《15話》
誤字脱字があると思いますが、よろしくお願いします。m(_ _)m
《王城 王の間》
「陛下、例の冒険者が参りました。」
「通せ」
やっと来たか……我が国の英雄よ
「こちらです」
「あ、ども……。」
何か調子狂うな…
「こちらの部屋に陛下が、居ります。」
「あ、はい。」
「では」
兵士の人が、龍の装飾がされた扉を開ける。
「うっし!」
「面をあげよ」
零は、顔をあげる。
「……ふっ……何てな、楽にしてくれ……」
「い、いえ。陛下にそのような……」
「いいからいいから、楽にしろ」
「…………で、では。お言葉に甘えて」
「おう、それで良い。それと、敬語も要らんぞ。」
「えっ?……で、でも」
「良いよ、君と俺は同等の立場にあるのだからな。」
国王と立場が同等!?俺が!?マジかよ!
「な、何で俺が陛下と同等の立場何ですか?」
「ん〜まぁ簡単に言えば、君が”英雄”だからかな。」
俺が……英雄……
「そ、それはどう言うことでしょうか?」
「君がこの王国に侵攻して来た、魔物のほぼ全て君が討伐したんだ英雄と呼ばれても可笑しくはないだろ?。」
「いやいや、侵攻して来た魔物を討伐したからって英雄って………。」
「はぁ、いいか。君が魔物と戦闘している時、君の後ろには何があった…。」
「何って………王国…です」
「そう、王国だ。君が居なければ今頃この王国は、存在しないだろうな。だから、君はこの王国、王国に住む民を守ったのだ。これで分かっただろ?君は、英雄と呼ばれても可笑しくないだろ?。」
「まぁ何となく」
「今はそれでいい。そして、ありがとう。民を守ってもらい。」
この為にクエストを出したのかな?
それから、国王と色々話して零君、国王と呼ぶ中となった。そして、一人の兵士が入って来る…。
「失礼します!陛下!大変でございます!」
「どうした、何かあったか?」
「はっ!実は、我が国に八天魔王が一人、焔使いの”グレム”が5千のSランク以上の魔物を率いて侵攻中です!」
「何だと!?グレムは今何処にいる!」
「はっ、情報兵によるとスガザミ平原に入ったそうです。」
スガザミ平原って、あの場所だよな…。
「分かった………全兵士に伝達!王国の守りに徹せよ!」
「はっ!」
兵士は王の間から、去って行った。
「零君、頼む!王国の為、民の為にグレムを討伐してくれないか!。」
国王は、頭を下げて来る。
「ちょっと国王!頭を上げてくださいよ。引き受けますから……」
「そうか!ありがとう!本当にありがとう!」
「それじゃ俺行きますね」
「待ってくれ零君!」
「どうしました?」
「君だけにやってもらうのは何だから、我が国の最強騎士団を連れて行ってくれ。」
「最強騎士団ですか?」
「あぁ、まぁ零君程強い訳ではないがな」
「はぁ、まぁ分かりました。」
「ありがとう。入って来てくれ。」
「はっ!」
扉から鎧を纏った2人の男が現れる
「この2人が我が国の最強騎士団«ゼロス»の団長、副団長だ。」
ゼロス……ねぇ
「左のが、ゼロスの副団長の”ナザリス”」
色々な装飾された鎧を纏った、20代前半位で特徴があるとすれば紫色の眼だった。
「初めまして、英雄殿。私が、騎士団副長のナザリスです。以後お見知りおきを」
若いのに副団長か……実力があるんだな。それにしても、あの眼は………。
「あ、この眼ですか?」
「えっ!?あ、す、すみません。」
「いいですよ、気にしてませんから。この眼は、”魔眼”の一種で能力は対象の魔力の質を知る事が出来ます。」
「いいんですか?そんな、魔眼の能力まで俺に教えちゃって?。」
「えぇ、大丈夫ですよ。何せ、今僕が話しているのはあの”英雄”殿ですから。」
な、何か照れるな。
「な、何かありがとうございます。」
「いえいえ」
「そ、それじゃ最後に、右に居るのが騎士団長の”トルース”だ。」
黒の鎧を纏った、30代半ばの男。特徴があるとすれば2本の剣。
「初めまして、英雄殿。私が、騎士団団長のトルースでございます。以後お見知りおきを」
「ん?この剣に興味があるのですかな?」
「えっ、えぇまぁ」
「では、英雄殿にお教えいたしましょう。私が愛用しているこの2本の剣は、”聖剣”でございます。」
「聖剣……ですか?」
「はい。この右にある聖剣が、聖剣”ザルド”。左が、聖剣”セイント”でございます。」
トルースさんは、聖剣の双剣使いなのか……
「零君、この2人と共に八天魔王 グレムを討伐してくれないか!」
「……分かりました」
「ありがとう零君…」
「いえいえ、それじゃ俺スガザミ平原に向かいますね。行きましょうか、トルースさん、ナザリスさん。」
「はい」
「承知」
さぁ、魔王討伐だ!。
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