第三十七話 一時しのぎ
───空色の青年たちは現在、獣王国に立ち並ぶ一軒の家の中で
息を潜めて居る。見遣る先には家主の、ビーストマンの姿を見詰
め。
敵地に放り出されたオレ達は、人目を気にして取り敢えずで入っ
た家の中で、此処へオレらを攫って来たビーストマン二人に尋問
していたのだけど。彼ら曰く迎えらしい者が転移付近へと姿を現
しそこかしこで家探しを始めてしまい、オレらが見付かるのも時
間の問題。と、思っていたそんな所で。
「貴方たちは外のヒト、ですよね?」
何て此方に今言葉を飛ばした彼が、彼がその迎えらしきへ応対し
てくれたビーストマンで救世主様。序にこの家の持ち主だと思わ
れ。
彼自身、そして尋ねて来たビーストマンの対応を鑑みるに、彼は
ただのNPCでは無いと思う。所謂中身入り。それも出自不明組
の方で。つまりロリ様関係のキャラ。
どうしてかは分からないけどそんな彼はオレ達を助けてくれたら
しい。
「屋内。もっとしっかりクリアリングをして置くべきだった」
「んね。オレも空き家だとばっか思ってたわ」
相棒の小声にオレも油断があったと認識する。焦っていたとは言
え建物の中の安全をしっかり確保して置くべきだったよね。此処
は敵地、もし背後を取られていたら終わってたかも。特にオレや
ロリ様何かはさ。おー怖!
油断してたオレ達の背後を安々取れたはずの存在、家主のビース
トマンが迎えに“異常なし”と伝え。迎えらしきは既にこの場所
から去った後。
“チラリ”と見た窓越しにもう彼らの姿は見えない。音声も拾わ
れないでしょう。
オレは家主さんへと視線を合わせ。
「外の人ってのがこの拠点以外って言うなら、そうっすね」
「やはり……」
「んで。此方からも質問なんですけど、さっきの対応を見るにオ
レ達を庇った、助けてくれたー……って。そう都合よく考えちゃ
っても?」
「ええはい、考えの通りです」
「マジ。んじゃ何で───」
「騙されるとでも思ってるの? この獣」
言葉を挟んで来たのはロリ神様。ロリ様は助けてくれたらしいビ
ーストマンの彼を睨み。
「お前獣陣営の者でしょ? それがどうして、同胞をこんな風にし
ているわたし達を助けるのかしら? 知らないでしょうけどわた
し達は騙し討ちでこの場所に居るの。だから敵のお前を簡単には
信じられない。いえそもそも信じる気なんか欠片も無いわ」
「騙されたのはロリ様だけだけどね~」
「止められなかったおまえも同罪だもん」
『だもん』ってコイツ……。今からでも外に放り出して泣かして
やろうかな。
「何やら事情があったのですね。では信じられずとも当然だと思
います」
「ほら。アイツ自分で当然だって言ったわよ。此方の方が数も多
いし、サクッとあの獣をやっちゃいなさいな」
「!? ……」
騙されて此処に飛ばされたロリ様が何か偉そうにオレへ命令して
る。ウケる。
「は?普通に嫌だけど? スナック感覚でPK何かしねーよ、オレ」
「!」
「そうとっと───はあ!?」
「だって助けられたの事実だし。オレってば受けた恩は仇で返さ
ない系でやって来てるからさ。だからメンゴリラ」
「言ってる場合!?こいつ敵、て・き!なのよ!? 後めんごり
らって何!?意味分かんなけどムカつくから二度と使わない
で!」
「あーはいはいのはーいっと。なあえっと───」
ロリ様へ適当に返事をしつつビーストマンへと顔を向ける。馬を
意識してキャラクリされたっぽい彼は、薄い赤色の鬣を僅かに
揺らし。
「『トロラオ』。名前はトロラオです」
「あい。トロラオさんね。んじゃ最初から家に居たって事はさ、
さっきの話しとかも全部聞いてたよね?」
「ええ」
「なるなる。その上でオレ達の話を完璧に理解してるってー……
事は。オレ達がトロラオさん達のギルド、いや勢力?陣営? ま
あそんなどれかに類する物の、どれかで対立してる陣営ってのは
分かるよね。
でも今オレ達を助けてくれたってのはどうして? 感謝と恩は別
にしても、事情や理由の説明があると助かるんだけどー……」
「それは……私達が外に出たいからです」
単純に家の、って事では無いんだろうね。てか今。
「もしかしなくとも今“たち”って言いましたよね?」
「! ……ええ」
彼は一瞬“しまった”と言う表情を浮かべた。同時に相棒とリス
トゥルンさんが静かに武器を手にする、しちゃうので。二人を意
識しつつ。
「いやいやいや。お互いそう警戒しないでもいんじゃね? このロ
リ様はああ言ったけどさ、オレ達は別にトロラオさん“たち”を
攻撃する気ってないよ、無いよな?」
「……ああ」
「……ルプス様がそう仰るなら」
相棒とリストゥルンさんは武器を取り出したけど構える事はしな
かった。ふう。
さっきの、迎えとの会話的に居るのは子供って話だけど、話自体
ホントかどうかは分かってない。だからこその指摘に、彼は凄く
素直に反応して見せたからね。だから相棒もリストゥルンさんも
身構えちゃったんだろうねー。
はーいきなり攻撃とかじゃなくて良かった。これで少しは良い
話し合いができそう。
オレは視線を再びトロラオさんへ戻し。
「助けてもらった恩も考えるとっすね。今出てけって言われれば
オレら素直に出ても行きますよ(誰か居るのは確定っぽいし)」
「はあ?何でわたしが獣ごと───」
「はいちょっと黙っときなさい。ロリ様話すと話しややこしい事
になるから」
「きゃッ。ちょっと───んん!?」
「ああ、ああルプス様そんな!」
引きこもりってのは引きこもってる時は最強でも、こうしておん
もに出たら何て事無いのよな。
オレは煩いロリ神様を抱き上げ口を手で塞ぐ。バリバリに事案の
構図だけど、此処で通報する奴は誰も居ないのだ。ロリ様ハラス
メント警告とか知らんやろし。ワハハ。
「んでさ。どうして欲しい?オレらに出てって欲しいっすかね?」
「……いえ。私たちは居てもらっても構いません」
彼はほんの少し悩む素振りを見せた後。言いながら部屋の奥へと
手招きをして見せ。
「「「……せんせい?」」」
「大丈夫。このヒト達は悪いヒトでは無いよ」
「(ふーん。居たのはマジで子供だったのか)」
奥から子供タイプのビーストマンキャラが三人姿を現した。子供
たちは駆け出しトロラオさんの足へと皆でしがみつく。
ワーオまるで本当に中身が子供の様なロール。それとも、本当に
中身が子供でも入ってるのかね。……ありえそう。
「あー……良かったな。ロリ神様。お友達ができそうだぜ」
「ん~~!ん~~~!!」
「そっかそっか嬉しいかー」
ジタバタと暴れるロリ神様には構わず。
「はあ。最初の質問に戻って悪いが、何故自分たちを助ける? ま
だその辺りを聞けてない。外に出たい、とは何だ?」
「それは……。どう説明したら良いものか。私も悩んでいるんで
す」
相棒が彼に質問を飛ばした。今度はロリ神様の邪魔も入らず。
「私たちはこの国の外へ出たい、出してあげたいのです」
「出ればいいだろう。扉は開いてるはずだ」
「出来ないのです、そう簡単には。だから貴方方、外のヒトの力
を借りたい」
「……ゲーム仕様以上の事情がありそうだな」
相棒の言葉通りだと思う。と言うか普通にただのプレイヤーであ
る相棒が転移できない時点で何とな~く察しはついてる。
裏に絡んでるのはロリ様達、他所の住人達だろうね。
「トロラオさん。話せるならその辺りの事情をもっと聞きたいん
だけど、良いっすかね?」
「ええ勿論です」
「おっしゃ。んじゃ事情を聞くその前にー……。ほいパス」
「え? ええ!?」
オレは抱き抱えていたロリ様を、心配しつつも助け出そうとしな
かったリストゥルンさんへと手渡し。
開放されたロリ様がオレへと飛ばず抗議の言葉を全スルーして、
倒れるビーストマン二人へと近付く。
「きいてる?ねえきいてるの!? おまえヒトの話しを無視しな
い!」
「あーうんうん。……使うアイテムとかこれでいっかね」
アイテム。真っ赤な色した鎖、怨嗟の鎖を取り出し。
そのままビーストマン二人へお高~いアイテムを使用。するとビ
ーストマン二人の身体に赤い鎖が纏わり付き、真っ黒な楔が空中
へ出現しては、鎖の端を絡め打ち止める。
うーん。相変わらずエフェクトが怖すぎ。
「うわぁ……。え、今なにしたの?」
「ル、ルプス様?」
鎖に絡め取られ、禍々しい感じのオブジェクトと化したビースト
マン二人を見ては、ロリ様とリストゥルンさんが言葉を飛ばし。
その後ろではトロラオさんや子供達も見てる。ぶっちゃけ気不味
いかも。
これを知らない人、ゲームを現実的に感じちゃってる彼らからし
たらあれか。説明しないとか、これ。
「別に拷問とかしてる訳じゃないぜ? こつらこのまま放っておい
たらリスポーンされちゃうじゃん? だから復活までの時間を伸
ばさせてもらったんだよ。要はこれ、稼ぎね」
「そんな事できるんだ。ホント、不思議な世界ね此処は」
「出来ちゃうんですよロリ様」
「だからロリ言わない」
「へいへい。
今此処ってプレイヤー間戦闘が解禁されてるっぽいから。コイツ
らにリスポーンされてオレらの事をお仲間に話されると困るか
ら、暫くは此処で蘇生待ち状態をちょっと維持してもらおうって
ね」
PVP等のイベント、戦闘のルールってのは沢山あるけど。リス
ポーンが可能な場合は阻害するのが常套手段だ。戦う相手は思考
する生命、知性体が相手なのだから。そうなると必然的に情報っ
てのが大事になってくるのよねー。対人って頗る性格と頭の良い
人が多いし。ホントにね。
だからどの場所で何人、一体どんなスキルで倒されたかとか。そ
う言った情報伝達を遅らせる目的でリスポーン遅延アイテムって
のが仕様で存在している。純粋な妨害系スキルだね。
単純目的でも戦力復帰を遅らせるってのもデカイ。なのでリスポ
ーン等が条件設定できるPVPとかだと、リスポーン阻害系アイテ
ムとかって際立つのよね。こうしてさ。
「「……」」
「これで“ちょっと”か」
「ちょっとはちょっとよ」
「ふん」
相棒に笑われてしまう。
倒れるビーストマン二人の周りには赤い文字で“シール”と言う
文字が漂っている。おどろおどろしいエフェクトと音共に。
使ったアイテムはレア物。少なくとも今日一日はこの子たちはリ
スポーンできないだろうね。中の人が居るなら大パンログアウト
モノだ。でも仕方ないよね。
現時点でオレ達が此処に居るって情報は敵の大将には知られたら
ダメな情報だし。一日ってのは可愛そうだけど、オレもレアアイ
テムを消費したって事で一つ。うんうん。
さってと。これで直ぐオレらの事は知られないはずだ。
「よっーしこれで静かに話せるぜ」
「なになに。この二匹ってばずっとこれな訳? ぷひゅひゅ!いい
気味じゃない!
女神、いえわたしに敵対した者への処罰。わかってるじゃないお
まえってば!」
「やめろ人を悪く言うの。
これ拷問とか、そう言うのじゃねーからな?」
「ぷひゅひゅ!」
「もう聞いてもねーし!」
狭量なロリ神様はオレの話何て無視して、倒れるビーストマンに
悪戯をはじめてる。あのロリ様はさて置き。オレ達を助けてくれ
た馬型ビーストマンさんへ。
「取り敢えずそっちの名前は教えてもらったし、今度は此方の自
己紹介から始めとくか。此方の渋いおじ様がブルクハルト」
「……(コートの男性が小さく手を上げ応える)」
「あっちのちっさいのがニルス、隣で止めるべきかどうすべきか
悩んでる顔してるお姉さんが、リストゥルンさんね。
んでオレがルプス。まあ───知ってる人風に言うなら女神の一
派って言えば分かっかな?」
「はい。そうなんじゃないかとは思ってました」
オレ達の事を見てあんだけ冷静ならPCでも、そして会話を完全
に理解してる辺りただのNPCでもないっぽいからね。なら残る
は魂入り、ロリ様達側のキャラで確定だもんね。
自分たちの所属は明かしてもいいでしょ。後々の事を考えてもこ
の辺りはまだウソを吐かないほうが良いよね。
「ならそうだな。助けてくれた理由の外に出たいってのをさ、も
そっと詳しく教えてもらえたり?」
「ええ。でもその前に」
彼は手招いた子供達へ。
「先生はこれからあちらのお客様と大事なお話があるんだ。だか
ら悪いが、今日は勉強はお休みにして。代わりに広場でうんと遊
んで来てくれるかな?」
「「「ええ!やったー!」」」
「ああ。遊びすぎて疲れない様にね」
「「「はーい!」」」
オレらを怪しんでいた子供達が一気に表情を笑顔へ変え、一斉に
家を飛び出して行く。そりゃ勉強が中止ってなったら、子供は皆
ああなるよな。オレも言われたかったもん、宿題はありませんと
か講義中止とかさ。
外へと消える子供達。その後ろ姿を見てふとオレは。
「やっぱあの子供達も……」
「ええそうね。入ってるわね」
「うおッ!」
いつの間にかオレの足元に居たロリ様に呟きを拾われてしまう。
「マジ? 子供もかよ。てかその、あー何もかも止まった世界って
事は……ああー……」
「何考えてるか知らないけど。知りようも無い事で悩まない方が
良いわよ? それにあんなの見た目だけなんだから」
「え?そなの?」
「そうなの。魂の記録が子供だったのか、それとも自ら望んで子
供になったか。あのレベルじゃ此処へ来た時点で本人ですら曖昧
に、多分望みが何だったかすら覚えてないでしょうね」
望んで記憶を手放した、って事か? できるのかどうかとか気に
なるけど。知った所でオレには現在将来合わせ得に関係のない話
しだよね。
「何にしても。おまえが深く気にしなくて良いわ。
そもそもわたしへの扱いを鑑みれば、おまえって気にもしないで
しょ? 繊細さと無縁な粗野で粗暴なおまえには」
「バカ言えオレは紳士だぜ? 女性子供キャラには天井知らずに優
しいさ」
「ならわたしにももっと優しく、甘く、傅いて媚びへつらってみ
なさいよ」
「してるだろ?」
「どこがッ!?」
オレは大分優しいと思うんだけどなぁ。ま、別にそのアピールは
どうだって良いとして。
「あの……。話しても良いだろうか?」
「あ、ああごめんごめん。お願いしますッ。トロラオさん」
此方のコントの区切りを待っていてくれた彼に話の主導権を渡
す。
「はい。では……。私達が外に出たいと言うのは、この国、獣王
国からの脱出を意味しています」
「ほほう?(だろうね、とは思ってたけども)」
脱出ねえ。
「もー……出ればいいじゃない」
「だからそれが出来ないんだろう」
「はあ?」
ロリ様の言葉を相棒が拾う。と言うかコイツさっきの話聞いてな
かったのかよ。
「そう、出来ないんです。これはこの国の決まり。厳守すべきと
強いられた、絶対ルール。
“ケモノ、皆外へ出て行く必要なし。此処こそ安全な獣王国。”
“ヒト、皆中へ入る必要なし。此処こそ危険な獣王国。”
ケモノの為の王国、獣王国は人を受け入れない。
これがこの国のルール。王の決め事です」
襲われた時にも聞いたけど、何だかすんごい拠点名ー。後動物だ
けの王国って、えらいもん考えたな。
ん?てか拠点名って事? この辺りでそんな名前の拠点聞いた事
ないぞ。
まあエリア一つ、区分けされたフィールドにしたって広大だし。
オレが気が付いてないって拠点も一体どれだけある事か。
その中の一つなら、まあ納得か。
此処じゃマップ意味ないけど、多分オレが普段行かない所なんだ
ろうね。
「私は、元々はこの国の者ではありませんでした。流れた場所は
もっと東の辺りだったのです。
この奇跡のような世界へ流れ着いた時、私はそれまでと違う体を
得て、そして……。この奇跡を、忘れていた感覚、未体験を知る
喜び。それらを思い出し、同時にこの世界全てを見て回りたいと
思ったのです」
彼。ロリ様が前言ってた所謂“流れ”って奴なのかな?
と言うか流れの方が圧倒的に数多いんだろうなぁ。
「平原、町、村、いつか見たヒト々。そうしてこの世界を見てい
る時ある噂を耳にしたのです。この何処かに“ケモノの為の王国
が存在する”と“同胞を集めている”と」
「へえー……(仲間探しねー)」
「奇跡の世界を見て回るのが好きだった私は、勿論そんな面白い
話を聞いて探さなかったわけがない。ヒトや噂を頼りに探し回
り、そうして遂に私はこの場所を見つけたのです。
ここの者は皆とても友好的で、私の姿、魂の事も全てがこの国で
過ごすに値すると。大いに歓迎された事を今も覚えています。
この場所もきっと素敵な思い出になると思いました。
それが、それが私の最後の旅。この国へ足を踏み入れて以降私は
一度もこの国の外へ出られた事はありません」
「うへーマジ?」
「はい。此処での滞在を終えたと思った私は、次なる思い出を求
め外へと向かいました。ですが迎い入れてくれた門番は頑なに私
を通してはくれず、聞けばこの国では外へ出るには王の許しが必
要なのだと言われました。
だから私は王に会い許し求めたいと思いましたが……会う事はで
きませんでした。
ケモノは皆王国を出る必要が無い、と。王を守る者たちにそう言
われて」
話し終えた彼が此方を真っ直ぐと見つめ。
「私はこの国が好きです。住まうモノには同胞も多いですから。
貴方方が此処を壊すと言うのなら、私は手を貸せません。戦うの
は得意でありませんが、それでも此処の為に戦いましょう。
私に良くしてくれた此処の者の為に」
彼の言葉に相棒たちが武器を構え。ロリ様はオレの足を掴む。
「ですが、ですがもし貴方方が此処を破壊しに来た為政者、そう
で無いと言うのなら。頼みがあるのです、願いがあるのです」
皆黙って彼に話を促す。
「どうか私達が此処から出る事を、助けてほしい。
私は、私はまた外を見たい、歩きたい。子供たちに小さな広場で
はなく、かつてあった侵される事の無い大自然、それと似たモノ
がある事を教えたい。平原を走る、山を超える、夜空を見上げ続
ける事だって教えたいのです。
見慣れるはずのない、見慣れた景色を。
もしも約束をしてくれるなら、私は貴方方の力になりましょう。
この国を出るための。外を再び歩くために」
馬型のビーストマンは空色の青年たちへ、協力を申し出た───
最後までお読みいただきありがとうございます。この物語が少しでも楽しめる物であったのなら
幸いです。




