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河豚計画

1941年1月までは準備期間として戦闘はありません

1940年5月 満州

アメリカから支援を受けている国民党軍とソ連から支援を受けている共産党軍と満州軍及び日本陸軍は満州国境近くで未だ戦闘を続けており、様々な新兵器の試作品を満州に送り込み試験を行なっていた為兵器開発者の間からは満州試験場と呼ばれていた。そんな満州の前線基地に一台のトラックが護衛されてやって来た

「また内地から新兵器が届いたぞ」

「今回はなんだ?前回はチハ車に75mmを無理矢理載せたような戦車だったが」

「今回は電探のようだ」

「電探なんて何に使うんだ」

「ドイツから輸入した対空用らしい、これに航空機が写るからそれを頼りに迎撃をすれらしい」

「頼りになるのかい?」

「ドイツでは実戦で使用済みらしいから信頼はできるだろう」

「確かにドイツ製なら信頼出来るな」

ドイツから迎撃にレーダーを使ったらどうだ?とアドバイスされた日本軍は急いで八木博士などのその道の専門家を召集し急いでレーダーの開発を始めた。

また丁度この頃から満州では満州飛行機を始めとする様々な軍需工場が完成し、兵器の自給が出来るようになってきていた。

満州のある居酒屋での会話

「そういえば満州に大量の工場が建てられ始めているが誰がそんな資金を出しているんだ?」「ドイツのポーランド侵攻の際に多くのユダヤ人が迫害されたらしい、その時に樋口中佐って人が過去に凍結された河豚計画っていう迫害されているユダヤ人を満州にユダヤ資本事呼び込むって計画を実行に移した結果、多くのユダヤ人が満州に逃げてきて多額の資本が満州に流れ込んだ結果こうなったようだ」

「もしかして関東軍が解散されて一部が満州軍に編入されたのもこの件に関係あるのか?」

「あぁ関東軍には軍人だからって中国人に好き勝手する奴が多くて、もしユダヤ人にそんなことされたら計画は失敗するってことで、関東軍を解散して満州軍への編入を希望した中からちゃんとした人格者だけを選んで満州軍に編入させたそうだ」「つまり満州軍に編入したのは人格者の志願者だけってことか?ちょっと厳しくないか」

「なんてたって五族協和を唄い多数の民族が暮らす国だぞ、軍人が威張って民族同士の仲を悪くしたら国が滅びかねないからな気を使っているようだ」

「多民族を抱えると大変だな、多民族と言えばどうやらアメリカ政府が三国同盟を結んだ頃から日本政府に日本が大陸から手を引かないなら輸入を規制するって言い出したらしく傀儡国と言われる満州はともかく併合した朝鮮からも政府は手を引こうとしているらしい」

「何故だ?ドイツのオーストリア併合と違って日本の韓国併合は両者の承諾と他国からの了承を得たはずだぞ」

「アメリカが朝鮮の併合を認める桂タフト協定で日本にフィリピンの保有を認めさせたがアメリカはフィリピンを1943年に独立させるようだかし、上海や朝鮮北部に反日の独立派が居るらしくて上海のはともかく北部のはソ連からの援助があるとかでそれなりに危険らしい、独立派が変な力を持つ前に朝鮮を独立させたいらしい。その代わり満州、朝鮮共に独立の際は日本と通商条約を結んでもらうって条件のようだ」

「それじゃあ満州や朝鮮から本土へ行くときはパスポートが必要になるってことか?」

「いいや、日本はこれから独立するであろう同盟国以外の植民地に大東亜共栄圏っていって同様の政策を取るつもりらしく今回の満州や朝鮮はその為の試金石のようだ」

「同盟国以外の列強が植民地を手放すかね?」

「政府には独立するっていう確信があるようだけどね…」

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