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15、魔王姉、まじかよ...

軍の挨拶にはレティシアちゃんは連れて行かないことにした。

レティシアちゃんが泣いちゃったりしたら可愛そうじゃん?

第1、2軍の魔族達に一言入れに行く前にニコラ言いって置かないておかないといけないことがあったのを思い出した。


「ねえねえ、ニコラ言いたかったことあったんだけどいい?」


「ん?なに?」


「勇者の相手は私がやる。だからこれを渡しておく。勇者と合ったらこのボタンをおして。」


と、ペンダント型の魔道具を渡す

神器とまでは行かないが、魔道具ぐらいは作れるのだよ!


「なにこれ?」


「ボタンを押したら、ボタンの押された場所が瞬時に私に知らされる道具。勇者には殺しておかないといけないやつがいる。」


いけない。少しさっきが漏れてしまった。ニコラが少し怯えている。

けど、ニコラが私が勇者を倒す!とか言い出さないようになりそうだしいいか。

こんな会話をしているときでもリコルは私に下手したらそのまま襲ってきそうな勢いでベタベタくっついて来ようとする。正直、うざい。

さっき真面目っぽいって思った気持ちを返してほしい。


「姉さん、恥ずかしい...」


「リコルさん、やめてね?」


また、少し殺気を出す。

しかし、丨変態(リコル)はこんなものでは折れないようだ。

離れてくれなかったので流石に面倒くさくなっちゃって、腹パン(軽め)をお見舞いした。

あ、変態がその場でニヤニヤしながらノックダウンした。

なんか、ご褒美ですとか言ってたように聞こえたが、そんなもの聞こえなかったいいね?


「おいてっていいかな?絶対ついてこさせたら厄介なことになるよ?」


「うん、そうしよ...」


自分の姉が変態であり恐怖などのいろいろな感情を感じてるのだろう。

もしくは過去にも...?


「まさか昔にも...?」


「うん、そうだよ。私にも一時期だけどそうだった。」


おいおい、実の妹にも欲情かよ!


「どうしたらいいかな?」


「.....向こうが飽きるまで?...かな?」


嘘...でしょ..?


「私のときだと、急に落ち込んだ日があってその次日からはもとに戻ったよ。それまであずっとあんな感じ。」


もうまじやだ...


とまぁ、そんな話題で盛りあがりながら進んでいると、


「お、ついたよー」


とニコラがいう。

そこは、まんま会議室だった。いや、まじで。

そこには村紗と、魔族が2人いた。

ふたりとも悪魔のような外見だった。どちらとも顔立ちが似ており、双子か?と思えるほどだった。

片方は少し胸が膨らんでいる。うん、女性だね。

もうひとりのほうはわかんないや。

けど見た感じ男っぽい。

けどあれ?部下たちは?


「あれ?部下の方は?」


私がそうきくと女性(おそらく2軍の副隊長)が


「外でお待ちになっております。」


とても丁寧に対応してくれた。

リコルと同じ種族じゃないといいけど…

というか私の外見に初見で驚かないのはこの人が初めてかも?1軍の副隊長のほうは、すこしぼーっとしちゃってるし。


「連れてってくれる?」


「はい。私についてきてください。」


と言われたのでついていくことにした。


あとは今のうちに、私の能力全般を封印しておくことにした。いくら手加減できるとはいえ、流石にほんの少しでも加減を間違えると死んでしまう状態では私も怖いからね。

能力の封印の解除自体はタイムラグなく行えるが、封印は少し違う。

まず、今の私では、ステータス(ないけど)だけを封印することはできず、自分の意識でしかコントロールできないため、それを制限することはできない。できて魔力の出力の上限を定めるぐらいだ。

上限を定めたところで死ぬものは死ぬからそこは意味がないと判断し、上限の設定は破棄とした。

次はスキルに対しての能力の封印だ。

まず、融合魔法は強すぎるため、第四ぐらいの封印として封印するとした。このとき、融合魔法にステータスの一部を載せて封印するという荒業により、ステータスの封印を可能とした。

残り11個のスキルを封印した。その他スキルのうちの複数と、神系魔法、神の怒りを封印した。

魔眼とかはステータスを載せて封印ができなかったため封印することはやめた。

理由はわからぬ。

あと、並列思考とかは便利だから残しておくことにした。

現在のステータスは大体10分の1ぐらいまで下がった。

それでもニコラとリコル、村紗、リグの四人でも私を倒すことはできないだろうね。

魔眼が残っているだけでもあのニコラたちの空間からは抜け出せるのだ。

どうやるか?それはもしその時が来たらにするとするよ。でもそうなったら封印解くだろうけどね!

とまぁ、そんな感じの封印をしつつ、仮面をかぶる。


※注:下位神であるシエラは中位神の世界の中での、一つの法則である、スキルに従っていないと行けないのです。スキルなどに縛られないぐらいの神格を手に入れたら、中位もしくは、上位神に格上げです。


そんな複雑なことをしているとは思ってもいないニコラたちについていく。

ニコラは私の行ったことに気づいたとは思うが、今はその話題を出さないらしい。

とりあえず一言かけたら人間の街にでも行って、王様とかと話を付けに行けたらいいなぁ。









金曜と土曜で少し投稿休みました。


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