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虫愛でる追放聖女はゲテモノダンジョンの妖精王となりて  作者: 青蓮
第1章 ダンジョンマスターへの道
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4.虫けらのダンジョン

 ついにダンジョンが出てきます。

 ダンジョンものはこれから生まれるダンジョンを任されるものが多いですが、あえて途中から乗っ取る形にしてみました。

 そしてユリエルの復讐で最初の犠牲者が……非モテVS非モテ!


 そして、ヒロインのアラクネちゃん登場です。

 普通に可愛いモンスター娘に癒されていってね。

 暗い岩のドームに、淡い光が女の影を映していた。

 女がかすかな声を上げて身をくねらせるたび、豊満な胸がゆさゆさと揺れる。そこに、しつこく伸ばされる男の手。

 湿った薄暗い空間に、下種な男の笑い声が響く。

 たった二人の袋小路で、女は心の底から叫んでいた。

(もうやだ!!誰か……お願い、助けて!!)

 その声にできない悲鳴は、誰にも届くことはなかった。


 ……この日、一人の破門された元聖女がここを訪れるまでは。


 薄暗い洞窟の中を、ユリエルは一人で歩いていた。

 外から見たら真っ暗だった洞窟は、中に入って少し歩くとぼんやりと明るくなった。壁で淡い光を放つ鉱石が、申し訳程度の明かりをくれる。

 洞窟はごつごつした岩肌に囲まれているが、道の広さは一定で、人が三人並んで通れるくらい。地面はそれなりに歩きやすくならされている。

 それは、ここが天然の洞窟でないことを意味していた。

 だが、完全に安全かと言われるとそうではない。

 時折1メートルほどの大ムカデや50センチほどの大グモが現れ、ユリエルの前に立ち塞がって大あごをカチカチ鳴らす。

 しかし、ユリエルは冷静に言い放った。

「どきなさい」

 ユリエルが手をかざして光魔法で照らすと、虫たちはすごすごと道を開ける。

 よく調教が行き届いているようだ。

 いや、本当に調教されているのはこんな下っ端の虫たちではない。もっとずっと大きい、この洞窟の最奥にいる存在。

(……でも本当は、こんなのに従いたくないはず。

 特に、今の時期は……)

 ここに住まう虫の意志が自分と重なればと思いながら、ユリエルは地の底へと下っていった。


 どれくらい下っただろうか。迷いようのない一本道を、だらだらと三時間ほど歩いた。

 途中、さすがに疲れたのでいくらか眠った。ここの虫たちは光魔法を忌避するので、弱く周囲を光らせておくだけで安眠できる。

 外の街道や森なんかより、ずっと安全だ。

 ユリエルはたった一人だから、無理はできない。

 それでも安眠できるここに来るまで、夜の街道や、もっと細い森のわき道を何時間もぶっ通しで歩いて来た。

 そうしないと、安眠できないから。

 つくづく、居場所がなくなったと実感する。

(でも、まあ……逃げ場がないよりはましか)

 少しすっきりした気分で大きく伸びをしながら、ユリエルは思う。

 ユリエルがここで少しでものんびりできるのは、お目当てのものが逃げないから。多少時間を食っても、それは変わらずそこにいる。

 だって、それはここから逃げられないのだから。

「もし出られるって希望をあげたら、どんな顔するかな?」

 ユリエルは同病相哀れむような笑みで、最奥の開けた場所に踏み入った。


 そこは、これまでと同じように鉱石の明かりに囲まれた薄暗い岩のドームだった。直径20メートルほどの、丸い広場。

 今はその岩壁を、ランタンの光が照らしていた。

 その中央で、一組の男女が向き合っている。

 男が下卑た笑い声を上げながら、上半身裸の女のたわわな胸で遊んでいる。しかし触れられる女の表情は、とても恋人のそれには見えない。

 男が指に力を籠めるたびに、女は眉根を寄せて身をよじる。それに合わせて、女の後ろにある黒い横倒しの樽のようなものが揺れ動く。

 何を隠そう、これも女の一部なのだ。

 女は、大きなクモの下半身をしていた。

 半人半虫の魔物、アラクネだ。

 クモの下半身についている八本の足は、固く強靭だ。その気になれば目の前の下種など、一瞬で貫き殺せるだろう。

 それでも、そうしないのはなぜか。

 こんな汚らわしい男にいいようにされて、どんなに嫌でも払いのけすらしないのは。

 そのアラクネの涙の溜まった目が、ユリエルを捉えた。

「ひいっ聖女!!」

 アラクネはぶるぶると震えて、腰より頭を下げて地面にこすりつけた。

「すみませんすみません!もうしばらく糸は出ません!

 お願いだから、熱いのだけは勘弁してください!!」

 お仕置きを本気で怖がる子供のように、ひーひー泣いて許しを請う。アラクネにとって、聖女のローブはそれくらい怖いのだ。

 そんなアラクネの後ろに、ふよふよと浮かぶ仄かに光る水晶のようなもの。

 ユリエルはそれを一瞥すると、アラクネに声をかけた。

「大丈夫です、頭を上げてください。

 ダンジョンマスターの、アラクネさん」


 そう、ここはダンジョン。

 魔物をあふれさせる小さな異界にして、本来は人の命を刈り取る魔境。大きくなれば国すらも脅かす、人類の脅威。

 そして、目の前に座すはダンジョンマスター。

 あらゆる魔物と悪辣な仕掛けをもって侵入する人間を狩る、恐るべき迷宮の主。


 しかしこのダンジョンとマスターは、その役目を全く果たせずにいる。

 獲物のはずの人間に屈服し、虐げられ、反抗すらできなくなっている。

 全ては、リストリア学園都市を支配する聖人教会のせい。ここは性質としては魔境だが、既に聖人教会に制圧された領土なのだ。


『虫けらのダンジョン』。

 これが、人々につけられたこのダンジョンの名だ。

 元々虫型のモンスターが出現する、虫系のアラクネがマスターを務めるダンジョン。

 しかしここは、生まれて早々に聖人教会に見つかり、制圧された。聖なる大都市のすぐ近くにできた運の悪さで、それはもう虫けらのようにプチッと。

 それ以来、このダンジョンは教会に飼われている。

 三階層までしか育てなかったせいでそこそこの力しか溜まっていないコアは、すぐ接収する価値もない、あえて生かして教会の力を見せつける宝物。

 降参して、必死で命乞いをしたマスターも、見せびらかすためのお飾り。

 そして、白く上質で強靭な糸を採るための工場。

 腐ってもダンジョンマスターのアラクネが出す糸は、そこらの野生のアラクネ糸よりずっと上質だった。そのうえ、戦いにも巣作りにも使われていない長いままのまっさらな糸が採れる。

 その糸は、学園都市と教会に欠かせぬ、高位聖職者の衣服に使われている。

 ユリエルの着ている、聖女のローブもそうだ。

 つまり自分の糸から作った聖衣を着ている者が、このアラクネの支配者である。

 そのうえ昔はアラクネが抵抗しないようにと、どれくらい糸が搾れるのかの調査も兼ねて、聖職者によるひどい拷問が行われたらしい。

 本能的に糸で身を守ろうとするも、焼き払われてついでに下半身のクモの部分に焼きゴテを押されたらしい。

 下半身なら跡が残っても見世物としての価値は下がらないと、そんな理由で。

 結果、アラクネは聖職者をひどく恐れている。

 それ以外の人間でも、聖職者に反撃を封じられている。

 せっかく生み出せる虫のモンスターたちも、光魔法を使う者は襲わないよう命令させられ、コアと糸工場を守るだけの教会の駒にされている。

 そしてアラクネ本人は……一月に一度、限界まで糸を搾られる。

 さらにその後、ついてきた人間たちに上半身を慰みものにされ、時に外からの客の前で聖職者に盛大にいびられる。

 それでも、反撃できない。

 反撃したら、それこそ一匹の虫けらとして容易く殺されるから。

 そんな訳で、アラクネは底辺冒険者の下種にも逆らえず、ひたすら怯えて耐えていた。


 この哀れなアラクネに、ユリエルはしずしずと近づく。

 近づくにつれて、酒と男の生臭さが鼻につく。アラクネと男の周りに転がっている酒壺と、何かを拭った紙クズのせいだろう。

 さらに歩み寄ると、男が振り返ってランタンの光をかざした。

 強い光に、ユリエルの姿がはっきりと浮かび上がる。

 白く汚れない聖女のローブの中心で、黒く染まった聖印章も。

 それを見ると、男はニターッといやらしく笑った。

「おうおう、聖女さんかと思ったら……破門されてんじゃねえか!

 何しにこんな所に来た?ここは教会かギルドに認められねえと、入ったらダメだぜ。守れねえ奴は、お仕置きだぁ~!」

 男は、粗野な造りの剣を抜いて立ち上がった。

 が、その足は明らかに千鳥足で、鼻の下は伸びっ放し。

「けど、俺のモンになるなら許してやらんでもねえぞ~!

 これからずっとここに住んで、俺の嫁になるんだ。でもって、アラクネがもっと糸を吐けるように癒すんだ。

 手始めに、それ脱いで全裸になれオラァ!」

 ただの色狂いの酔っ払いオヤジである。

 ユリエルが破門者だと知り、ついでに手に入れようとしている。一応知らない仲ではないのだが、完全に何をしてもいい気になっている。

 ユリエルは一つため息をつき、男ガン無視でアラクネに語り掛けた。

「私はもう教会の手下ではありません。

 あなたを救うことができます。

 救いが、欲しいですか?」

 教会で聖女として人々に手を差し伸べる時のように、静かに優しく道を示す。自分と彼女のために、教会とは真逆の道を。

「お辛いでしょう、こんな下種にいいようにされて。何をされても何もできなくて。

 私の言う通りにすれば、それを終わらせることができます」

「え……!」

 アラクネがすがるような顔をした。

 が、すぐには飛びついてこない。教会に逆らう恐怖を深く刻まれており、これが罠ではないかと疑ってるのだ。

 その間に、男がユリエルに迫る。

「何だ、俺に脱がせてほしいのか~?」

「やめて、私そういう気分じゃないの」

 無遠慮に伸ばされた手を、ユリエルは打ち払った。しかも、メラメラと燃える火魔法をまとった手で。

「あっぢぃ!!やりやがったな!!」

 びっくりして飛び上がる下種に、ユリエルは毅然と言い放った。

「止まって、ゲース!同意のないわいせつは犯罪です。

 止まらなければ、力ずくで止めますよ!」

 ユリエルが怒りをあらわに歯をむき、腰の短剣を抜き放つ。聖女に支給される、『慈愛』の名を持つ破邪の刃を。

 その光景に、アラクネは胸の奥が震えた。

 人間同士が、争っている。教会の手下ではないと言った聖女が、教会の手下の冒険者に襲われそうになって、反撃しようとしている。

 こんなことは、今までなかった。

 もしこの聖女が、本当に教会の敵ならば。

 いや、自分以外に自分を守ってくれる人がいるだけでも。

 アラクネの逃げたい背中を押すように、ユリエルが叫ぶ。

「さあ、救われたいですか!?」

 アラクネの肩が、びくりと跳ねた。


 初めてだ。配下以外が自分を守ろうとしてくれるのは。

 初めてだ。明確にあの教会の敵と人間がみなす存在が、ここに来たのは。元は教会の聖女らしいが、確かにいつも感じる恐ろしい畏怖を感じない。

 信じたくなった……どうせこのままでも、自分に救いなどない。たとえ後で教会に折檻されても、それこそ今までと変わらないじゃないか。

 ならば、取るべき道は一つ。

 アラクネは、全身を震わせて叫んだ。

「あたしを、助けてください!!」


「了解、救いましょう!」

 ユリエルは、ニッと歯を見せて答えた。

 これでいい、上出来だ。これで目論見通り、自分から全てを奪った教会の奴らからここを奪ってやれる。

 ただし、まずは邪魔者を掃除する必要があるが。

 酔っ払いの下種は火傷した手を押さえながら、下劣に喚いている。

「ふざけんじゃねえぞお高くとまりやがって!!人でなしのくせに!

 てめえなんざ、そこの魔物女以下だ!胸も足りねえはねっかえりが、嫁にしてやるんだからありがたく股開けや!

 分かんねえなら……手足ぶった斬って、ギルドで輪姦してやらぁ!!」

 もはや、完全に我を忘れたチンピラである。

 ユリエルは、むしろ楽しそうに短剣を構えた。

「ふーんそっかー、そこまで言っちゃうかー。

 じゃあもう、力ずくで分からせるしかないなー!そっちがそういうことするなら、自分がどんな目に遭ってもしょうがないなー!

 ……ブッ殺してやるよ!!」

 ユリエルの目には、ヤバい光がらんらんと灯っていた。

 心底、楽しくて仕方ないのだ。

 ようやく、自分を理不尽に虐げる相手に報復できる。胸の内に渦巻く怒りを解き放ち、暴力としてぶつけることができる。

 下っ端の小心者だが、だからといって容赦する道理はない。どのみち取り逃がす訳にいかないので、殺すこと確定。

 それに、憎い相手のどこまで復讐できるか分からないのだから、手の届く相手には悔いのないようにぶつけねば。

 そんな理由で、ユリエルは羅刹女と化していた。

「ブッ殺すだぁ!?そりゃこっちのセリフだ!!」

 さっき犯すと言ったことも忘れて、激昂した男が突っ込んでくる。

 ユリエルは片手で短剣を大きく振りかぶると、男の目がそちらにいった隙に至近距離で火魔法を放った。

「えーい!!」

「はっ……ホギャアアア!!!」

 男が気づいた次の瞬間には、火球が顔面に直撃した。あっという間にまぶたが焼かれ、鼻の奥まで熱気で炙られる。

 くぐもった叫びを上げ、倒れて足をばたつかせる男。

 そこに、ユリエルはすかさず追撃する。

「邪淫は、滅びろ!!」

 ユリエルの体重をかけた踏みつぶしが、男の股間にめり込む。膨らみかけていたそこは、欲の根源と共にブチッと潰れた。

「ひょんげえええ!!!」

 焼けた喉から、怪鳥か何かのような絶叫を上げる男。

 思わず剣も防御も放り出し、股間を押さえたその手を、ユリエルは短剣で切り裂く。ご丁寧に、両手首の脈打っている部分を。

「手足ぶった斬るって?どのくらい痛いんだろう、ねえっ!」

 さらに、足首も。

 あっという間に傷口から大量の血が噴き出し、男とユリエルの体を赤く染めていく。

 もはやまともな抵抗ができなくなった男の顔を覗き込み、ユリエルは地獄の鬼のような残虐な笑みで告げる。

「ねえ……私、何度あんたを回復した?

 あんたに何か悪い事した?

 ……こんな恩知らず、人じゃないよ。だから世の中を浄化するために、まずあんたから掃除してあげる!」

 男はさっきとは打って変わった恐怖の表情で、命乞いをした。

「や、やめてくれすまんかった!!

 た、頼む……ぐっ……癒してくれ!手を貸すから!助けるからぁ!!」

 ユリエルは口元を吊り上げ、ゆったりと首を横に振った。

「無・理!邪淫は許されざる罪だと、教会は言っています。

 なのに、何で無実の私が破門されてやってるあんたが生きてるの?世の中おかしいだろ!てめえらこそ死ぬべきなんだよ!!」

 ユリエルは、獣のように唾を飛ばしてまくしたてた。

 自分の境遇とこいつらがのうのうとやっていることが、見比べるとなお憎らしい。

 インボウズは意味もなく自分に邪淫の罪を着せたが、むしろ邪淫を本当にしているのは男どもの方じゃないか。

 インボウズも、ギルドマスターも、この下種も。

 だったら、本当の邪淫の罰というものを自分が奴らに味わわせてやる。

 そんな気分が止めどなく燃え上がり、ユリエルは衝動のままに男の体を突き刺し続けた。やがてその悲鳴が消え、血だまりがそれ以上広がらなくなるまで。


 目の前の虐殺劇を、アラクネは震えながら見ていた。

 前々からやり返したいと思っていたし、辱められるのは本当に嫌だったから、下種冒険者を倒してくれたことは素直に嬉しい。

 ……だが、この元聖女は怖い。

 言っていることはまあ正しいのだが、やっていることに容赦がなさすぎる。むしろここまでやれるのかと、背筋が寒くなる。

 一瞬、本当にこんなのについて大丈夫だろうかと思った。

 気づいたら、ドームの一番奥にある魔道具に手が伸びていた。

「ダーメ、また逃げられなくなっちゃうよ」

 その手を、ユリエルの血まみれの手が止める。

「ひぃっすみません!すみません!!

 すぐ、壊しますから!」

「それもダーメ。そんな事したらここで何かあったってすぐ教会に伝わるでしょ。それじゃ、逃げられない」

 このマスタールームには、アラクネが緊急時に教会に助けを求められる魔道具まである。

 忌々しい鎖だが、今はまだ引きちぎる訳にいかない。

 力を蓄えて準備が整うまで、気づかれる訳にいかないのだ。しばらくはつながれたフリで、やりすごさなければ。

「大丈夫、ちゃんと考えはあるよ。

 ここを本当にあなたの城にするか、ダメでも逃げられるようにしてあげる。

 だから……ちょっとここで休ませて。侵入者が来たら教えてね」

 ユリエルはそう言って優し気に微笑み、ごろんと横になった。血だらけの死体が側にあっても、さほど気にならないようだ。

「あっそうだ……死体とか血って消せる?ダンジョンとかだと……」

「ああ、すぐ吸収します!」

「ありがとう。でも持ち物は残しといてね、使えるものがあるかも。

 あと……この服も、それできれいにできるならしといて。じゃ、お休み」

 ユリエルは体を引きずるようにして着替えると、ぐったりと身を横たえて寝息を立て始めた。相当疲れていたのだ。

 アラクネは、まだ信じられないように目をしばたいて、眠るユリエルと永遠の眠りについた下種を交互に見ていた。


 この日、ユリエルの復讐で最初の犠牲者が出た。

 邪淫に溺れて乙女を踏みにじろうとした男は、虫の巣のシミになった。

 しかし、これがどこまでうまくいくかは分からない。本当に冤罪の元を断つまでこの血の道を続けられるかは、ユリエルの手腕にかかっていた。

 ダンジョンものテンプレ

・ダンジョンコアは大いなる力を秘めていて狙われるものである

・ダンジョンは時間をかけて成長していき、その分コアの力も強くなる

 ですが、ここは生まれてすぐ成長を止められたかわいそうなダンジョンであった。

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― 新着の感想 ―
これ、(欲望に溺れた馬鹿な)狂人と(冤罪で覚醒したガチな)狂人が潰し合っているだけでは…? …。 組織の自浄作用かな! そうしとこう! 汚物は消毒だぁー!(「聖女」の台詞)
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