い龍が立ち塞がる
「お前が最初の魔物か…」
早く魔物を討伐して、魔王の所に向かはないとな。
「行くぞ……」
零は、風魔法の”飛翔”を使い、龍の背後へと周り込む。そして、白天と黒天をクロスして斬り込む。
《グァァァッ!》
龍は咆哮を上げ絶命した
「次!蛇か…『神刃=風』、白天に『付与』!」
風魔法の『神刃=風』を発動し、白天へと『付与』を発動する。白天に風が集まって行き、ものの数秒で風が白天を纏っていた。そして、『神刃=風』を纏った白天を、目の前にいる蛇に向かって横斬りをする。白天が斬った空間から、風の刃が現れ、蛇の頭を切り落とす。そして、そのまま蛇を貫通して後ろにいた魔物おも殺していった。
「まだ、半分も行かないか……」
零は、白天、黒天を強く握り、大きく深呼吸をす。そして、握りしめた白天、黒天に魔力を流し込み、腰を低くし、白天、黒天をクロスし構える。白天、黒天に魔力が満遍なく流れ込んだ時、零はクロスさせていた白天、黒天を振り下ろす。
「ハァァァァッ!!」
振り下ろされた白天、黒天から膨大な魔力で生成されたX状の刃が魔物達を殺して行く。
「ハァ…ハァ…少しは戦力を削れた…かな……」
トルースさん達も、順調に魔物を討伐してるな。
王国にいる人達を、一刻も早く安心させる為にも!一気に魔物を討伐する!。
「トルースさん!ナザリスさん!一気に決めます、下がって下さい!」
「「了解です!!」」
トルース、ナザリスが零より後ろに下がった事を確認しする。
流石に、”無詠唱”でもこの魔法は詠唱しないと発動出来ないな……。
「『神速空』………よし、ここなら残った魔物がよく見れる……それじゃあやるか……«極寒の吹雪よ、今我の眼に映る者を何も無き白銀の世界へと誘え!»神魔法『極零冷風』」
残っていた魔物達の足元に、巨大な魔法陣が出現する。出現した魔法陣から、肌が突き刺すような冷たい空気と、冷風が出てくる。現れた冷風は冷たい空気を零の眼に映る残った魔物まで行き渡る。そして、零が放つ一言が魔物の生命を終わられる。
「……『凍れ』」
そう言った瞬間、魔法陣から出ていた冷気は一瞬で氷山のような物へと変化し、魔物達を一掃した。
かなり魔力を使ったな……
「よっ……」
地面へと無事着地すると、後ろからトルース、ナザリスがやって来る。
「英雄殿!今の魔法、凄かったですぞ!」
「本当ですよ!何ですか!あの魔法!」
な、何か2人の目が耀いてるし………それに、はしゃいでる。
2人がはしゃぐのもそのはずだ、2人は初めて目の前で神級の魔法を見たのだ。
「お、落ち着いてください。2人共。」
「す、すみません。英雄殿」
「すみません英雄殿」
零が、戦闘思考に切り替えようとした時、零、トルース、ナザリスの3人は鋭い殺気を感じ後ろを振り向く。振り向いた先に居たのは、八天魔王 焔使いの魔王”グレム”であった。
「よぉ……カス共」
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