コスナーさんの思い出
海辺の街の丘の上に住む人もない家がある。かつてこの家に住んでいた白髪の老人の生涯をたどる物語。細やかな幸せを掴み、それを守る為に懸命に生きた彼と彼の家族、その彼等の前に立ちはだかる戦争と云う名の悪魔。幾度と無く打ちのめされるコスナーさんの人生。父親も奪い取られたコスナーさん、ついに最愛の息子迄も奪い取られてしまう。最後に心の奥にしまい込んでいた怒りと悲しみを権力に向かってぶつけるコスナーさん。彼の心の叫びを聞く時、私達が忘れかけていた平和への限りない感謝と戦争を断じて許さない勇気が目覚めることを信じて…。
第一章・遠い日の旅立ち
2008/04/29 15:50
第二章 新天地へ
2008/05/02 19:25