フランス戦開始
ドイツがフランスに侵攻した頃の話しです
1940年5月初旬
4月の初めにデンマークとノルウェーを占領したドイツ軍は破竹の勢いでベルギー経由でフランスに侵攻を始めた
陸軍
「おい、ドイツがフランスに侵攻を始めたぞ」
「フランスは宣戦布告以来、国に籠って全く戦っていないからな」
「確かフランスは第一次世界大戦で若い男が沢山死んだからまだ人が集まらないそうだ」
「だからフランスはマジノ線を構築したのか…ところでマジノ線は役に立っているのか?」
「ベルギー経由で侵攻したから役に立たなかったそうだ」
「軍事費の7割を使用したこともあったのに無駄だったようだな」
「しかし、ドイツ軍の電撃戦は凄いな、我が軍でも出来ないだろうか」
「補給線が伸びきる上に我が軍は補給が弱い、更にはドイツ軍ほど戦車や航空機はあっても兵を輸送する車両が存在しない」
「早く兵を運べれば良いなら自転車でも良いんじゃないか?」
「確か中国戦線で自転車を移動手段にしていた部隊があったが素早く移動出来たというぞ」
「自転車なら安くて沢山手に入る上に自動車と違って国民の大半が乗れるから我我が軍は戦車と自転車で電撃戦をしよう」
こうして銀輪部隊と呼ばれる部隊が編成され、戦車師団と共に行動することになった。
海軍
「ドイツがフランスに侵攻を始めたぞ」
「それにしてもフランス海軍は動かないな…世界五代海軍の一つなのに」
「もしドイツがフランスを占領したら建造中のフランスの艦を譲って貰えないかな?」
「確かにドイツの大型艦用ドックは少なくビスマスク級とクラーフツェッペリンでいっぱいで補助艦用ドックも海軍は水上艦よりUボートを優先しているそうですから手に入れば譲って貰えるかも知れませんね、相当な代償で」「とりあえず戦況を見極めて考えよう」
「ところで各地の造船所での艦の建造は進んでいるかね」
「翔鶴級や大和級の建造は順調です、このままいけば1941年内には完成しそうです。他には陽炎級の量産も進んでますし、補助金を出した民間船や大鯨級などの空母への改装や千歳級水上機母艦に潜水母艦機能の追加、伊勢級の大改装、ドイツからインド洋での通商破壊作戦の依頼が来ているのでUボートをベースとした1800トンの戊号潜水艦の大量建造なども行われています」
「伊勢級は3、4番砲塔を撤去し大和級と同じ新型機関を装備し速度を29ノットまで上昇します、戊号潜水艦は伊14潜水艦で得た水中高速潜航能力を持つ涙滴型で水中翼を持っている水中性能重視型です。ドイツから貰ったUボートでは小さいと思ったのでサイズが2.5倍し魚雷の本数や航続距離を延ばしてます」
「空母への改装と同時に一人でも多くの艦載機乗りの育成を急いでくれ」
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