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4、レティシアちゃんの信頼の理由 すきるってすげー(小並感)

ギルドの中に入ってみると皆がイメージするような典型的なものだった。

受付嬢みたいなのもあるじゃん!!おっと、危ない落ち着かなければ...

などと考えながら受付嬢さんに近づくと、


「あれ、見ない顔ですね。最近村に来たんですか?」

「はい、そうなんですよ。お金がないので登録して、稼いでいこうかなって思ってたんですけど...登録ってできますか?」

「はい、問題ないですよ。私の事は、ルーシーと読んでください。では、冒険者についての説明はどうしますか?」

「じゃあルーシーさんお願いします!」

「では説明させていただきますね」

と言ってルーシーさんが説明してくれた内容はこうだ。


"冒険者にはランク制度があり、初期ランクには例外を除き皆'Fランク'から始まる。

ランクは上から、序列付き,S,A+,A,B,C,D,E,Fとなっている。

序列付きというのはランキングのようなもので、序列付き1人だけで戦争の状況がまるっと変わってしまうほどである。50位まである。

ランクを上げる方法は、クエストをクリアして昇格試験を受けれるようになり受けてクリアしてやっと一つ上げることができる。

そのため運と実力の両方を持った人しか序列付きになれない。

勇者でこの序列に入ってる人もいるらしい。

初登録は無料らしい。クエストで死んでしまってもギルドは責任を取らないという契約もある。

登録が終わったあとギルドカードをもらえるのだがこのギルドカードをなくしてしまうと、再登録時に罰金が発生してしまうので注意しないといけない。

冒険者同士の争いについてもギルドは責任取らないようになっている。

最後に、死なないように最善をつくすこと。"

とのこと説明をすべて聞いたあとに


「これ、紹介状なんですけど...」


と、今朝レティシアちゃんからもらった紹介状?的なのをルーシーさんに渡した。


「あ、はい少しお待ちください。」


と言って、ルーシーさんは紹介状を読んだあと、慌てたような、緊張したような顔になったかと思うと、奥の方へ消えていった。


「どうしたんだろ...?」


と混乱しているとルーシーさんが戻ってきて、


「別室にきてもらえますか?」


と聞かれた。レティシアちゃん紹介状に何書いただろ...?

まぁ、別に断る必要がないので


「いいですよ」


と答えたら


「付いててきてください。」


といって受付嬢のカウンターから出てきて横の扉の奥に行ってしまったので慌てておいかけていくと。


2階にある少し雰囲気の違う部屋に通された。まさか絵に書いたような客室か?


「座ってくれ」

「じゃあ、お言葉に甘えて」


なんか上からの言い方のいかにもギルマスですよって人がそういった。

そして自分が座ったあと


「早速だが、本題に入らせてもらおう。」

「本題?」


いちよテンプレみたいに聞いておこう


「ああ、あんたに聞きたいことは2つある。1つ目だが、どこで彼女...レティシアとであった?」

「レティシアちゃんとですか?」

「ああそうだ」

「自分がこの村に入ろうかどうか悩んでたらレティシアちゃんに話しかけられてなんやかんやあって、紹介状?的なのをもらったんですよ。」

「嘘は...ついていないな...」

「そりゃそうですよだって全て事実ですし。」


嘘発見器でもあるのか?いやスキル持ちか?まあどうでもいいや。


「まあ、それについてはいい。そして、2つ目だが...なぜ魔族のお前が、この村に来た...?」


と聞かれたと同時にこの部屋に緊張が走る。そう、私が殺気を少し放ったのだ。

何故バレた?レティシアちゃんの紹介状に書いてあったのか?いやそれとも...

いや、ルーシーさんが怯えたような顔になったってことはそうなんだろうなぁ...

少し脅してみるか...そのほうがおもしろそう。


「へぇ、それを知ってどうするんです?」


声に圧をかけて返事してみる。

殺すための時間稼ぎだったり、この村から出てけって言われるのかな?

なんて考えてた自分が馬鹿に思えるほどの答えが帰って来た。


「いやすまないッッ!誤解させるつもりは無かったんだッッ!」

「へ?」


と、すごい勢い謝られたせいで変な声が出てしまい、殺気が収まってしまった。

ギルマスの言いたかったことを要約すると、


過去に戦争以外で人を虐殺するような魔族を冒険者にすることはできないらしい。私が、吸血鬼であることを伝えると案の定「やはり無理だったか…」と言われた。

吸血鬼は過去にそんな事件があったらしい。眷属を増やすためだけに虐殺された村があったそうだ。

でも、今回に限ってはレティシアちゃんにはスキルがあるので、紹介自体は信用できるとのこと。

ならば、もし冒険者になれない種族の魔族なら村を守ってもらう守護者などがいいと考え、この村にいる間に村が襲われたら守ってもらおうとかんがえたらしい。


収入としては、宿代無料と毎日銀貨2枚もらえるらしい

通貨としては、銅貨1枚100円、銀貨1枚で1000円、金貨1枚で1万円らしい。


私としては断る必要ないしいいかな?

戦闘経験もしてみたいからね

だから、


「いいですよ、私としては断る必要ないですから。」

「本当か!?ありがたい!」



私もやらなければいけないことがあるので滞在時だけですけどね。仕方ない。


とまあ話し合いは終わり帰ってもいいことになった。


早く宿に帰りたいのに...帰りたいのに...なんでギルド出ようとしたら冒険者に絡まれるんだよ!!

はぁ、つらすぎ...

次回、冒険者死すデュエルスタンバイ

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