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6日目 その5

なんか文の感じが途中で変わってますが

この小説は一応主人公目線なので、主人公がシリアスな気分になったら

文もシリアスになるとお考えください。

「貴様ら!!ここはオタク王の住居である!!許可なき者は立ち去れ!!」

うわーホントだったよ〜  でも、ここに創造主がいる。創造主をシメれば

俺は、この手で人を殺さずにすむんだ。平穏が一番だよね

「新人、こういう時は正面突破と相場が決まってるんだ。だから、な?」

鉄パイプとか落ちてないかなー、鉄パイプなら扱いなれてるんだけどなー

あ!!あんなところに鉄パイプが!!ラッキー♪

「お前、、、、」御門先輩が軽く目を見張った。

俺もこの運の良さはすごいと思う。相変わらず運いいな俺!!

御門先輩が警備員に因縁つけてる間に俺は鉄パイプに向かってダッシュ!!

鉄パイプを拾い、今度は警備員に向かってダッシュ!! 

そのままの勢いで警備員の腹に鉄パイプをぶち当てる!!

「ま、こんなもんですよ」

ちょっと俺は御門先輩にどや顔してみる。

「よ、よし。このまま行くか」何か御門先輩は集中していないように見える。

なぜだろう?俺に惚れたのだろうか?いや、無いな。

なぜか御門先輩といると俺はナルシストでいられなくなる。なぜだろう?

とりあえず、御門先輩と俺はエスカレーターに乗り込む。

あ、パンツが見えた。ガーターベルトじゃん!!

気配を感じたのか、御門先輩は振り返って俺を蹴ってきた!!

がたがたごろごろ!!1階のところまで転がり落ちてしまった。やれやれ

御門先輩ははるか遠くだ。急がなければ!!

俺は急いでエスカレーターの右側を駆け上がる。右を行くのは癖だ。

電車通学なんでね。ちなみに俺は東京都住みだ。

「危ないじゃないっすかー先輩」

とりあえず文句は言ってみる。俺が悪いんだけど

「ああ、悪い。じゃあ急ごうか」

やはり御門先輩は上の空だ。何を考えているのだろうか。う〜ん、気になるなー

結局エスカレーターを駆け上がっていった俺たちは上の階についていた。

でも、ちょっとピンチかもしれない。なぜなら、総勢10人ほどの家政婦と

警備員に囲まれていたからだ。なんでメイドって呼ばないのかだって?

それは、全員が筋肉質のおばさんだからだ。こんな怖い思いは人生初だろう

「よし、強行突破行くか!!」

そんな事を言った御門先輩の手にはマシンガンが握られていた。しっかりと

「先輩!!殺しはやめましょうよ!!さっきみたいに気を失わせれば、、」

最後まで言えずに俺は壁際に吹っ飛ばされた。家政婦の蹴りで

「新人!!気抜くんじゃねぇよ!!」先輩は俺のところへ駆けてくる。

「おい、大丈夫か!?血は出てないだろうな?」

俺は自分の身体をぺたぺた触ってみるが、異変は感じられなかった。

「そんなことより先輩、殺しはダメですよ!!いくら敵でも!!」

目の前で人が殺されるところなんて見たくはない。

「お前な、」そこで先輩は言葉を区切った。

「優先順位を間違えるな!!一番大事なのは自分の命だろうが!!!敵を哀れんで

自分が怪我して、死んで、なにになる!!! あとで詳しい事は説明してやる!!」

そこで、また一息つき、今度は優しい口調で

「だから、お前はそこで黙ってみてろ」

そう言って、御門先輩はマシンガンをぶっ放した。

俺は怖くて、目をつぶって耳を塞いでいた。けれど、銃声や警備員や家政婦の悲鳴は聞きたくなくても、耳に入ってきた。ふと、音がやんだ。

そして、俺は手を握られた。無言で引っ張られる。

きっと御門先輩だ。俺に死体を見せないために、ただただ手を引いてくれる。

鼻に鉄のにおいが入ってくる。なにか柔らかいものを踏んだ。

液体のはねる音がした。きっと血溜まりだ。

怖い。ひたすら怖い。目をずっと開けたくない。夢であってほしい。

逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい 

しかし、俺の思考は断ち切られた。そっと耳を塞いでいる手をどけてくれた

手があったからだ。俺はゆっくりと目を開ける。御門先輩の顔が近くにある。

御門先輩はすぐに後ろを向いた。だが、ひょいと俺にハンカチを渡してくれた。

ハンカチを渡されて気がついた。俺は泣いていた。恥ずかしい限りだ。

「3分、3分ください。3分で立ち直りますんで」

俺は言った。普通の声を出すつもりだったが、俺の発した声は完璧に涙声だった。

先輩優し〜!!

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