一週間後
<<<1週間後>>>
「早く来いツクル!!」「はい先輩ただ今行きます!」俺の名前はツクル。名字は嫌いだから基本的に言わない事にしている。中学校の頃に女子に×××君と呼ばれて、軽くキレた。そしたら、次の日から女子は俺の半径1メートル以内に入らなくなった。
「ツクル、お前何遠い目してるんだ。ジジくさいぞ?」この先輩は御門先輩だ。口調だけ見ると、男だけれど女性だ。しかも美人だ。
でも口調はボーイッシュなのに、ものすごい格好は女の子っぽい。というか女性っぽい。男の先輩方はそのギャップがいいんだと言う。
ちなみに今だってミニスカートで走っている。俺の目の癒しだ。
「今度はなにアタシをいやらしい目で見てんだ!!殺すぞ!!」俺はこの人とコンビになった。コンビというよりは、御門先輩が俺の教育係で
俺は実習生みたいなもんだ。それにしても美人とコンビなのになぜかラブコメにならない。なんでだろう?ちなみに俺はイケメンだ。
「いや、レースのパンツが見えたものだからつい♥」しかも黒だ。もしかして俺を誘惑しているのかと思った事がここ1週間で2万回ほどある。
そのうち最初の2千回くらいは御門先輩に直接聞いてみた。俺の事好きなんですか??と
「お前アタシのパンツを見たのは何回目だ?それによって指導の質が変わるぞ」頭の中で昔の記憶をたぐり寄せてみる。あ〜けっこう見たな〜
先輩とはめぐり会って1週間だが、俺は7種類のパンツを見た。この1週間のうち2日間先輩の服装はズボンだった。でも俺は見た。
しかも7種類全部言えるぞ。ガーターベルト、苺パンツ、Tバック、水玉パンツ、ピンクのレース、熊さんパンツ、そして今日は黒のレースだ。
なんで子供っぽいパンツと大人のパンツが入り交じっているのだろう。
「ここ1週間毎日見ました。1日20回ペースで。だから150回くらいじゃないすか?」
俺の意識はこの発言からコンマ数秒もかからずブラックアウトした。