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お題シリーズ

初めての恋 失恋を乗り越えて

作者: リィズ・ブランディシュカ



 僕の初恋は、不器用極まりないものだった。


 好きな人に声をかける。


 たったそれだけの事に一か月もかかってしまった。


 そんな体たらくだったから、横から現れた転校生に、彼女をかっさらわれてしまったのかもしれない。


 消極的な僕と違って、彼は積極的だった。


 顔と名前を憶えてから、声をかけてデートに誘うまで、一日もかからなかった。


 そんなだから、あっという間に彼と彼女は親密になってしまって。


 僕が付け入る隙間なんて一ミリもなかったよ。


 すごく後悔している。


 でも、そんな臆病で消極的な初恋があったから、今の彼女とつきあえているのかもしれないね。


 初恋敗れてから、数年後。


 また僕に、好きな人ができた。


 今度は絶対に、後悔したくない。


 そう思った僕は、積極的に彼女に声をかけた。


 勇気のいる出来事だったけど、昔の事を思えば頑張れた。


 それで、めでたく努力が実ってカップルになりました、とさ。


 今はとっても幸せだよ。


 良かった。


 初恋で苦い思いをしたのも、無駄じゃなかったんだって思えてさ。



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