お泊まり会4~夕ご飯~
圭が用意してくれた着替えは半袖だから腕の傷が隠れていなくて、結構嫌だった。でも圭に
「ごめんな。でも俺も気にしないけど、母さんもそんなの気にしないから、安心して!」そう言われて、少し安心した。
リビングに着くと、美味しそうな夕ご飯がテーブルに並んでいた。
「美味しそう!ありがとうございます」
「いいのよ。あっさっき朝日君から連絡あって、陽斗をよろしくお願いします。だって!久しぶりに朝日君の声聞いたわ!いい声ね」おばさんは、あーくんのことを誉めているようだ。
「えへっそうですか?」僕は思わず照れてしまった。
「陽斗!さっさと食べようぜ」と圭がしびれを切らしたように言った。
「了解で~す。圭様」と言って僕らは笑った。
「「「いただきます」」」
「俺兄弟居ないし、いつも母さんと2人だったんだよね…」
圭の家はお父さんが単身赴任しているらしくて、実質2人で暮らしていた。
「そうそう。陽斗君が来てくれて良かったわ。あっそうだ!陽斗君、今日泊まっていったら?」
「えっいいんですか?あっでも…」発作がおきるかもしれない状況で、あーくんが許してくれるかな?
「朝日さんに電話してみたら?」と圭が言うので、おばさんに電話を借りて、あーくんに電話をした。
プルルルル
「もしもしあーくん?あのさ、今日圭の家に泊まっていい?」
「泊まる!?ひな君、今日の体調は?」
「うん!絶好調!」
「なんかあったらいつでもお兄ちゃんに電話しろよ?」
「えっ、ってことは?」
「あぁ。お泊まり許可しよう」とあーくんはお泊まりを許してくれた。
「やったーありがとう!」
「あっおばさんに変わってくれ」
「はーい」
「あの…あーくんが代わって欲しいって…」僕はそう言っておばさんに電話を代わった。
「私!?あっ分かったわ」
「はい。もしもし?」
「あっすいません。こんなことになってしまって…」
「いいのよ。あっ朝日君も来る?」とおばさんは冗談まじりに言った。
「えっあっすいません。今日は下の弟のことがありますので…」
「あら残念ね。また別の機会に会いましょう?」
「そうですね、じゃあこれで」そう言いながら、あーくんは電話を切ったようだ。




