♯2
嫌な予感的中!!!!!!!!
「刹那さーん!!!」
悠を呼んだのは・・・裕亮だった。裕亮はニコニコしているが、周りにいる女子は悠を睨みつけている。
呼ばれたので仕方なく読んでいた本を閉じ、裕亮のもとに行こうとした時、
「がんばれ!!悠!!」
ひっそりとルナが言った。
(がんばれって・・・どうゆう意味?)
すたすたと裕亮の席にいくと、すぐに声をかけられた。
「刹那さんって頭いいんだよね?ここ分からないんだ・・教えてくれる?」
そういって、数学の問題集を見せた。確かにここの問題は、平均正解数が少ないかなり難しい文章問題だった。
ふと、裕亮の方を見ると、一生懸命考えているのか頭を抱え悩んでいる。
その姿はまるで、問題が解けない小学生のようだった。
間違っているところを教えようとした時―
「わかったーーーーーーーー!!!!!!!!」
いきなり裕亮が叫んだ。それと同時に式を書き直す。あまりにもいきなりすぎりる行動に悠はびっくりしたが、無邪気でかわいいと思ってしっまた。
クスクスと悠が笑っていると、裕亮はにっこりとして、
「刹那さんありがとう!!!!刹那さんのおかげで問題分かったよ!!!!」
<ありがとう>と言う言葉に悠はドキッとした。
「私、何にも教えてないよ?分かった方がすごいと思うよ?」
そう言い切ると、二人は顔を見合わせて笑ってしまった。すると裕亮が、
「また問題分からなくなったら教えてくれる?」
「もちろん!」
すぐに答えは出た。悠はとてもうれしかった。
でも、どうしてこんなにドキドキしているのかが分からなかった。
裕亮はどんな風に思っているのかも気になった。
「二人ともいい感じっ!!」
ルナは、かげで見守っていた。
ハツコイ♯2読んでいただきありがとうございます。
あららールナのかげ薄くなっちゃいました(汗
これからもっと面白くしていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。