10、vsリグ
すいません。少し短いです。
「まさか負け認定されてる?」
「は!?お前がここにいる!?!?」
リグにしては、珍しく慌てながら聞いてくる。
「いや普通にあの空間を破ってでてきたんだけど...」
「そんなはずない!あの空間がやぶられるはずがない!!いやあってはならないはずだ!いやこうなっては仕方ない村紗!魔王様を連れてはやくにげろ!!」
「あ!ちょっと待って!!」
逃げられては困るので内部からの干渉不可の結界を村紗の周りを囲う。一様魔王達も入れておいた。
と同時にリグが斬りかかってきた。
でも来る可能性があるとわかっているならば、いきなり襲われても対応できる。
氷結魔法で再度、剣を作り、いなしていく。
「クソッ!クソッ!」
やはり、さっきのかかと落としとかも効いているのだろう。怒りと焦りのせいで思考が回っていない。
「もう少し落ち着いたほうがいいよ。」
とアドバイスをあげて思いっきり腹パンを決めてやった。
飛んでいかれても困るので、真後ろに物理攻撃吸収効果の結界を張っておいた。
そのおかげで私の目の前に倒れるようにやられてくれた。回収が楽でいいね。
〜村紗視点〜
「嘘でしょ?リグまで...しかも魔王様達の魔法が破られるなんて…」
『あぁ、到底私達じゃ倒せんだろうな。私の固有スキルがあってもな。だが、奴からは、はじめから殺気だけでなく敵意すらは感じないぞ。村紗よ。』
神器であるレーヴァテインがそう答える。
神器のスキルを使っても殺せないということは神であると言うことなのだろう。それならあの強さも納得がいく。
しかも、私達は結界だと思われるものに阻まれて逃げれることも参戦することもできなかった。それが、何よりの証拠だろう。
だがしかし、敵意すらないとはどうゆう事なのだろうか?こちらから襲ってしまったのだ、少しは殺す覚悟を最も思うのだが…。いや、待てよ。神がこうなるだろうと、教えていた?いや、まさか…な。(正解です☆)
だが、味方である可能性が高いのは事実である。
しかもそれ以前の問題として、あの娘、私の事を同僚と言っていた。ということは同じ転移者?いや、あの子は吸血鬼だったはず...。
異世界人ってことで同僚?もしくは転生者?
もしかして、私の考えていることが全く違くてただ魔王軍の仲間ってこと?それなら魔王様にも言うはず...
あああああ、わからん!わからないことが多すぎる。
相棒であるレーヴァテインにも意見を出してもらって、最終的な見方を決めるとしよう。
「レーヴァテイン的には彼女どうおもう?」
『どうって?』
「敵か味方についてと、同僚と言ったことの意味の2つについてだよ」
『ふーん、まぁ敵か味方のどちらかの問については、後者だろうな、じゃなければもうお前らはもう殺されてるだろうな。しかし生かされている。なら、後者である可能性が高いはずだ。2つ目についてはわからない。情報がなさすぎる。直接聞くほうがいいだろうな。』
と、そっけなく言われた。
だがレーヴァテインの言うとおり、情報がなさすぎるのも事実。
こちらが敵対行動を取らなければ、おそらく襲っては来ないだな。事実向こうからの攻撃はなかったはず。
攻撃はすべて反撃のみだ。しかも先制で攻撃したにも関わらず一発もまともに入らなかったのも事実。
はあ、これはレーヴァテインの言っていたように直接聞くしかないか。
などと考えていると、
タイミングよく彼女がこちらに近づいて、
「あなたは抵抗するの?」
その美しすぎる顔に一瞬言葉が出なかった。
が、すぐに意識を切り替えて思考を巡らせる。
というかなぜ抵抗するのかとか聞いてきた。抵抗なんて無理だろ。私と互角で戦えるリグがボコられたんだし。
神器のレーヴァテインも無理って言ってるし。
とりあえず両手上にあげて降参のポーズでも取ってしかないか。
「いや、やめておくよ。あんたからは敵意も感じないし、敵意があったとしても戦って勝てる相手じゃないからな。」
「ふーん、素直なのは嬉しいね。もう、襲ってきたのはそっちだっていうのに!なんかこれじゃあ、私が悪人みたいじゃん!」
プンプンという効果音が似合いそうな感じで話してきた。
まあいい、敵意がなく、殺すつもりがないなら、同僚ということに対しての質問をさせてもおう。
「で、疑問だったんだけど一ついい?」
「ん?いいよー?」
と、さっきの戦闘が嘘のように軽く答えてくる。
「あなたは敵?それとも味方?もう一つ、同僚ってどういう意味で言ったの?」
彼女にそう、聞いてみる。
さて、素直に答えてくれるのだろうか…




