■魔法陣について
◆ 魔法陣とは
魔法陣とは、魔力を構造化・制御・拡張するための術式装置である。
術者の魔法を補助・強化・変質させる高度な魔法技術体系であり、特にメイジ系統の魔法使いが得意とする。
魔法陣は主に三層構造で構成される。
◆ 魔法陣の三層構造
① 土台
魔法陣の根幹となる基礎構造。
魔法陣の規模
展開可能な魔力量
効力の上限値
に大きく関わる。
フレームが大きく複雑であるほど高出力・高機能になるが、
その分、構築時間と魔力消費は増大する。
② 文字
魔法陣の効果を決定する中核要素。
刻まれたルーンによって魔法の性能が変化する。
基本効力(基礎ルーン)
威力
射程
加速
拡散
高度効力(上位ルーン)
巨大
貫通
追尾
変質
呪文
※魔法使いごとに独自開発されたルーンも存在し、
同系統でも性能差や挙動差が生まれる。
③ 加工
魔法陣の耐久性・維持時間・安定性に関わる層。
加工精度によって以下が変化する。
外部衝撃への耐久力
設置持続時間
魔力循環の安定性
同時展開時の干渉抑制
加工が甘い魔法陣は、わずかな衝撃で破壊される。
◆ 呪文ルーンの特性
呪文ルーンを組み込んだ魔法陣は、
あらかじめ詠唱を内部に保存することが可能。
例:
呪文魔法陣を3基展開
各魔法陣に《ファイアアロー×5発》を登録
術者は別魔法を詠唱しつつ
任意のタイミングで登録魔法を起動
これにより、
詠唱時間の短縮
多重攻撃
奇襲的発動
など高度な戦術が可能となる。
ただし準備時間と魔力消費は大きい。
そして組み込んだ魔法の属性で色が変わる。(魔法陣の色は偽装できる)
◆ 魔法陣の弱点
魔法陣は外部衝撃に極めて脆い。
投石
矢
闘技の風圧
物理接触
などで破壊されることがある。
※加工精度・術者の力量により強度差あり。
◆ 同時展開数
同時に展開可能な魔法陣の数は、術者ごとに異なる。
影響要素:
魔力量
精神集中力
演算能力
熟練度
高位術者ほど複数展開が可能。
◆ 重ね掛け(多層構築)
魔法陣は重ねることが可能である。
例:
威力 → 加速 → 貫通
の順に多層通過させるなど。
しかし――
重ねるほど調整難度は指数的に上昇する。
調整失敗時のリスク:
魔法が効果発動前に通過
魔法陣が破壊される
効果未発動
魔法暴発
術者への逆流
高度な重ね掛けは上級ウィザードの専売特許である。
◆ 魔法陣と他魔法体系との比較
■ ウィザード魔法
魔力効率が高い
単純出力では優位な場合が多い
構築不要で即応性に優れる
■ 魔法陣魔法
威力や性能の細かな調整が可能
戦術的柔軟性が高い
多重制御や事前設置に強み
総じて、
魔力効率はウィザード優位
汎用性・戦術性は魔法陣優位
とされる。
■ ソーサラー魔法
ソーサラーは理論体系が異なり、
魔法陣との相性や評価基準も一部変わる。
(詳細は別項目参照)
■ 総括
魔法陣は、
「魔法を構造として操る技術」
である。
扱いは難しく、
未熟な者が手を出せば暴発の危険すら孕む。
だが、極めた者にとっては――
戦場そのものを支配するための、
最も精密な戦術装置となる。
著者 大術式解析の老賢
エルドリクス=アーカム




