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「わぁ、噂に違わずすごいわね」


 テーブルに並んだ食事を見て璃子さんも目を丸くする。


「今日は、璃子さんの前祝のつもりなので」


はるちゃんは笑顔を見せた。


「前祝?」

「はるちゃん、大げさよ。まだ、いつ入籍するとか全然決まってないんだから」

「入籍?」

「ああ、えっとね。すぐじゃないんだけど、今度、結婚するの」


涼がはじかれたように俺を見た。俺は力なく笑う。


「なので、今日はその前祝をしようと思ったんです」


きっとこれは、はるちゃんなりの俺に対する激励の意味もあるんだろう。この肉じゃがは前に食べたときに母さんが作ったのと同じ味がすると言ったことがある。はるちゃんはそれを覚えていたに違いない。


「そう、なんだ。璃子さん、おめでとうございます」


涼はほかに言葉がなかったのだろう。絞り出すように言った。


「璃子さん、結婚、おめでとうございます」

「おめでとうございます」

「ありがとう」


そして、夕食の時間となった。




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