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2、やべぇー奴の集まりがこのクラス

やるつもりはないといったな、

あれは嘘だ((((ウワァァァァァァ〜

〜勇者(転移者)サイド〜


まさか現実でこんなファンタジーな出来事が起こるとか誰も考えない。異世界転移ってほんとにするものなんだしかもクラス転移って、てことは"あの子"もきてるのかな?いやクラス転移だから来てるはずだよね。



私、「宮瀬(みやせ) 燈夏(とうか)」はいつものように電車に揺られ音楽を聞きながら、あの子のことを考えていた。そう、クラス内でいじめられている子「神田 愛」のことである。私は初めて見たときから彼女に惚れていた。しかも初恋である。彼女は容姿も可愛らしく、頭も良い。表面上はとても落ち着いているクールビューティーに見える子である。しかし少し内面に触れるだけで、彼女がとても陽気で可愛らしい子である。そんな子は普通だったらいじめられるはずがない。だが、私のクラスには、彼女のような人を妬む人がいてしまった。

なんど、彼女がいじめられていたか。そんなのは数え切れない。自分もかばった後の仕返しなどが恐ろしく、傍観するという主犯と何ら変わりない行為をしてしまっていた。

そんなことを考えているといつの間にかいし機がなくなっていた。



「………ろ!……iろ!おきろ!」

「ん!?なに!?」


私は誰かに起こされたおかげで意識が覚醒した。


「え、ここどこ…?」


相当混乱した。どこかわからない王城のようなところに自分がいたからだ。

これは異世界転移と言うやつか?

驚きと困惑で声が出ない。そんな思考をしているうちに、


「大丈夫か?」


私のクラスのクラス委員長の「上野(うえの) 紗千(さち)」が話し掛けてくれた。

私はとっさに

「うん、大丈夫だよ」

と答えた。

大丈夫なはずがない。事実吐きそうなレベルで困惑しているのだ。

周りを見渡すとクラスの皆がいる。寄りにも寄っていじめっ子たちもだ。運が悪い。

と、とっさに私は彼女がいないか探した。しかし見つからない。別室にいるのかな?紗千に聞いてみよう。


「ねぇ、紗千。」

「ん?なに?」

「神田さん、どこいるかわかる?」

「…………」


彼女は黙り。そして周囲を見渡した。その行動だけで紗千には把握できていないんだなと察することができた。


「いない、みたいですね…。」


なぜ、彼女がいない。クラスの皆はいる。いじめっ子を含め教師まで、なのになぜ彼女がいない。

そんなことを考えていると、


「おお!勇者様方よ!」


などという声が響き渡った。

そして皆の視線が声のしたほうへ向く。

そこにはいかにも王様風の男が玉座に座っていた。クラス委員長を代表してか、それはわからないが、紗千が、質問した。


「あなた方は?」

「私達はこの国、ファンデックの王とその召使い共や外交官などです。勇者様」


と召使い?の人が話す。


「勇者とは?」

「魔王を殺すために与えられた役職なようなものです。ステータスと仰ってみてください。ステータスが見えます。」


と言われ皆一様にステータスと言い出す。

私もおなじようにステータスと呟いていたのだった。


「ステータス」



 【名前】 宮瀬 燈夏

 【種族】 人間

 【職業】 暗殺者

 【称号】 転移者、勇者

 【スキル】 基本暗殺術、鑑定、言語翻訳


 【レベル】 1

 【HP】 200/200

 【魔力】 35/35

 【物攻】 35

 【魔攻】 80

 【素早さ】 180

 【防御】 18

 【運】 64



などという、ステータスだった

周りも似たようなものが多かった。魔術師なら魔力が多かったり、剣士なら攻撃系統全般が強かったりするらしい。



「やはり勇者様方で間違いなかった!この世界をお救いください!」


と、王自身がいったのだった。


そして、その場に対して紗千は


「一度クラスの皆で考える時間をください」


と伝えるのだった。


何か考えるかのようにしたあと召使い?は、許可をだしてくれた。



………………………………………



クラス会議


「どうする?」


といじめっ子である「酒井(さかい) 亮太(りょうた)」が聞いてきたのである。

その取り巻きたちは


「異世界なんて楽しそうだしいいんじゃない?」

「騎士とかと一緒にレベル上げて魔王倒すならできるんじゃない?」


などと言う声が多数上がっている

先生である「乙坂(おとさか) (そら)」が質問


「神田ちゃんがいないけど、それに対しては?みんな意見ある?」

「いらないでしょ、あんなやつ」

「いなくて逆に良かったでしょww」


と質問に対し答える酒井と取り巻き。

暗殺者のスキルで殺してやろうか考えたが関係ない。

今殺してしまっては、現実世界に戻れなくなってしまう。それまでは、殺せない。

怒りを抑えながら私は、意見を出す


「皆のステータスを確認しあって、前衛や後衛を決めて戦うべきだと私は思うよ。おそらく魔王を倒さない限りいつもの日常には戻れないと思うからね。」


その私の言葉に皆が固まる。

今は先生を含め29人いる、これなら数の暴力や勇者のスキルとかでなんとかレベルを上げれば魔王は、倒せるとおもう。どうなるかはわからないが。


「その意見がやはり最もね、この国は皆の意見を重宝してくれるように感じるわ。だからレベル上げとかをしに行くのが一番だと思うわ。」


と、紗千が言う。

皆もそれに納得したようで、王様にはそのように伝えることに最終的に決まったのであった。


そして各自に与えられた部屋へ戻り、私は泣いた。

ショックだった。おそらくは長い間愛しの「愛」には会えないのだから…。


そんなことを考えてながら泣いていたらいつの間にか寝てしまっていた。


そして次の日、今から魔王が動き出すまでは約2年ほどあると思われると王様が言っていた。

そして、クラスで話し合い、過去の勇者の話を見たりなどをして、魔王との戦闘で一番レベルの低かった勇者をはじめの目標として、2年後までにレベルを最低でも130まで上げるのが目標として決まったのだった。


そして約1年と5ヶ月がたった頃、魔王が生誕したと情報が王様からはいった。現在のレベルは130を超えている人がほとんどの状態だ。


初めの3ヶ月感、ぐらいは皆の状態は良くなかった。

ダンジョンで魔物を殺す感覚が気持ち悪くて仕方なかったのが理由だろう。


その後半年ほど、高難易度ダンジョンに籠もりみな、レベル上げに専念したのだった。このあたりで高い人は85レベルに到達した始めたのだ。


そしてその後の2ヶ月を過ぎたあたりから120レベルを超える人が出始めた。


そして今になるまで、少しペースを緩め観光などをしながら魔王を討伐するためレベル上げにいそしむのであった。


その間の死者は0

これには紗千のスキルや役職のおかげである。

紗千スキルがあるだけで、腕が吹っ飛んでも、元通りに戻るのだ。そのおかげで皆がレベル上げを恐れずに行けたのもあるのだと思う。



私の目標は変わらず、愛する彼女、に

謝り、この変わらぬ気持ちを伝えること。

そのためなら何でもするつもり。



そして、ついに今日王国からの連絡が入り、魔王を討伐するための討伐隊が結成されるのであった。




おーい、雑いぞー…

って訳で勇者サイドの修行編は後々めちゃ頑張って書くので今回ふっとばしたの許してください。なんでもしますから

(何でもすると入っていない



主人公:神田(かんだ) (あい)

    もとい、シエラ・S・ヴァーミリオン

シエラの方で基本的に活動していきます。


とりあえずメイン勇者の名前


乙坂(おとさか) (そら)

酒井(さかい) 亮太(りょうた)

上野(うえの) 紗千(さち)

宮瀬(みやせ) 燈夏(とうか)


その他は必要なときに名前やステータス類を出します。

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