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ライス・ライフ〜女の子に食べられた僕は獣に目覚めました〜  作者: 空超未来一
第2部【白い王宮編】 - 第2章 動き出す世界
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ランクアップ(1)

「じゃあランクアップしたいと思いまーす!」

「「「イエェェェ~イ!!」」」


 僕の高らかな宣言に、みんなのテンションがアゲアゲにチョベリバした。


「よーし。では……」


 これだけ盛り上がってるんだ。メチャクチャカッコいい能力じゃなきゃ、恰好がつかない。

 僕は深く息を吸って精神を統一させた。

 ため込んだエネルギーを、一気に外へとはき出す。


「ランクアップ……ッ!!」


 ゴゴゴゴゴゴゴ……ッ!!

 ゴゴゴ……。

 ゴ……ゴ。

 ……。

 あれ?


「ランクアップゥゥゥゥゥゥ……ッ!!」


 しかし何も起こらない。おかしいなぁ……。

 予定では”龍殺ドラゴンキラーし”とかになってるんだけどなぁ。

 全く変化が起こらないことに頭をかかえていると、リコちゃんがヒョコっと顔を出した。


「ウシオお兄ちゃん、何してるです?」

「え? 何って、ランクアップだけど……」

「ランクアップはそんな方法じゃないですよ?」

「エ……ッ!?」


 そうなの!?

 ランクアップって、超サ○ヤ人みたいなノリだと思ってたのに!?


「……おい見たか、あのウシオのランクアップの仕方。子供の発想かよ(笑)」

「気をためたら変身ってか? ははっ、うける~(爆笑)」

「いやぁぁぁぁぁぁぁッ!?」


 恥ずかしいぃぃぃぃぃぃぃッ!

 安易にするんじゃなかった……ッ!


「リ、リコちゃんっ。コーくんにやり方を教えてあげてっ?」

「わかりましたです!」


 気を遣ってくれたのか、イッちゃんがリコちゃんに説明を促してくれた。

 うぅ……。


「ランクアップはですね、こう手を顔にかざしながら」

「うんうん」


 リコちゃんの言葉に耳を傾けていると、彼女の声質がいきなり変わって、


「邪悪なる魔者よ。漆黒のいかづちを伴って我に降霊せよ。生命ライフ……ッ!! ――――ってやるです」


 何それドラゴンボ○ルごっこより恥ずかしいんですけど。

 けれど、リコちゃんは本気のようで、無垢な瞳を輝かせて僕のほうを見つめてくる。


「ウシオお兄ちゃん!」

「ぐ…………ッ」


 まなざしが痛いよォォォォォッ!

 や、やるしかないのか……。

 みんながクスクスと笑いを殺している中、僕は涙目になりながら恥を捨てた。


「じゃ、邪悪なる魔者よ。漆黒の雷を伴って我に降霊せよッ! 生命ライフゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」


 その瞬間、バヂイッっと雷に打たれたかのように僕の身体は光を放ち始める。

 うおォォォォォォォッ!

 力がみなぎるぞォォォォォォォォォォォォォッ!!

 輝きはすぐに消え失せた。

 中から姿を現した僕を見て、みんなが目を見張る。

 僕の服装は、忍者服よりもさらにシンプルになっていた。短めの半袖に動きやすい生地で作られたそれは、チャイナ服に近い。黒を基調として、あおいラインがアクセントになっている。

 それに加え長めの黒いマフラーをしたその外見は――――、


「『暗殺者』でしょうか……?」


 僕はこの日、『忍者』の能力を持った『暗殺者』へと変身した。


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