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プロローグ


――神々の戦争――


250年前。

この世界では、神々の戦争があった。


光と闇に分かれた戦は、

世界を裂き、空を焦がし、大地を砕いた。


光の陣営には

火の神、雷の神、風の神。


闇の陣営には

水の女神、土の神、氷の神。


世界は二つに割れ、

神々は己の信念を掲げて激突した。


だが戦局は揺らぐ。

光の陣営に属していた風の神が、

突如として裏切ったのだ。


光の軍勢は一時劣勢に追い込まれる。


しかし――


火の神の説得により、

氷の神と土の神が光の陣営へと加わる。


形勢は逆転した。


そして、

光の神と闇の神が相対する。


闇の神が追い詰められた、その時。


闇の神は自らの命を代償に、

最後の魔法を放った。


――闇の加護。


それは呪いでも祝福でもなく、

ただ“闇そのもの”を大陸に広げる魔法だった。


黒き力は大地を覆い、

空を染め、命の理を書き換えた。


光の神は、己の陣営の地に結界を張る。


土の神もまた、人々を守るため結界を築いた。


闇の陣営を進軍していた火の神も、

自らの軍勢を守るためその場に結界を展開し、

やがて“火の里”を築く。


水の女神は、

闇の神の訃報を聞き、

闇の加護が降り積もる大きな湖へ身を投げた。


湖底で、

永遠に泣き続ける。


氷の神は、姉である水の女神を案じ、

湖のほとりでその眠りを見守り続ける。


戦が終わったことで、

雷の神は放浪の旅に出た。


裏切りの風の神は、

どこへともなく姿を消した。


光の神は、

これ以上人の世に関わらぬと決め、

眷属を引き連れ光の地へ帰還する。


土の神は、

結界の維持と人々の守護にその身を捧げる。


火の神は、

軍勢を守る結界の内側に里を築いた。

そうして。


闇の加護が広がった地を

人々は“魔界”と呼び、

結界に守られた地を

“神界”と呼ぶようになった。



――著者不明


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