表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Infinite Abilities Online   作者: 星長晶人
嵐の前編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/165

アルティの力

「……ふぅ。やっと帰った」


 長かったな。


 帰り道、アルティは女性陣に可愛がられ、人気急上昇。マスコットとして発表されるらしい。


 クリスタ、リヴァアの詳しいステータスはエリアボス級の強さなので見せてないが、アルティは子供の癖に、かなり高い。……まあ、人間だったらの話だが。ちなみに、アルティはファウンドウルフ分の経験値があるようで、もうレベル12だ。


 これが、突然変異の強さらしい。



 名前:アルティ

 種族:シャドウレオンウルフ

 種族特性:攻撃力、移動速度、命中率、回避率極上昇。

 level:12

 HP:170

 MP:170

 STR:220

 DEF:56

 AGI:270

 DEX:250

 INT:110

 MDF:59

 VIT:103

 LUK:154


 スキル

 『大陸の覇者』:大陸における最強。世界で五本の指に入る強さを持つ。全ステータス極上昇。

 『陸の王者』:陸に存在する生態系のトップに君臨する。陸の生物相手だと全ステータス極上昇。

 『草原の王者』:草原を駆ける生物のトップに君臨する。草原にいると全ステータス極上昇。

 『闇の王者』:闇系モンスターのトップに君臨する。闇系モンスター相手だと全ステータス極上昇。

 『黒の王者』:闇系モンスター以外を含む黒が基調のモンスター相手だと全ステータス極上昇。

 『陸王類』:ジャイアントゴーレムなどに並ぶ陸のトップ。陸にいると全ステータス極上昇。

 『狼の覇王』:狼系モンスターのトップに君臨する。全ステータス極上昇。

 『獅子の覇王』:獅子系モンスターのトップに君臨する。全ステータス極上昇。

 『神狼王』:レオンウルフの別名。シャドウは影の神狼王や、影神狼王などと呼ばれる。大陸内で全ステータス極上昇。

 『シャドウレオンウルフ』:まだ子供。突然変異で生まれたのでレオンウルフよりも強くなる。全てのスキル、アビリティの攻撃極上昇。

 『世界最強』:相手がどんなモンスターだろうと、全ステータス極上昇。

 『古代の生物』:古代から存在する生物。過酷な時代を生き抜いた強さがある。全ステータス極上昇。

 『古代からの覇者』:古代からずっと頂点に君臨し続けた証。全ステータス極上昇。

 『生態系のトップ』:食うことはあっても食われることはない。というか、攻撃が掠りもしない。自身で倒したモンスターを食べる。

 『捕食』:食べたモンスターの全スキルを自分のモノにする。食べたモンスターのステータスの10%を自分のステータスに加える。

 『神獣』:神の域に達したモンスター。伝説上の生物であり、同格でも張り合えるモンスターは少ない。全ステータス極上昇。

 『神速』:素早さが神の域に達したモンスター。攻撃を掠らせることさえ難しい。回避率極上昇。

 『突然変異』:大陸の覇者、レオンウルフから生まれた異常に強い個体。全ステータス極上昇。

 『影の生命』:この世で数少ない影系モンスター。希少種で、影を操る術を持つ。影系攻撃極上昇。

 『成長期』:シャドウレオンウルフとはいえ、まだ子供。【グロウアップ】で大人になると全ステータス100倍。

 『絶対的力』:レベルが最大になると全ステータスが測定不能カンスト


 アビリティ

 【覇者の咆哮】:相手モンスターを気絶させる。レベル関係なしに同じレオンウルフ、大海の覇者、大空の覇者以外のモンスターを気絶させる。相手とのレベル差が激しいと一撃死。

 【覇者の力】:覇者の圧倒的力を見せつける。全ステータス極上昇。

 【覇者の威厳】:相手を見ただけでびびらせる。レベル関係なしにびびらせる。相手モンスターの全ステータス極down。

 【覇者の風格】:相手はその姿を見ただけで怯え、動けなくなる。レベル関係なしに怯え、動けなくなる。

 【覇者のプライド】:同じレオンウルフ、大海の覇者、大空の覇者以外の生物に傷つけられると全ステータス極上昇。

 【覇者の意地】:HPがレッドゾーンに突入すると全ステータス二倍。

 【神速の脚力】:強靭な脚力は陸を駆けるだけではなく、海をも駆ける。

 【覇気】:半径10メートル以内のモンスターは恐れをなして近付かない。レベルが上の相手だと効かない。


 あとのアビリティは多いので割愛。



 ……まあ、その辺のモンスターを一撃で葬れるよな、無傷で。


 人間なんか相手じゃねえってか。……こんなに可愛いのに。


「とりあえず、帰ろっか」


「キュウッ!」


 アルティは嬉しそうに返事をした。


「ん~。ここってテイムモンスターオッケーなんかね?」


 マンションのペットオッケー的な。


「もちろんオッケーだよ」


 そりゃ良かった。……ってNPCと話してもしょうがないか。


「今、NPCだと思ってるんじゃないかい?」


 おおう?


「プレイヤーっすか?」


 女将さんはプレイヤーだったらしい。


「そうだよ。って言っても、宿屋の女将なんかやってるけどね」


 女将さんは若い。二十代前半ぐらいだろうか。年齢を変えることは出来ないので若い。


「いや、女将なんて職業あるんですか?」


 女性特有の職業だろうか。


「まあね。戦いの面よりも生活の面で活躍出来そうだからね」


 女将さんは笑って言う。


「女将にはどうやって?」


「そうだね。まず、戦闘系スキルは持たず、最初っから家事スキルを極めて、初期は料理人だったよ」


 なるほど。


「しばらく家事系スキルを極め続けて、ここの女将さんから声をかけられてね。そこからこの宿屋で働いて職業獲得クエストをやったのさ。接客、料理、サービス、その他のことをやらせれたよ。その結果、ここの女将を継いだけどね」


 苦笑しつつ言う。そういや、ここの宿屋の飯が途中から美味くなったよな。


「飯も女将さんが作ってるんですか?」


「あんたはそうだね。名のある客にはサービスしないと」


「道理で。最近、ご飯が美味しくなってると思いました」


 最後にそう言って、部屋へと戻った。


「……ったく。そんな気遣いはいらないよ、ガキだろ、あんた」


 女将さんの呟きが聞こえた。


「ガキじゃねえっすよ、お姉さん」


 そう返してやった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ