ソロプレイ開始
たまに出てくるステータスですが、装備品の数値は入っていません。
あと、しばらくは主な男キャラがリューヤしかいない状況が続きますが、後々に何人かは出てきます。
では、infinite ability online をどうぞ。
「んで? 二人は参加すんのか?」
「私はするわよ。βテスターが進んでやらないと、解決しない問題なことは事実だし」
「う~ん。私は皆と相談するよ。ギルドで参加するのが一番だと思うし」
二人共やる気満々だな。
「頑張って解決しろよ。まあ、俺はレベル上げでもするけどな」
俺は少し笑って言う。俺も参加はするけど。
「う~ん。数日は皆と行動するから、お兄ちゃん一人だよ? 大丈夫?」
リィナが心配そうに言う。
「大丈夫だって。今日で大体のコツは掴めたから、後は経験だけだしな」
まあ、後は慣れるだけだ。
「私もギルドの皆と行動すると思うから、気を付けてね。油断は禁物よ」
「わかってるって」
姉ちゃんは俺が返事したのを確認してからどこかへ行ってしまった。
「あっ。ごめんね、お兄ちゃん。フィーリアちゃんからメッセージ来てた。行かなきゃいけないから、またね」
リィナも、手を振って去って行く。
「……ふぅ。んじゃ、飯食ってからまた行くか」
一人になってからそう呟いて、宿へと向かった。
▼△▼△▼△
「はっ!」
俺は薄暗くなったフィールドで、ビックボニーを倒した。
ビックボニーを苦もなく倒せるようになってきた。魔法でも五分の一は削れるし、剣なら二回で倒せる。
もうここでのレベル上げは無理になってきたな。他を探すか。
現在のステータスはこれ。
職業:魔法戦士 Lv7
種族:ヒューマン
種族特性:全ステータス1UP
level:10
HP:170
MP:150
STR:45 (+12)
DEF:25 (+3)
AGI:30 (+8)
DEX:20 (+4)
INT:40 (+7)
MDF:20 (+4)
VIT:25 (+3)
LUC:25 (+3)
振り分けポイント残数:4
装備欄 防具
頭:なし
腕:なし
胴:黒いシャツ
腰:黒いズボン
脚:皮の靴
左手武器:鉄の片手剣
右手武器:木の杖
スキルスロット1:片手剣術 Lv7
スキルスロット2:黒魔法 Lv7
スキルスロット3:索敵 Lv10
スキルスロット4:殴術 Lv3
スキルスロット5:蹴術 Lv2
所持アビリティ
【スラッシュ】 【サンダーボール】
【ファイアボール】 【パンチ】
【アイスボール】 【キック】
こんな感じだ。
『索敵』はかなり使ってるからスキルレベル上がりまくり。まあ、10だけど。
【パンチ】と【キック】はそのまんま。大して威力もないのであんまり使わない。
スキルレベルを上げたいのでちょっと素手でビックボニーを倒してみよう。
「おっ? いたいた」
ビックボニーはのんびりしていた。
「はっ!」
走って、横から腹を殴った。
「ブゴッ!?」
ビックボニーは驚いて飛び上がる。そこを狙って蹴った。
……まだ三分の一ぐらいしか減ってない。
「【パンチ】!」
ドゴッ。ビックボニーの顔面に拳を叩きつける。スキル補正のある綺麗な左ストレートが決まった。
「ブフー!」
こっちを向いて頭を振って牙で攻撃してくるが、ちょっと距離を取って避ける。
「そら、よっと!」
攻撃が終わって隙が出来たところに蹴りを叩き込んだ。
「ブヒッ!」
HPが三分の一になって、やっと倒れた。
「【キック】!」
ゴスッ。腹に思いっきり蹴りを喰らわせてやった。
「はっ!」
倒れたことをいいことに、殴る蹴るでボコボコにした。
「ふぅ。やっぱ素手はキツいな」
ビックボニーを倒して消えた後に、一息ついて呟く。
「おっ? 新しいスキルがある」
何だろうか。
『奇襲』。ふーん。初撃のダメージが増えるのか。しかも、パッシブスキル。
ビックボニー相手に不意打ちしまくってたからな。何回か不意打ちすることで手に入るんだろう。
offになっていたので、onにしておく。パッシブスキルにはon、offがあるんだったな。思い出した。
「今日は暗いし、宿に戻るか」
もう寝たい。
俺は宿に戻って行った。
▼△▼△▼△▼△
「ん~。よく寝た、のか?」
微妙だな。
「今日は別の狩り場に行くか」
南の森は立ち入り禁止になってたしな。まあ、わざわざ死にに行くことはしないが。
北の洞窟は難易度が高いみたいだしな。
俺が昨日行った所は西の草原だったか。……ん? ビックボニーじゃない、ボス級モンスターがいるって言ってたな。ちょっと、そいつを倒してみたい。やっぱ昨日と同じ草原でいいか。
「とりあえず、行くか」
午後はちょっと、鍛冶屋とかに行きたいし、当てもなく探索するんだったら早く行った方がいいだろ。
俺は西の草原へと向かった。
▼△▼△
……情報収集でもすれば良かったな。
とりあえずは遠くへ歩きながらモンスターを狩っていたのだが、強敵は出てこなかった。
「ボスってことは、どっか特別な場所にいんのか?」
わからないな。
俺は、その辺のモンスターを借りながら、色々と思考していた。
「……ふぅ。ちょっとステータスの確認でもするか」
何か、飽きてきたし。
Lv13か。数値が中途半端になったステータスに振り分けて、と。余りはそのままにしておく。おっ? 新しいアビリティが増えてるな。
そういや、『剣術』などのスキルはLv10毎にアビリティが増えるんだったな。
一応、新しいスキルの確認でもするか。
【クロススラッシュ】。敵を十字斬りする。
【ファイアストーム】。炎の竜巻を発生させる。
【アイスストーム】。冷気の竜巻を発生させる。
【サンダーストーム】。雷の竜巻を発生させる。
『索敵』。半径20メートル内の敵を察知出来る。
これが新しいアビリティか。『索敵』はLv5毎に5メートル範囲が増える計算だな。道理でちょっと遠いモンスターも察知出来たハズだ。




