第1話 キャンプ場
初めて書きます。
よければ、見てください。
東山 優編
第1話 キャンプ場
−青陵高校放課後−
2年生の教室で、ある紙がくばられた。
その紙は前から後ろに渡されていく。すると、1人の青年の前にきた。
「おい、ユウ」
「あ、ごめん」
彼の名は、東山 優。優はその紙を受け取り、見た。
「……キャンプか」
最初は、興味無い反応だった。だが、読んでいくと優は驚いた。
「…7日間、1週間もやるの‼︎?」
優の発言に続き、みんなも驚き、ざわつき始めた。
すると先生が机を叩き、こう言った。
「これは、やりたい奴だけでいい。...誰かいるか?」
すると優は、手を上げようとするが、隣の友達が
「7日間か、だったら家でのんびりした方がいいな?」
「そ、そうだね...」
優はちょっとがっかりした顔をした。
周りのみんなは手を上げない。すると、先生は
「これは、7月28日から8月3日にやるそうだ。だから、7月27日まで、待ってるぞ。じゃあな。」
と言い、教室から出た。
「さよーなら」
みんなは言った。
おくれて優も
「さよーなら」と言った。
−学校終わり 帰りぎわ−
優は考えていた。
【どうしようかな...みんなはやらないっていうしな】
すると、優のスマホに、電話がきた。優は誰だろうと思い、スマホを見ると、そこには冬夜の文字。冬夜は優の親友だ。
「......!トーヤからだ‼︎」
すぐ通話ボタンを押し、話した。
「何?どうしたの?」
すると、
『おう、ユウ。あのさー7日間のキャンプ...知ってる?』と冬夜は質問してきた。
優は
「あぁ、知ってるよー。28から3日までのやつじゃん?」と言った。
すると冬夜は、楽しそうにこう言った。
『そう‼︎それさ、一緒にやろうぜ‼︎?』
「‼︎?トーヤが‼︎?珍しい」
それもそのはず、冬夜はなんでも嫌がる性格だからだ。
なのに冬夜は、
『なんだよ、珍しいって』
と自分の事をあまり分かっていない返事だった。
優は言った。
「ごめんごめん、トーヤがやるなら僕もやるよ」他のみんなはやらないっていっていたので、諦めていたが冬夜のおかげで、やる勇気が出た。
『よっしゃー‼︎じゃあまた28日に迎えに行くわ』と冬夜は言った。
「う、うん。ありがと。」
『じゃあな』...プツッという音で電話は終わった。
その時、優はこう思った
【......トーヤが、あのトーヤが⁉︎いつもいつも、めんどいとか言うあのトーヤが、キャンプをやりたいなんて、成長って怖いなー】と。
−それから数日後−
優の家の前に、車が来た。冬夜の親の車だ。
冬夜は助手席から、優を呼んだ。
「ユウー!こっちこっちー‼︎」
「おう!」
優は答え、冬夜のいる車に向かった。車の後部座席に乗ると、冬夜の父が運転席にいた。
「お願いします。」と優は言うと、
「久しぶり。ユウくん元気だった?」と冬夜父が言った。
「お久しぶりです!元気すぎて、ある意味やばいです。」微笑みながら、優は答えた。
すると冬夜父は不気味笑い、
「ハハハッそうか、それはいい、運転しがいがあるな」と言った。
冬夜は振り向き、言った。
「ユウ...お前、やっちまったな......」
「え?」と優は言うのと同時に、冬夜父はアクセルを強く踏んだ。
−キャンプ場到着−
「ハハハハハー‼︎大丈夫かい?ユウくん、ごめんな」と冬夜父は言っている。なぜなら、優は冬夜父の暴走運転にやられ、吐いていた。
「オエッ......」
「親父は、元気な奴見ると、いじめるんだ。.....ごめんな?」と冬夜。
優は、
【...............もう乗らない、絶対に】と吐きながら、思っていた。
冬夜父はもう帰りたいのか、冬夜に
「じゃあな。帰るわ。」と言いながら、帰っていった。
その理不尽な行動を見ていたら、優の気分は、いつの間にか治っていた。
それを見て、冬夜は言った。
「よしっ、行くか!」
「うん。」
優は、これから起こる事を考えているのか、楽しみにしているような顔をして、キャンプ場を見ていた。
ありがとーございました。