6日目 その6
ちょっと展開が速すぎてよく分からなくなりました(泣)
3分後、俺たちは大きな扉の前に立っていた。
「ここが最上階っぽいな」
ここに、創造主がいる。こいつを説得してさっさと日常へ帰る!
「行きましょうか、先輩!」
いっせーので蹴破る。
「うわわわわぁぁ!!」貧弱そうな声が響く。
俺たちの目の前には、ヒキコモリがいた。正真正銘の。
「さっさとこの世界を終わらせろよ、このクソったれ」
俺は苛立ち混じりにこいつに言う。
しかし、先輩は止めろと言わんばかりに俺を後ろに下がらせる。
「お前が望んだ世界は何だ?なんて望んだ?」
「ぼ、ぼ、ぼくはこの世界全員オタクになればいいって思ったんだ
そしたら、皆オタクになっていて、でも気がついたらオタク王とか言うのになってたんだ!」
気がついたらだ?何言ってんだこいつは
御門先輩も首を傾げている。険しい顔で
「気がついたらだと?貴様がオタク王になりたいと望んだんじゃないのか!?」
ヒキコモリは御門先輩と俺の剣幕にビビっていた。
こういう軟弱な奴を見てるとイライラしてくる。
「ぼ、ぼく、こんなオタク王なんていやだよ、、、」
このヒキコモリがそう言ったとたんに俺たちは元の世界に戻っていた。
オマケ付きでだが。そうヒキコモリが目の前にいた。
「もう、こいつには用無しだ。あとは回収班にまかせるぞ」
回収班なるものがいるらしい。回収ってこいつをか!?
「もちろん、そうだ。こいつだって創造力の持ち主だからな」
「誰でもいいって感じですか?」
「だが、こいつは使い物にならないだろうな。精神が弱すぎる」
「あの、、、人を殺すのも無理な俺も、、精神が弱いですよね、、、」
ちゃんと最後まで言えたか分からない。声が小さくなってしまって
「誰だってそうさ。みんな怖い、気にせず働け!!」
まだ俺は働かなければいけないのか。働くと言うより変なところに連れて行かれるだが。
俺たちは車のところまで歩いていった。そこには因縁のヤツが待っていた。
そう、アイツだ。覚えているだろうか?そう何を隠そう、、、
水枕ぁぁ!!!!!!!! 思い切り助走をつけ!
かかと落とし!!! 決めた!!
そう思い、水枕のあったところを見ると、何も無かった。そう、なにも。
水枕の破片のひと欠片も無い。それを見た御門先輩が言った
「お前は、、予想外の事ばっかりしやがる。 創造力の事を知ってから1日も立たずこの状態!お前は異常だ!!」と。
いろいろ謎が多すぎますねー