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新しい世界

飽きたからやる気出るまで放置しとこうと思ったら半年経ってましたね

秋の日は釣瓶落としなんていいますけど春も夏も冬もでしたね

目が覚めたが俺は昨日と同じ施設にいたし俺の体は女のままだった。どうやら夢では無かったらしい。机の上に置いてあった菓子パンを手に取り齧る。どうやら普通の食べ物は食べれるらしい。血以外受け付けないなんてことにならなくてよかった。なんてことを考えていると部屋の奥から母さんが出てきた。


「起きたかい?体の調子はどう?何か変わった事があれば報告するんだよ。」


「今は特に大丈夫。むしろ元気だから早く帰りたいんだけど…なんか色々検査とかあるの?」


「ああ。今日は帰れないと思ってくれ。運動能力も測っておきたいしね。あぁ、そうだ。渚が買っていたゲーム、壊れていたから新しいのと、渚のVRヘッドギアを持ってきておいたから検査が終わった後ならやっていいよ。」


「マジ!?いやー楽しみにしてたから早くやりたかったんだよね。どんなステ振りにしようかな…」


SMOにはVIT,STR,DEX,INT,AGI,LUCの基本ステータスに加えてMP,スタミナのバトルステータスの計8つのステータスに自由にパラメータを振り分けることが出来る。


どのようなプレイスタイルにするか想像してると母さんから一言。


「楽しみにするのはいいけど先に検査だ。性別が変わるなんて初めて見たからねぇ…しっかりデータを取らせてもらおうじゃないか!」


検査という名のデータ収集に関しては割愛させてもらおう。ひとつ言うなら運動能力はそこまで変わっていなかった。むしろ若干落ちたが事故のせいということにしておこう。


「さぁ!早速始めよう!とは言ってもスキマジについてよく知らないし、少し触ってから削除してもう1回ちゃんとしたデータを作るか」


VRヘッドギアにカセットを差し込みベッドに横になりゲームを開始した。


『スキル・マジック・オンラインの世界へようこそ。種族の設定をしてください』


「ほう…種族の設定から出来るのか。結構あるなぁ…人間、獣人、エルフ……お、吸血鬼あるじゃん。折角だしこれにするか」


『プレイヤーネームを設定してください』


「ナギっと」


ちなみに俺はプレイヤーネームは固定する派だ。渚だからナギ。単純だろ?


『職業を設定してください』


「職業は…魔法使い、弓手、アサシン、剣士、拳闘士、鍛冶師に料理人…色々あるけど、アサシンにしよう。スピードは正義だ」


『アバターを設定してください』


「アバターか…本人を参照する…ってこんな機能使うやつ何処に…待てよ?」


これ使えば鏡に映らないせいで見れなかった俺の顔見れんじゃね?


「そうと決まれば本人を参照で決定だ!」


アバターが形成されていく。母さんの髪と同じく雲や雪よりも白い髪にルビーの…いや、血液のような真っ赤な瞳。顔のパーツは整っており誰がどう見ても可憐で守りたくなるような美少女だった。


「これが俺かぁ…どうせこのデータはすぐ消すしアバターはこのままで行くか。」


『ステータスを振ってください』


「最初のステータスポイントは20か…職業をアサシンにしたからAGIに全振り!…は流石に辞めておこう…AGIに10,STRとLUCに5づつ振っておこう。」


『全ての初期設定が完了しました。間もなく最初の街、エイネスに転送されます。』


「よぉし!目指すは最初のボスを倒して2番目の街に行く!今日一日でやってやるぞ!」


視界が光に包まれ最初の街エイネスに転送された。如何にも中世って感じの建物に囲まれている。


「うおぉ…グラフィックすっごいな…流石は超人気タイトル…今までのゲームとは違うってのは本当らしいな。さて、まずは武器と装備の確認だな」


手元にメニューUIが出現しそれを操作する。どうやらUIは思考操作で出せるらしい


PN:ナギ

«種族»

吸血鬼

Lv.1

VIT:6(1)

STR:6

DEX:1

INT:1

AGI:14(11)

LUC:6

MP:20

スタミナ:20


«装備品»

右手:冒険者の短剣(ATK+5)

左手:装備品無し


頭:装備品無し

胴:冒険者の鎧(VIT+3)

足:冒険者のスカート(VIT+2)

靴:暗殺者の靴(AGI+3)


«アクセサリ»

第1スロット:装備品無し

第2スロット:装備品無し


«スキル»

隠密術Lv.1(MP5:敵に見つかりづらくなる。スキルレベルが上がると効果が上がる)

致命視Lv.1(MP3:敵の弱点が分かるが敵に気付かれやすくなる。レベルの離れた相手には通用しない。スキルレベルが上がると成功率が上がる)

致命刃Lv.1(MP2:弱点に当てた時威力が上がる。スキルレベルが上がると威力が上がる)

«パッシブスキル»

夜目(夜や洞窟等の暗い場所を視認しやすくなる。)

«種族スキル»

吸血Lv.1(MP0:敵に噛み付くとHP,MPを吸収するがスキル発動中に攻撃を受けると被ダメージが倍になる。スキルレベルが上がると吸収量が上がる)

«種族パッシブ»

太陽の忌避(朝、昼の時間中全ステータス10%減夜の時間中全ステータス10%増)

眷属化(mobに対して吸血を使用すると確率で眷属になる。確率は隠しステータス:信頼度が上がる度に増えていく。眷属になったmobはパッシブスキル:太陽の忌避を得る)


なるほど…隠れて急所を探して攻撃が基本らしい。一撃で仕留める暗殺者ロールという事だ。


「スキルも確認出来たし、早速フィールドに出てレベル上げだ!」


そうして最初のフィールド『修練の森』に出かけるのであった

VIT:HP,防御力が増加する

STR:攻撃力、持てる武器重量の最大値が増加する

DEX:生産職の器用さと遠距離攻撃の当たりやすさが増加する

INT:魔法攻撃力と魔法防御力が増加する

AGI:速度と隠密率が増加する

LUC:アイテムドロップ率とレアドロップ率が増加する

MP:スキルや魔法を使うのに必要。時間経過で回復する

スタミナ:ダッシュや登攀の際に必要。徒歩か停止状態で自動回復する

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