表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/62

6、快楽主義を否定してみる試み

 快楽を追求することが目的の人たちがいます。それを快楽主義者と呼ぶとします。

 今からおれが述べるのは、人生はただ快楽を追求していればよいなどという単純なものではないという快楽主義の否定です。


 ひとつ。ヒトは、快楽の感情を選択することが多いが、快楽でない感情を選択することもある。行動の作戦を賢く構築するには、快楽でない感情を選択することが必要である。だから、よって、快楽主義は否定される。

 意思は、快不快の単純な多い少ないでは決まらないし、快不快の単純な算数で決まるほど単純ではない。


 ふたつ。ヒトの心の目的は行動を決定することであり、快楽は行動という結果を得るための途中過程にすぎない。だから、快楽を目的とするだけの生き方は、望むべき結果にたどりつけない。


 みっつ。脳の快楽中枢に電極をぶっ指して、快楽を得るだけの人生は嫌だ。


 よっつ。ヒトは、自分が何を快楽に感じるのかを理解していない無知であるため、既知の快楽を追求するだけでは、より大きな快楽を手にできない。


 以上の四つの論理によって、快楽主義は明確に否定される。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ