38.調査隊の来訪
前回からいきなりポイントが激しく伸びていた!何があった!?
しかしこれでこれまでの最高傑作、「ゾンビ百人一首」を越えました!!
拡散してくださったどなたかに、心から感謝申し上げます!!
舞台は変わって再びダンジョン、ギルドからの調査隊パートです。
そこに加わっていた、ユリエルの親友である小さな忍者。そしてその忍者に粘着する下種野郎が……。
草が刈られたばかりの道を、数人の冒険者が進んでいた。
がたいのいいハゲ頭の男、軽装で体の各所にナイフやロープをぶら下げた斥候、前回と違い軽鎧と丈夫なブーツを身に着けた鑑定官。
そして黒い忍装束を身にまとった、小学生ほどの体をしたポニーテールの少女。
この少人数でダンジョンを攻略しようなどとは、誰も思っていない。
これは、身軽な部隊で進めるだけ進み、危険ならすぐ引き返して生きて帰るための布陣……冒険者ギルドの調査隊だ。
斥候の男が、小さな忍者に声をかける。
「なあ、あんた……ユリエルと仲良かったんだって?
この機に俺たちを始末したり、しねえよな?」
小さな忍者……マリオンは、眉一つ動かさずに答える。
「別に、わざわざ街を敵に回しゃしないよ。
俺はあくまで、ギルドの調査員としてここにいる。仕事に背くことはない。きちんと調査して一緒に帰るさ」
その答えに、斥候の男はギラリと目を輝かせて舌なめずりをした。
「ほほう、聞いたぞ!逆らわんな?言うことを聞くな?
だがユリエルの友だからな、仕方ないからな、おまえの一挙手一投足をしっかり見ていてやるぞ。
そして少しでも怪しいと思ったら……相応の対処をする!」
挑発的にそう言って、マリオンの小さな体を上から下までなめるように眺める。その目には、仲間意識とはかけ離れた邪なものが宿っていた。
マリオンは、さすがに眉をひそめて毅然と言い返す。
「ああ、おまえが俺の命や尊厳を脅かさない限りはな。
そうでなきゃ、こっちも身を守らせてもらう!」
「ああ?何だその言い方は!
身を守るなら何しても構わねえってか。あのユリエルにそっくりじゃねえか。こいつァ、怪しいと言わざるを得んなァ」
露骨に揚げ足を取ろうとする斥候を、鑑定官がたしなめた。
「おいロリクーン、パーティーの和を乱す行為はやめてもらおうか。
せっかくユリエルの思考や戦術をよく知る者がいるのに、おまえが下手に手を出せばそれが台無しになる。
街と住民のことを第一に考えて行動せよ!」
だが斥候……ロリクーンは悪びれずに言った。
「いやいや、俺はこれ以上裏切り者が出ないように、しっかりねっとり監視をですね……」
その言葉を止めたのは、がたいのいいハゲ男の鋭い視線だ。
「おまえが不当にマリオンを害するなら、この儂が黙っておらん。
覚えておけよ」
ロリクーンは、目だけで悔しがり愛想笑いで口をつぐんだ。ハゲ男はフンと鼻を鳴らして、マリオンに自分の前を歩かせてやる。
「すまんな……あいつ、趣味はアレだが腕は確かでな」
「同業者くらい分かってるよ。こっちこそすまんね」
ユリエルと仲が良かったという事実はマリオンにとって、利用価値と同時に変態の付け入る隙になってしまっていた。
それでもマリオンは、忠実にギルドから与えられた仕事をこなす。
忍者は、その性質上忠誠が命だ。それを信じてもらえることが、命だ。今の自分はその立場なのだと己に言い聞かせて、マリオンは粛々と歩を進めた。
ダンジョンに近づくにつれて、一行は違和感に気づいた。
「なあ……数日前に、討伐部隊が道と広場を整備したんだよな?」
ロリクーンが、訝し気に呟く。
鑑定官は同行したので知っている。討伐部隊は大人数で進軍し街からの運搬路を確保するために、道の草を刈りダンジョンの前で木を切って広場を作っていた。
だが、目の前の光景はどうだ。
ダンジョンに近づくと、あれほど刈られたはずの草がどんどん深くなっていく。足の感覚でも、道にも小石が散らばり荒れているのが分かる。
ダンジョン前の広場に着くと、そこには草と木立が茂っていた。
マリオンはその草木を無造作に折り、じっと見つめて臭いをかいだ。
「……若いな。ここ数日で急激に伸びたんだろう、臭いが薄い。
多分、あいつらのしわざだ」
そう言ってマリオンが木立の奥をにらみつけると、何かがかすかに動いた。
他のメンバーもよくよく目を凝らすと、見える。木立や草に隠れて、見えにくいが花や葉っぱの服を着た妖精がいる。
「ピクシーとパックか。
レベルは低いが、元々強い雑草を伸ばすくらいは朝飯前だろう」
鑑定官が、さっそく鑑定してからくりを暴いた。
「簡単な事だが、これだけでこっちは大人数で来づらくなるし、入り口での野営も難しくなる。
……となると、しばらくは人を拒むつもりか」
「前の戦いで、そんなに儲かってないんかねえ?」
「まだ判断できん。
……が、階層数は前と変わってない」
鑑定官が調べたところ、階層数は前と変わらず7。少なくとも、ここ数日で急に深くはなっていない。
「……けど、どうだろうな。
ダンジョンの広さは深さだけじゃ測れねえし、ユリエルの性格を考えると……」
マリオンは、面倒くさそうにぼやいた。
「あいつ、ケチっていうか倹約っていうか、コスパ気にするんだよ。
だから、深くしない方向に手を打ってる可能性はあるんだよな。前の討伐、4階層までしか行けてないだろ?だから今はこれで十分って考えたか。
もしくは貯めといて、敵が最深部に達する前に臨機応変に階層を深くするか」
その意見に、鑑定官とロリクーンはげんなりした。
「ああ、大攻勢かけられたダンジョンが土壇場で深くなるアレか。
正直、今回いくら我々が調査してもその可能性がある以上、突入させた聖騎士がいつ戻れそうかは分からんのだよな」
「露骨な時間稼ぎや初見殺しがいきなり現れることもあるしな。
それと、ダンジョンは部外者がいる階層は大まかな造りを変えられないらしいが……少人数で全階層それ維持すんの大変だぜ~。
下手すると途中の階層を改造されて、退路や兵站を断たれちまう」
今回の調査隊は、ダンジョン知識の豊富な探索のプロたちである。
ゆえに良くも悪くも、このダンジョンがどんな可能性を秘めているか多岐にわたって予測することができる。
だから、騎士を突入させて戻ってくるまでの時間を予測するというミッションそのものに無理があることに気づいている。
最初から、報告の内容は決まっている。
インボウズを一時抑えるためのポーズとしての調査だと、ここにいる誰もが分かり切っていた。
気怠い愚痴を断ち切るように、ハゲ頭がパンと手を叩いた。
「そこまで!
さすがに手ぶらで帰る訳にいかんだろ。命優先でいいから、調べられることは調べるぞ!」
たとえポーズでも、内容が伴っているかどうかで効き方が変わってくる。調査隊は内心ため息をつきながら、ダンジョンに足を踏み入れた。
「さて、最短ルートはこっちのはずだが……いきなり前の地図と違うぞ」
ダンジョンに入って少し行ったところで、調査隊はさっそく足止めを食らった。
虫けらのダンジョン上層部は、数日前の討伐戦で行けたところまでは地図が作成されている。
だが、それを嘲笑うようにすでに道が変わっている。
「……けど、改造したって感じじゃねえな」
マリオンは、ダンジョンの壁をクナイでがりがりと引っ掻いた。すると、土がぼろぼろと崩れ落ちた。
「ふむ、ダンジョンの壁や床は破壊できないことが多いが、そうではないと」
鑑定官が興味深そうに言うと、マリオンは説明した。
「討伐部隊の報告にあったろ、土の中から飛び出す虫の魔物が多いって。多分、上層部はわざと自由に掘れるようにして、そういう虫に掘らせてんだろ。
そうすれば、道なんか人がいてもお構いなしに変えられる。
ダンジョンの力を使わなくていいから、節約にもなる」
「厄介だねえ~さすが魔女!
股開いて獣を誘惑するだけだと思ってたけど、あいつ結構頭良かったりする?」
マリオンばかり見ていたロリクーンが、少し油断のならない顔になった。
マリオンは、汚物を見るような目でロリクーンを見て返した。
「おう、あいつ頭いいからなめるなよ。座学の成績は俺より良かったし、冒険科の単位もけっこう取ってた。
それともあれか?おまえは股を開くしか能のない奴にここまでできると思うのか?」
マリオンの不快そうな顔に、ロリクーンはいやらしく笑った。
「フヒヒッそうじゃねえよ!
頭いい奴に邪淫が加わったら、ますます油断ならねえってことだ。
ま、おまえみたいなお子ちゃまには分かんねえだろうな~。親友とか言いながら、邪淫に気づかねえ程度の奴には!」
あまりに邪淫を強調する言い方に、マリオンの奥歯がゴリッと鳴る。
それを見て、ロリクーンはますます楽しそうにおどける。
いつも冷静なマリオンがユリエルを貶められて苦しむのを、心底楽しんでいるのだ。もっともっと嫌がれと、煽っている。
「おやおやぁ~、ずいぶん魔女の肩を持つじゃねえか!
魔女の純潔が嘘なのは、審問官様公認だぜ~。
それを否定するのはすなわち、教会への反逆だ!おまえがそういう態度なら、俺は通報か矯正して報告せにゃならんが……ハァッハァッどっちがいんごっ!?」
鼻息荒く煽りまくっていたロリクーンの頭に、ついにハゲ男の鉄拳が下った。
「だ・か・ら、マリオンはそれに従っとろうが!
それに、友の穢れを認めるには時間がかかる。おまえがそれを無駄に引き延ばして仕事の邪魔をするんじゃない!!」
マリオンは一つ深呼吸をすると、鑑定官の方を向いた。
「……確かだったんだな?」
「審問官殿は、はっきりそう仰ったよ」
マリオンの顔が、一瞬深い苦痛に染まった。
だが再び歩き出してハゲ男がロリクーンに説教を始めると、鑑定官はマリオンの耳元でささやいた。
「……けど、玉の色は他の誰も見てない。
そして、その後あいつの様子がキレたみたいにおかしくなって……鑑定して見たら、混乱状態になっていた」
それだけで、マリオンは理解した。
上から言われたことと、己の言ったことが事実なら、そうはならない。
鑑定官はその時点で怪しい臭いをかぎつけたが、枢機卿絡みなうえ審問官が手負いの獣状態になっていたため、誰にも言わなかった。
審問官と同じように、鑑定官だって死ぬのは嫌なのだ。
だが、これをずっと黙っているのも相当に心が重くなる。
死ぬのは嫌でも、いつ死ぬかは分からないのだ。だからせめて友を知り強く信じる仲間の心を、少しだけ救うことにした。
マリオンの体の割に大人びた顔が、ほころんだ。
「良かった……あいつは、既にそっちまで弄ばれちゃいないんだな」
「そう解釈したか……ま、今は君のためにもこっちの味方でいる事をおすすめするよ」
鑑定官は、マリオンのその強さが眩しかった。
だが、自分にはユリエルの純潔が確実かどうかは分からないし、今はユリエルからも教会からも身を守らねばならない。
自分たちにできるのは、この事態がどんな形であれ終わりを迎えるまで、両方の刃を避け続けて生き残ることだ。
マリオンも鑑定官も、それは痛い程理解していた。
侵入してきたマリオンの様子を、ユリエルは煩わしさと感慨半々で眺めていた。
「さすがマリオン、私の考えることはお見通しね。
上層部の仕掛けも外の妨害も、すぐ看破されちゃうし。
てゆーか私のやってることって、マリオンと森で遊びながらくっちゃべってた妄想そのものだもんなー」
その時のことを思い出すと、ユリエルは胸の奥が熱くなる。
ユリエルとマリオンは、出会った時からお互いの独特な雰囲気に気づいてすぐに仲良くなった。
マリオンは一匹狼でいることが多かったが、ユリエルのことは拒まなかった。
お互い中等部からここに引っ越してきて学園の聖癒科に入って、一時は机を並べて勉強していた。
都会に慣れずいつも自然を求める田舎娘同士、暇になるとよく農村や森や時には湿地まで遊びに行った。
いいとこ出の子たちに二人して奇異な目で見られながら、虫やゲテモノでよく遊んだ。
ユリエルの自然とゲテモノ知識は、マリオンと共に培った部分も大きい。
「あの時は、こんな風になるなんて思いもしなかったけど。
でも私もマリオンもわくわくするような非日常に憧れて、虫とか操れたらどう戦うかとか、ヘビの豪快な捕まえ方とか語り合ってたなぁ。
正直、私、そっち方面ではマリオンに敵わなかった」
それを聞いて、オリヒメは若干引いている。
「そ、それは……聖女として勝ったらダメなやつでは?」
「かもね。上もそう思ったのか、マリオンは二年で聖癒科から外されちゃった。
で、元々東の国の隠密の里で育った子だから……冒険科に移って忍者になった。でもそれからも、ずっと仲は良かったよ」
道が分かたれてからは、長期休暇かユリエルが冒険者と共に戦う時でないとなかなか会えなくなったマリオン。
それでも、会うと自然と顔がほころんだ。
ユノたち聖癒科の友もいたけれど、やっぱりマリオンは特別だった。
聖女に近づくにつれて堅苦しくなっていく生活の中で、マリオンはユリエルが心を解き放てるオアシスだった。
……その関係も、今は壊れてしまったけれど。
懐かしく切ない顔をするユリエルに、オリヒメは思わず声をかけた。
「だ、大丈夫だよ!今はあたしたちがいる。
あの子がユリエルを裏切ったって……」
刹那、向けられた抜身の刃のような視線に、オリヒメはすくみ上がった。
ユリエルは、今まで見たこともない怒りと拒絶の眼差しでオリヒメをにらんでいた。それ以上触れるな、汚すなと。
「ひぃっ……でも、もう敵なんだから……」
それでもユリエルの感傷をはがそうとするオリヒメを、シャーマンが止めた。
「やめな、誰だって心の中で守りたいものはある!
ユリエルは、息子に痛い目に遭わされてもあたしに恨み言を言わなかったよ!」
だが、そう言われるとオリヒメはますます不安になる。
マリオンがユリエルのそんなに大切なものなら、敵として今攻められているのに、どうなってしまうのか。
ユリエルはもっと理性的で、今の味方である自分を第一に考えてくれると思ったのに。
裏切られたようで、つい激しい不安と恨みすら詰まった目でユリエルを見てしまう。
すると、ユリエルはひどく苛立った顔でやけっぱちに言った。
「もちろん、マリオンが私たちを殺しに来たら殺すわよ!
マリオンにだって守りたいものはあるでしょうし、私が堕とされた時に助けようとしなかったからお互い様。
それでいいでしょ!!」
「ユ、ユリエル……あたしは、あんたに傷ついてほしくなくて!」
なおも半泣きですがろうとするオリヒメを、シャーマンが制した。
「そこまで!!元から友がいなかったあんたに、ユリエルの気持ちは分からないよ。
そう言う訳でね、ユリエル、こいつにゃ世界であんたしかいないんだ。たった一人を失いたくない気持ち、想像してみておくれ」
そう言われると、ユリエルは一つ深呼吸して呟いた。
「たった一人、か……ごめん、心配かけた。
でも、私だって、マリオンのことは信じたいんだ。マリオンが私を見捨てたら、私は世界を見捨てるってくらい」
オリヒメにとってユリエルが特別であるように、ユリエルにとってのマリオンもまた飛びぬけて特別だ。
立場が分かれたからといって、はいそうですかと捨てられる関係ではなかった
それに、今はマリオンを殺さねばならないような切羽詰まった状況ではない。
ユリエルは、調査隊をじっと見据えて言った。
「ねえ、私の言ったこと、覚えてる?このダンジョンを深く成長させるのは、調査隊を適当なところで追い返してからだって」
ユリエルはここで、悪賢い笑みを浮かべた。
「見て、知って、生きて帰ってもらわなきゃ困るのよ。
このダンジョンがいかに面倒くさくて、うま味はないのに無駄に長くて、地味な嫌がらせと足止めに満ちているかを。
そうしたらきっと、死肉祭前にすごい強いのが突っ込んでくることはない。
……マリオンならきっと、この意図を汲んでくれる」
ユリエルにとって、調査隊はむしろ来てくれないと困るものだ。
あの戦いで自分たちの懐具合がどうなっているかを敵に誤解させ、すぐ攻める気を失わせるために。
ユリエルがダンジョンの階層を増やしていなかったのは、このためだ。
逆に浅い部分を改造していたのは、調査隊に見せるため。
「これは私の予想だけど、冒険者ギルドも死肉祭を前にむやみにここに侵攻したくはないと思うの。
だから、短期決戦ができない要素を探してる。
私がそういうのを見せてあげたら、お互いに助かるわよね」
ユリエルは、冒険者ギルドの望みに応えることで再侵攻までの猶予をもらう気だ。
だから今回の戦いは、殺し合いではない。情報の一部を見せて持ち帰ってもらう、ある種の共同作業だ。
ユリエルは調査隊を殺す気がないし、調査隊もユリエルを討つ気がない。
そしてそういう時、相手にユリエルの意図を汲んで得た情報を生かしてくれる者がいるのは何より心強い。
その事情を理解すると、オリヒメはようやく肩の力を抜いた。
「なるほど、そういうことかぁ。
じゃあ、信じて大人しく見てるよ」
シャーマンは、感心してユリエルをほめる。
「立場が敵になっても、お互いを助ける方法はあるってことか。ユリエルは本当に、頭のいい子だ。
あんたみたいな友を持ったあの小さな子は、幸せだよ。
もちろん、逆も然り」
「えへへ、ありがとうございます~!」
ユリエルは、照れたように顔を赤らめた。
ユリエルは元より、自分に害意を持たない者まで殺す気はない。むしろ自分を信じてくれるであろう者は、守る気でいる。
この調査隊は、その試金石であった。
しかしユリエルは、ロリクーンに絡まれるマリオンを見て眉をひそめた。
「マリオンは、できる限り殺さないつもり。
でも、きちんと役目を果たそうとするマリオンに不当に絡んで堕とそうとする輩は……場合によっては、きっちり殺らなきゃ。
アイツ……マリオンの強さを弄びやがって!」
そう言うユリエルは、汚物を見るような目をしていた。
ユリエルには分かる。マリオンにとってこういう貶め方が、どれほど屈辱かを。かつてユリエルも同じような扱いを受け、同じ悩みを分かち合ったのだから。
ここの騎士をも葬る主がマリオンと心を共鳴させているなどと、目の前のロリにのめり込む下種が気づく訳もなかった。
作者は中高と女子校に通っていましたが、野性的な趣味ゆえに都会のお嬢様たちに馴染めませんでした。
そんな時、作者よりど田舎から来た友人の存在に救われました。
実際の会話
作者「ヘビとか素手でつかめるよ!でも毒ヘビは無理かな」
友「マムシなんてうちの近所じゃ珍しくもない。尻尾を掴んで思いっきり振り回すんだよ!目を回すから大丈夫」
こいつはモテねえ……(黒歴史)