33.人の心ある仲間
4階層も戦いも終盤、ついにダンジョンの隠し玉たちの登場です。
虫でもワニでも妖精でもない、人のような心を持つ彼らの正体は……。
ダンジョンボスはセリフから一瞬で分かるであろう!
今回戦う騎士たちとユリエルは、既知の仲です。
それでも、ユリエルが被害を出してしまった以上騎士は役目に従わざるを得ない。見えない真実と見えている被害は、悲しいぶつかり合いを引き起こす。
お互い、人としての当たり前を守りたいのに。
「チッ……何て有様だよ!」
下を流れる谷川を見下ろして、騎士の一人が呟いた。
ついさっきまで清らかだった谷川には、今や水面狭しと人が浮かんでいる。
死んで流されていくままの者と、まだ生きていて必死に足掻く者。それもすぐ虫やワニにたかられ、命尽きていく。
もはやこの4階層で、生きている者の方が少ないのかもしれない。
いや、生きていても痛みにのたうつばかりで動けない者もかなりの数いる。だがそいつらは、結局後で処分されるのだろう。
ここには、痛みと悲鳴と死が満ちていた。
「こんなヤバいなんて聞いてねえ!
隊長、これはもう任務内容の詐欺で帰ってもいいのでは……」
「馬鹿者、それでは破門者相手におめおめ逃げ帰ったことになるだろ!冒険者ならともかく、教会の騎士の我々にそんな事ができるか!」
そう言う隊長も、決して楽観的ではなかった。
夜寝ようとしていたところを叩き起こされて緊急出動した時点で、一筋縄ではいかない予感はしていた。
自分たちが緊急で呼び出されるということは、現場が抜き差しならない事態に陥っている証。
いくら将軍に、ちょっと虫と破門聖女一人殺すだけの簡単な仕事だと言われても、喜ぶことはできなかった。
上は総じて都合のいいことを言って下に無茶を強いるものだ。ここでは珍しく叩き上げの隊長は、知っている。
「さてと、敵はあいつか……破門聖女、ユリエル。
女だが気を抜くなよ!」
「周りを見れば分かります!」
騎士たちは慎重に進み、高所にいるユリエルを無視して先に進むことにした。
これまでの中間指揮官や冒険者たちのやられ方を見るに、ユリエルは自らを囮に敵を罠に誘導している。
ならば、ユリエルが見える位置にいても気にせず、攻略を進めるのみ。
ユリエルを倒さなくてもダンジョンコアを壊せば当面の脅威を取り除けるし、それが危なくなればユリエルは向かって来ざるをえない。
すなわち、こちらが戦いの主導権を握ることになる。
それが勝利への近道だと、実戦派の騎士たちは分かっていた。
時折落ちてくる岩を走り抜け、時に武器で弾き、橋が落ちそうな所はロープで体を縛って一人ずつ渡る。
時折すがってくる冒険者がいるが、邪魔をするなと突き放した。
こいつらは、いくら同業者がむごたらしく死んでも撤退の判断ができない愚か者だ。おまけに、強者に寄生して手柄をかすめ取ろうとする卑怯者だ。
構うだけ無駄どころか、害にすらなる。
だから冒険者がユリエルに殺されても、手は出さない。自分たちは粛々と、自分たちの仕事を遂行するのみ。
騎士たちは、打倒ダンジョン以外の全てを切り捨てて着々と進んでいった。
これには、ユリエルもオリヒメもうかつに手を出せなかった。
「あらあら、さすが騎士様。
よく訓練されてるわね」
「どうすんの?虫とワニさんたちを集めて一斉攻撃はできるけど、あいつらレベル高そうだし、押しきれるか分からないよ」
正直、これはユリエルにとってかなりやりづらい敵だ。挑発に乗ってくれず罠に誘導できないと、この強さの敵は苦しい。
ギルドや教会の予想をはるかに上回っているものの、所詮一月ちょっとで急成長させたダンジョン。
味方戦力のレベルは、ほとんどが底辺冒険者以下。
ワークロコダイルたちでも、あの訓練された騎士には勝てるかどうか。
「ハァ……あいつ出さないとダメか。
あんまり手の内見せたくないんだけど、そうも言ってられないわね。
とりあえず、鑑定官だけはワニさんたちに追い出してもらっとこ」
幸いと言っていいのか、騎士たちは自分たちの進撃に関わらない全てを無視している。鑑定官を守る様子はなさそうだ。
「あーあ、よく見たら知ってる人だ。
できれば死んでほしくないんだけどな……説得して退いてくれたら、お互い助かるんだけど」
実力も人柄も知っているがゆえに、ユリエルはやりづらかった。
ただ、何も言わず殺してしまうことはできなかった。
騎士たちが進んでいくと、ダンジョン内に響くようにユリエルの声が聞こえた。
「第五騎士団の皆さま、このような所までご足労をおかけします。
昨年のアンデッド掃除では、お世話になりました。
私はあなた方の御力も人となりも、よく存じております。あなた方が、人を守る高潔なお心の持ち主であることも。
これからもあなた方の手で人を守るために、退いてはいただけませんか?」
隊長は、苦虫を嚙み潰したように顔をしかめた。
「ああ、やっぱりおまえか……確かに去年は助けられたよ」
隊長は、ユリエルのことを知っていた。
この都市の教会軍が毎年行う、もう一つの近くにあるダンジョンのアンデッド掃討で、彼らは一緒に戦ったことがあった。
ユリエルは言動が変わっていて人目に留まりやすいのと、聖女候補の実力がありながら危険で汚い現場に出てくるので、騎士たちの記憶に残っていた。
特に前線で戦う叩き上げの騎士たちは、内心ユリエルを頼もしく思っていた。
だからこそ、こうして敵になってしまうと余計悩ましいのだが。
「あー……悪いが、それはできん!
私は、他ならぬおまえから人々を守るためにここに来ているのでな」
隊長は、できるだけ事務的に返答した。
事実、この階層までにおそらく三桁に上る死者が出ている。ただ仕事を命じられて従っただけの衛兵や冒険者が、ユリエルの手にかかっているのだ。
街と人を守る騎士として、この被害を無視はできない。
「おまえ、分かってんのか?おまえのつもりはどうあれ、おまえはこれだけの、人々を守る立場の人の命を奪った!
それに、降伏する気はないんだろ?戦い続けるんだろう?
だったら、俺にはおまえを斬る義務がある」
「……ここに来たこれだけの方々が、偽りで私を殺しに来る強盗でも、ですか?」
「そう思ってそうしてる奴は、ほとんどおらんよ。
それに先ほど、審問官殿はおまえの言う事こそ偽りだと判定された。ならば、我々はそれに従っておまえを断罪するまで」
「……本当に!球が偽りを示すのを、見てもないのにですかっ!
あなた方がそれを持ってくれば、すぐにでも分かるのに!!」
その言い方に、隊長の眉間に深いしわができた。
この騎士隊長とて、馬鹿ではない。ユリエルが自ら公衆の面前での真偽判定を望む意味は、理解している。
だが、聞き入れる訳にはいかない。
「それは我らの役目ではないな。
それに、おまえ一人死ねばこれ以上おまえに殺される者はいなくなる。罪の真偽以前に、これも事実だ。
一人の潔白と百の命なら、俺は後者を取る!」
騎士隊長の言葉には、決意がこもっていた。
騎士隊長くらいの地位になると、上層部の黒い噂が聞こえてくる。自分が後ろ暗いことに使えそうか試されていると思ったことも、何度かある。
だが騎士隊長は、教会に忠誠を誓って人々を守ってきた。
上は腐っていても人々は教会を心の支えに日々を真面目に生きており、教会の末端には本当に清らかな聖職者も多いからだ。
「一人陥れられたからといって、万民を守る教会を揺るがすのは世のためにならん。おまえがこうして多くの人を殺めたのなら、なおさら」
「お言葉ですが、陥れられたのは本当に私一人なのですか?
私、昨年も一昨年も、悪い噂がなかったのに突然破門されて消えていった先輩方を見ておりますけど。
これまで世を守る代償に消された、人を守る志と力のあった聖女は、一体何人いるのでしょう。
これからあなた方は、何人そういう方を生み出すおつもりで?」
ユリエルにこう言われて、隊長は頭が痛くなった。
同じように消された元聖女たちを持ち出されると、断固として言い返すことはできない。
だが同時に、彼女たちの存在を証明することも容易ではない。どちらが被害が大きいのかと言われても、不毛な水掛け論にしかならない。
「……少なくとも、今このダンジョンに転がっている死体は何より真だ。
俺は彼らの仇を討ち、同じ死を繰り返させぬためにここに来た。それだけだ!」
隊長は、苦渋を飲んでその議論を打ち切った。
ユリエルの苦しい息をのむ音が聞こえる。
「そうですか。……ですが、戦う前に正直に答えてくださったことは感謝します。これで私も、あなたのことは割り切れます。
あなたは、理不尽に切り捨てられる者の敵。
皆が安心して暮らせる世界のため、一人の人としてあなたを討ちましょう!」
悲壮な決意のこもった言葉。
隊長は、胸が締め付けられるようだった。しかし自分に枢機卿をどうにかする力などないし、現にユリエルが出した被害をなかったことにはできない。
「そりゃ、どうも。
……ただな、おまえが生きて抗えば抗うほど、世の人は皆おまえを許さなくなる。大切な人をどんどん奪われるんだから、当たり前だ。
そして、人の心でおまえに寄り添おうとする者はいなくなる。
そうなってからでは遅い。今、俺ならせめて……おまえの尊厳を守ってやれるが」
隊長に許される範囲で、最大限慮った、降伏勧告。
だが、それが受け入れられないことも、また分かっていた。
「陥れられた人に、尊厳と引き換えに死を与える。それが人のやる事ですか。
ご心配は結構、ですが私には、きちんと人の心で寄り添ってくれる仲間はおりますので。あなたこそ、当たり前の人の心を踏みにじった罰を受けてくださいね。
その橋の先に、刑吏がおりますので」
話の終わりと共に、4階層も終わりに近づく。
吊り橋の向こうに広場があり、赤い人影が佇んでいた。
「許さねえ……許さねえよ……他人の不幸を、正当化しやがって!」
そいつは、恨めしそうにぶつぶつと呟いていた。
黒髪と白髪の混じった頭に、血のような真紅のとんがり帽子。同じく血のような真っ赤な服に身を包んだ、浅黒い肌の少年。
その顔には一文字の傷が刻まれ、目にはぐらぐらと怒りが煮えたぎっている。
その手には、長剣とソードブレイカーが握られていた。
その姿を目にして、騎士たちは油断なく剣を構えながら呟いた。
「あれは……レッドキャップか?」
「ああ、だが普通のレッドキャップはじいさんみたいな顔してるんだ。あいつは若い顔してる、強化種と見て間違いないだろう。
あるいは……あいつが、ボスかもしれんな」
「うん、絶対に許さないで……頼りにしてるよ!」
オリヒメの背で糸玉に潜って肩を震わせながら、ユリエルは呟く。
騎士たちの言う通り、彼こそがダンジョンボスにして、今のダンジョンの最高戦力。人の怒りと悲しみをもって、冤罪の使徒に鉄槌を下すもの。
名前:レジン
種族:クリムゾンキャップ 職業:狂戦士、ダンジョンボス(虫けらのダンジョン)
レベル:44 体力:1550 魔力:120
凶暴で人を見ると襲いかかり、犠牲者の血で帽子を染めると言われる残虐極まりない妖精、レッドキャップ。
その上位種で若い姿をした、クリムゾンキャップ。
それがさらにダンジョンボスとして強化された、攻撃性の悪夢の如き存在。
だがその胸中は、人として当たり前の理不尽への怒りと悲しみで満ちていた。被害者の主と心を重ね、血の執行者は吼える。
「万が平和に暮らすためなら、一人の犠牲は構わねえ?
その一人に、てめえらの大切な人がなってみろ!てめえら自身がなってみろ!なすすべもなく、血の涙を流して奪われてみろ!!
それで怒らない奴なんか、悲しまない奴なんか、人間じゃねえ!!
これを否定するなんざ、許さねえええぇ!!!」
憤怒の叫びが、空気をビリビリと震わせる。放たれる尋常ならぬ殺気に、周囲の空気すら切り裂かれるようだ。
「権力の犬がァ……覚悟おぉ!!」
レジンが、ぎろりと騎士たちをにらみつけた。
「許すな……フィジカルブースト!!」
ユリエルの強化する声が、開戦の合図となった。
「来るぞ!」
隊長が叫んだ時には、既にレジンは騎士の一人に迫っていた。あまりの速さに反応できなかった騎士の鎧の隙間にソードブレイカーをねじ込む。
「ギャアアア!!?」
「うるせえ!!」
本来剣を受けて絡めるためのギザギザで肉を抉り、悲鳴で開いた口に迷わず長剣を突き立てる。
痛みと恐怖に満ちた、凄惨な殺し方だ。
「よくも!そいつは、新入りなのに!」
慌てて斬りかかった別の騎士の振るう剣を悠々と受け止め、冷たく睨み返す。
「あぁ?弱い奴から切られるのは、世の常だろ。それを是として主を切ったてめえらが、文句言ってんじゃねえ!!」
噛みつくような反論と共に、一瞬で力を抜いて剣をそらし、騎士の首に長剣を振るう。
「ぐっ!!」
そこに、隊長が剣を割り込ませた。白銀の刃と血まみれの刃がぶつかり合い、何とか守られた騎士の頬に火花が散る。
「ヒッ!?は、早くフェイスガードを……」
「下ろすな!死角からやられるぞ!!」
恐怖に呑まれてフェイスガードを下ろそうとした部下を、隊長は一喝した。
この強く速い相手に自ら視界を狭めたら、敵の思うつぼだ。しかもさっきの一撃で分かった……こいつは鎧の上からでもうまくきまれば骨を折る力を持っている。
(……どこからこんな戦力を!)
隊長は、背中に冷や汗を流しながら思った。
「化け物め……!」
思わずぼやく部下に、レジンは不敵な笑みで返す。
「は?人の心がねえのはてめえらだろ。そんな調子で、自分が切り捨てられるのも大人しく受け入れてみろ!
それとも、それができねえのに抗うかぁ?」
レジンの声と表情には、怒りと憎悪とともに、絶対に守り抜くという意志が宿っていた。
騎士たちは、人間のレジスタンスと戦っているような気分の悪さを覚えた。まるで心中を見透かされ、逆に試されているような。
だが、それでも己を正当化しようと、一人が祈りをささげた。
「ハッ!いくら御託並べたって、てめえが許される道理はねえ。
俺たちはな、神に許されてる!逆賊とは違……おぶっ!!」
瞬間、レジンの姿がぶれた。言葉が終わらないうちに、話していた騎士の胸に長剣が叩きつけられる。
ギィンと鈍い音がして、長剣の折れた刃が宙を舞う。だが、斬られた騎士もひっくり返った。
その騎士が手放した上質な剣を、レジンは拾った。
「そうか。じゃあ本当に助かるか、試してやるぜェ!!」
周りから襲い掛かって来る他の騎士を、レジンは軽く打ち払った。
そして、起き上がりかけていた騎士の胸と腹の鎧の隙間に刃をねじ込む。貫いた体を剛力で持ち上げ、乱暴に地面にたたきつける。
すると、騎士の胸元からカランと小さな札が落ちた。
それを目にした途端、レジンの目に狂気が爆発した。
「免罪符ううぅ……こんな……こんなモンで……!!」
危険を感じて斬りかかった隊長を、レジンは一刀のもとに押し返した。その力は、さっきより明らかに上がっていた。
「許さねえよ、偽善者共が……神がてめえらを許しても、俺はそれを許さねえ!
偽りの罪で主から全てを奪い、それを正しいと言い張って笑う……世界の全てを許さねえ!!」
呪文の如き、怨嗟の言葉。
刹那、紅い風が吹き抜けた。
「ギィイイエェアアァ!!!」
耳にするだけで身がすくむような狂気の叫びとともに、レジンは破壊の暴風となる。紅い風が触れるたび、騎士たちの体が鎧ごとちぎれて血風が舞う。
百戦錬磨の隊長ですら、何が起こっているか分からない強さ。
その斬撃には、計算も流れもない。ただ怒りが嵐となったように、気まぐれに不規則に襲い掛かる刃。
「ぐっ……よ、読めん!ゴハアアッ!!」
剣をどうにか追っているうちに、隊長の目に回し蹴りが打ち込まれた。我流ゆえに、狂気ゆえに常人に読めぬ喧嘩殺法だ。
「アッガッ……逃げろ、おまえ……オゴッ!!」
レジンの無慈悲なる刃が、隊長の首をはねた。
それを目の当たりにした部下は、震え上がった。
逃げ出そうと振り返ったところで、吊り橋の向こうにユリエルとオリヒメ、ワークロコダイルたちが待ち構えているのに気づく。
まともに動けるのは、自分一人。あんなのを相手にはできない。
「クソッ!」
一瞬の判断で、最後の騎士は谷川に身を躍らせた。
重装備とはいえレベルはそれなりに高いし、こうなった時の訓練も受けている。涙をのんで、落ちながら崖の出っ張りに鉤縄を引っかけた。
こうなってしまったら、自分一人でも生きて帰る努力をしなくては。このダンジョンの奥に潜む脅威を、皆に知らせねば。
しかし、その縄がいきなり切れた。
「てやぁー!!」
「えーい!!」
自分を追いかけるように、崖から飛び降りてくる人影。
いや、人ではない。上半身は赤と青の水玉模様のピエロのような恰好、下半身は毛虫の少年と少女。
二人の尻からは、細い糸が伸びていた。その糸で勢いを殺して、二人は谷川の端の岩にふわりと着地した。
そして、その岩にかろうじて片手でつかまっている騎士にお説教のように言う。
「ダメじゃないか、真面目に頑張ってる奴を因縁つけて殺すなんて!」
「ご主人様だって、私みたいに幸せになりたくて自分を大切にしてるのよ。
運命の人に出会えなくて純潔なのに邪淫なんて、信じられない!そういう事する乙女の敵には、お仕置きよ!」
まるで、幸せな一般人が友達を応援するような調子だ。
そんな軽い調子で、二人はフサフサの襟巻のようなものから針を取り出し、騎士の命綱の片手に突き刺した。
すると、じわじわと動かさずにはいられない痒みが手に広がった。
「ぐっ……ううっ……おぶううぅ!」
力が抜けて、その手が岩から離れた。騎士はしばらくバシャバシャともがいていたが、やがて水面に沈んでいった。
「あーあ、悪い事するからよ」
少女は当たり前のようにそう言って、蕩けるような顔で少年に身を寄せた。少年も、これで恋に恋する純粋な主を守れたと、誇らしく胸を張っていた。
はい、ご想像の通り、レジスダンです。
魔物化する前からすごかったが、魔物化してさらにボスにして格を与えたら、そしてユリエルがバフをかけるともっとすごいことに!!
レベルが少し下がっていますが、その辺りは次話で触れます。
ダンジョンが強くなってかつての強敵を取り込んでも、未だに登場人物レベル最高はタフクロコダイルガイという。彼は純粋に地が強かった!
ご都合主義にはあまり走らないつもりなので、それほどレベルがインフレしません。
次の章からは、強者をどんどん登場させていくつもりです。ただし、味方とは限らない現実……。