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お泊まり会6

「おーい陽斗!朝だぜ!」

「ゴホゴホ」あーやっぱり体調悪くなってる!!頭痛いし…

「陽斗体調悪そうだな…大丈夫か?」

「あぁ、大丈夫。今起きるから…」そう言って圭に支えてもらいながら、立ち上がった。

「あっ圭。おばさんに言うなよ。心配かけたくないし…」

「学校は?」

「荷物あるし、いったん家帰って考える」

「無理するなよ?」

「ありがとう」


リビングに行くと、

「おばさんが朝ご飯いる?」って聞いてきた。でも無理そうだったから、

「すいません。いつも食べてないんで…」そう言ってごまかした。

「あと、いったん家にかえるので、電話貸してください」

「あぁいいよ」そう言って電話を貸してくれた。

「あっもしもしあーくん?あのさ、迎えに来てくれない?圭の家に…」

「圭君の家?あっいいよ!後10分位待っててね」

「はーい」

「後、10分位で来るらしいです」

「10分!?もうくるじゃない。おめかししなくちゃ!」そう言っておばさんは洗面台の方に行った。

「母さん!?あんまり朝日さんに入れ込み過ぎたら、親父に怒られるぞ!」

「はいはい」おばさんが見えなくなった所で、我慢していた咳を吐き出した。

「ゴホゴホ、ゴホゴホハァハァ」

「陽斗!?やっぱり体調悪いか…大丈夫か?」

「ゴホゴホハァハァうん、大丈夫…」そういいながら、僕は圭にもたれかかる形で倒れこんだ。

「陽斗!?」そのとき、圭の家のインターホンが鳴った。

「あーくん…」

「朝日さんだろうから、もう少し頑張って!」

「うん…」そう言って息を整えると、玄関に行った。

「あーくん!」

「ひな君?大丈夫か?」やっぱりあーくんにはばれているみたいで、すぐに言われてしまった。

「うん…多分」

「あっ朝日君?」とおばさんが玄関にきた。

「昨日からひな君をありがとうございました。またご飯でも行きましょうね」

「そうね。じゃあさよなら♪」

「おじゃましました!じゃ、圭また後で…」そう言って僕は圭の家を出た。

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