121.再会~邪淫の追放者
敵に大駒が来たが、味方サイドにも地味に仲間が増えていた!
今回の討伐にはたくさんの組織が参加するからして、中にはかつてユノやユリエルとつながっていた者も混じっている。
皆が派手な楽聖女に夢中になる中で、静かに力を振るう暗部の女たち。
かつてユリエルの級友だった彼女が、その道に堕ちた理由とは。
そして、今ユリエルとの戦いを前に思うこととは。
シノアたちがタカネノラに熱狂していた頃、ユノたちもかつての級友と再会していた。
ユノの部屋に、見慣れない黒い修道服の女が腰かけている。
しかし、ただの教会の下働きではない。
黒い修道服のスカートには深いスリットが入り、太くたくましい太股を露出させている。
しかもその太股には、ベルトで何本もナイフが留められている。
その体つきは修道服の上からでも分かるくらいがっしりして、それにふさわしい重量武器……鎖分銅つきの大鎌を携えている。
彼女の眼光は猛禽のように鋭く、ただ祈り癒すだけの聖女や神官たちとはかけ離れたどう猛さが宿っていた。
彼女は、癒しの力も自らが前線で武器を振り続けるために使う、教会の突撃隊員。
女という名の凶器、修道女隊の一員であった。
「いやー、またここに来れるなんて思ってもみなかったわ!
あんたらの顔を見れるとも、ね」
彼女は、ユノとカリヨンに気さくに話しかけた。
「長いね……もう5年かぁ。
アタイはあん時から見る影もなくなっちゃったけどさ、あんたたちはまっとうに成長できて何より~」
「私から見たら、まだまだあんたって分かるわよ。
見た瞬間、あ、クラリッサだってなったもん」
ユノも、懐かしそうに軽口をたたく。
この学園に似つかわしくない物々しい修道女は、かつて二人と一緒に学園で学んだ級友だったのだ。
ただし、そののどかな日々はあっという間に終わりを告げたけれど。
それから5年間、クラリッサが学園に戻ることはなかった。
今回だって、クラリッサは復学するために戻って来た訳ではない。今もこれからも、クラリッサはユノたちと別の道を歩むのだ。
たまたま同じ場所に来て仕事がかぶったから、会えただけで。
「それにしても、修道女のみなさんのおかげで助かったわ。
誰かさんのせいで下品な冒険者や貴族がこれでもかってくらい集まっちゃって、衛兵じゃ全然手が足りなくて。
しかも誰かさんの意向で、教会軍はそっちの取り締まり手伝ってくれないし!」
ユノが感謝と一緒に愚痴を吐くと、クラリッサは苦笑した。
「分かる~、ひっどい事になってるよね。
アタイもここに来て下町の通りを見た時、これがリストリア!?ってなったもーん。治安乱れすぎて、もはや聖なる街じゃねえ!」
「そうなのです、全く、恥じ入るばかりです」
クラリッサの正直な感想に、カリヨンは力なくため息をついた。
リストリアの治安は、インボウズが男の欲を煽ってそういう戦力をかき集めたため、もはや性犯罪都市になりかけている。
だが今は、魔女討伐に訪れた修道女隊が見かねて取り締まりを手伝ってくれている。
クラリッサも自分を手籠めにしようとした暴漢を返り討ちにし、衛兵の詰め所に引きずっていったところでユノと出会ったのだ。
「まあいいよ、元々力で黙らせるのがアタイらの仕事だし。
アタイらってさ、いかにもアブナイ女って雰囲気じゃーん。取り締まりに行かなくても向こうから寄ってくるから、楽だよ」
そう言ってケラケラと笑い、クラリッサは少し切なげに二人を見てぼやいた。
「こういうのは、あんたらよりアタイにお似合いの仕事だ。
アタイなら……元々邪淫で追放されたから、ああいう奴らと同じ所でやり合っていい」
クラリッサの言葉に、二人は何とも気まずそうな顔をした。
クラリッサが学園にいられなくなったのは、邪淫の罪を犯してこの学園にふさわしくないと追放されてしまったから。
しかし、哀れんでばかりもやれない。
クラリッサのやらかしは、間違いなく本人のせいなのだから。
それは、ユリエルやユノたちがこの学園で聖女の卵として育ち始めたばかりの頃、中等部の一年の夏。
水泳の授業で湖から帰って来た後、とんでもない学級通信が発行された。
そこには、授業中に海パンの隙間から先生の股間のワカメが見えていた、という内容が書かれていた。
清らかであるべき学園から出たこの恥文書に、学園は騒然となった。
いや、騒ぎは学園だけに留まらなかった。
内容の意味するところに気づいて先生に訴えた子は、少数派だ。多くは気づかず、親や元いた孤児院に送ってしまった。
なお、ユリエルは当然のように後者である。
結果、学園には苦情が押し寄せた。清純な乙女を育てるはずの学園で、こんなものを書く奴を野放しにするなと。
当時の理事長はインボウズではなかったが、面子を傷つけられて激怒した。
そうして、この記事を書いた元凶……クラリッサは退学となった。
そこから、クラリッサの聖女を目指すのとは違う道が始まった。
クラリッサは、ただの退学では済まなかった。邪淫により学園の看板に泥を塗った罰として、泥まみれの戦場に送られた。
癒しだけではなく物理攻撃を鍛え、己の傷を癒しながら敵か自分が倒れるまで戦う、荒々しい修道女隊に。
要は、力はあるが傷がついた者が投入される、突撃隊である。
血と泥に塗れた戦場で、社会の暗黒面に力で立ち向かって消し去る部隊。汚れ切った刃で、汚れ切った敵を葬り去る。
清く美しい聖女とは、正反対の存在。
しかしクラリッサは、そこで生き抜いて力をつけた。
クラリッサは元々骨太な体をしており、己の体を使った戦いも得意だった。それが、修道女として大きく花開いた。
平民出で、厳しい生活にも耐えられた。軍隊のような乱暴で下品な空気にも、難なく適応して馴染んだ。
元より、あんな記事を書くような図太くて悪ノリと相性のいい娘である。
むしろ学園にいた時より、クラリッサは力強く羽ばたいた。
そして今、クラリッサは学園に帰って来た。この世を汚す不届きな輩を力で叩き潰す、地獄の使者として。
しかし、クラリッサにはどうしても気にかかることがあった。
クラリッサは、街にはびこる下種よりも、もっとずっと巨大な悪と戦うためにここに来た。自分なんかより、もっとずっと罪深い邪淫に染まった魔女を。
……それがユリエルだということが、クラリッサには衝撃だった。
「なあ、邪淫で追放……どころか破門されたんだってね、ユリエル。
で、今は魔族だろうが聖騎士だろうが誑かして、自分が悪くないって嘘を押し通そうとしてるって。
ユリエルって、そんな奴だったっけか?
それとも、アタイがいない5年間で変わっちまったのか!?」
クラリッサは、思わず声を荒げた。
クラリッサはユリエルと特別親しい訳ではなかったが、ユリエルのことはおもしれー女として興味を持っていた。
自分と同じようにガサツで恥知らずな田舎者で、しかし男女のませたことに関しては驚くほど純粋で夢見がちで。
最初は仲間かと思って声をかけたが、話しているうちに汚してしまったらまずいと思い、距離を取った。
そのユリエルが、今や神敵で邪淫の魔女。
淫らで爛れた罪で、世界中から憎まれている。
クラリッサは、自分の邪淫の罪と運命については受け入れていた。
しかしユリエルの転落については、どうしても信じられなかった。何をどうやったら、あの汚れの在処すら知らなさそうな奴が……と。
困惑するクラリッサに、カリヨンが静かに言った。
「ユリエルは、あの頃から何も変わってなどいませんよ。
男に媚びないくせに恋に恋して、筋の通らないことを嫌い、不器用に男が求めてない努力ばかりして。
今だって、自分が正しいと信じる道に、青春を投げ出して突き進んでいるだけです」
その言い方に、クラリッサは愕然と目を見開いた。
これだけで、クラリッサには分かってしまう。
教会の暴力装置として鍛え上げられ、後ろ暗い現場をいくつも潜ってきた暗部の女として。教会それ自体の汚れを目の当たりにしてきた、処刑人として。
自分がこれから、何をすることになるのかを。
クラリッサは、握りしめた拳にビシビシと血管を浮かせて、絞り出すように言った。
「そうか……やっぱりそうかよ!
思ってたんだ、アイツにそんな事できんのかって!
けど、アイツ不器用で正直すぎるから……ああ、アタイのいる部隊じゃ、一週間と生きてられないだろうよ。
アタイは生き残って……これから、そんなアイツを!!」
クラリッサは、教会に忠実な凶器として、本当に底から悪いのかよく分からない相手も冷酷に葬ってきた。
それが仕事だし、それで世の中が少しでも平和になるならと。
あかの他人なら、深く考えなければいくらでもやれた。
しかし、ユリエルは……あの純粋すぎてちょっと引かされて、微笑ましく生温かい目で見守ろうと思った子をそうするのは。
はっきり言って、辛い。自分の中の何かが折れてしまう。
「……けど、あんたらでもどうにもできないんだな。
アタイなんかじゃ、なおさら」
クラリッサは、恨めしそうにユノとカリヨンをにらんだ。
馬鹿をやって追放されてしまった自分と違い、この二人は表で聖女としてきちんと立場を築き成長している。
それでも、ユリエルが理不尽に叩き潰されようとするのを止められないのか。
「ねぇ……こんなすごい大軍に、アタイらの精鋭まで加わって、しかも勝利の聖歌手とか言われてるタカネノラ様まで来てよ?
それで、ユリエルが生き残れると思ってんのか!?
いや、魔王軍に頼れば生き残れるかもしれないけどさ……あんたらは、これをのうのうと見てる訳!?」
ひとしきり喚くと、にわかにクラリッサの目が鋭くなった。
カリヨンは、表情を変えないまま答える。
「そのつもりは、ありませんよ」
「なるほど……それで、こいつか!」
いきなり、クラリッサが目にも留まらぬ速さで鎖分銅を振り出した。分銅は、カリヨンのすぐ側を抜けて後ろの壁に迫る。
と、そこから黒い影が飛び出した。
次の瞬間、クラリッサの喉元に短刀が突きつけられていた。だがクラリッサの大鎌の刃も、襲撃者の目に当てられている。
数秒の緊迫の後、二人は声を上げて笑い出した。
「アハハハッやるじゃねーか!俺のこと見破るなんてよ!」
「ハハハッあんたこそ!今のアタイでも捉えらんねーとか!」
クラリッサに張り付いているのは、マリオン。
クラリッサと同じくかつての級友で、同じように聖女とは別の道を歩んだ、小さな体にしっかり芯の通った忍者だ。
クラリッサは、苦笑してカリヨンに抗議した。
「あんたが何もしねーとは、思ってねーよ!
コイツ使って、何かしようと企んでたんだろ?
けど、アタイを部屋に呼ぶのにコイツ仕込んどくとかさ……さすがに、水臭くね?」
「そのように思われるのは、百も承知です。
ですが、あなたは知り合いである以前に、修道女隊の一員ですからね。残忍なる教会のための刃、それが今のあなた。
ユリエルの真実を悟ったとて、どう動くか確信が持てませんでした」
「だから、臨機応変にいろいろやれるように考えてたの」
カリヨンがさらりと明かし、ユノが補足した。
クラリッサが討伐軍にいると知った時、ユノは真っ先に、ユリエルをこの状況から助けるのに使えないかと考えた。
しかしクラリッサの立場を考えると、危険な賭けだった。
クラリッサがユリエルより教会に忠実だった場合、協力を持ちかけたのを反逆とされて自分たちまで堕とされる危険がある。
だから万が一に備えて、マリオンを潜ませておいたのだ。
「悪いなー、でも俺らやユノだってここで死ぬ訳にいかなくてよー」
「分かるー、教会って一皮むけばそういうとこだもーん」
剣呑な挨拶を交わして、クラリッサとマリオンは楽しそうに笑い合った。
「いいよぉ、アタイ的には協力ウェルカム!
だってそうしたら、アタイがユリエルに殺されなくて済むかもだし。ユリエルも純粋だけど、容赦のなさと二面性はやべーな。
アイツと真正面からやり合うなんて、アタイはごめんだよ!」
クラリッサは、そう言って肩をすくめた。
修道女隊にももちろん、これまでの教会とユリエルの戦いの記録が渡っている。ユリエルが、どれだけの攻めて来た人間をどうしたかが。
それを見たクラリッサの感想は、ヤベえの一言だった。
自分がユリエルを殺すことより、自分がユリエルに殺されないよう手を打たねば。全体としては教会の戦力が勝っていても、自分は突撃隊なのだ。
そんな訳で、クラリッサは内心ユリエルと通じる方法を渇望していた。
「ユリエルが本当に悪かったならともかく、そうでないのに殺し合うこたぁないね。
アタイは、お互い生きれる方を選ぶよ。
で、具体的にはどうすんの?」
クラリッサが尋ねると、カリヨンは流れるように答えた。
「今回の討伐軍の情報を、できる限りユリエルに流します。どこからどんな者が来ていて、どんな編成で突入するのか。
いかなるものへの対策でも、情報は何より重要です。
おそらくそれが、ユリエルの勝利への最大の助けとなるでしょう」
カリヨンはここに来て、はっきりとユリエルのために内通すると決めた。
これまでは教会内部である程度物申すことができる立場を守るために、できるだけ隙を見せないようやってきた。
しかし、もうそんな場合ではなくなってきた。
今回のこれを放置すれば、ユリエルは死ぬか二度と戻って来られなくなる。
教会が有名人を武器として使うせいで、これまで戦いに関わらなかった桁違いの人々が巻き込まれる。
さすがのカリヨンも、ここまで見過ごす気はなかった。
「幸い、今は理事長とオニデス大司教の間で不和が生じています。
ミザトリアも、別件で目を引いてくれています。
今ならば……うまくやれば、教会の大いなる偽りを暴くことができるかもしれません。わたくしも、それに賭けることにいたしました」
カリヨンは、覚悟を決めた顔になって言い切った。
と、こちらのつもりが分かったところで、クラリッサには疑問が一つ。
「そっかー、そりゃいい考えだ。
でもさ、その資料ってどこから持ってくんの?末端のアタイが知ってることなんて限られてるし、まさか理事長の机からじゃないよね?」
その問いに、ユノは爽やかにウインクして答えた。
「大丈夫よ、そんな無茶しなくたって、そのうちマリオンのところに資料が転がってくるわよ。
こんなヤバい件を、あんただけに背負わせたりしないから……今、領主様があんたのボスにあいさつに行ってると思うわ」
「ふーん!へえー!国の方でも動いてんだ。
……それって、アタイ要らなくない?」
「……まだ、国として大っぴらにって訳にいかないから。
どこで何があるか分かんないから、味方は多い方がいいでしょ!」
ユノとクラリッサは、口の軽さの何倍も重い視線を交わした。
上が好き勝手を押し通す分だけ、その歪みを押し付けられた前線で戦う者たちの命が消えていく。
これ以上、根拠も正義もない戦いで仲間を奪われてたまるか。
それが、表であれ裏であれ前線で刃を振るう者の、最大の願いであった。
リストリアの貴族街の外れにある、領主の館。教会の勢力に押されて普段は見向きもされない場所で、秘密の取引が行われていた。
「修道女隊の皆さまに置かれましては、治安維持にご協力感謝いたします。
いやあ、我が街から出た神敵のせいで皆様も多くの血を流されたとか……心よりお悔やみ申し上げます」
その言葉に、修道女隊の隊長は眉をひそめた。
ユリエルの反逆と連動した魔族の反攻で、少なくない修道女が犠牲になった。それは、隊長も危機感を持っているところだ。
しかし領主ミザールの言葉や態度には、心からの罪悪感がこもっていない。
だが、隊長もこれだけで暴力に訴えるほど短気ではない。分かるのだ……ミザールは何かを訴えようとしていると。
「オトシイレール卿も、いろいろと手を打ってはいるのですが……いやはや神の桃を奪っても聖呪は効きませんでのう。
魔族の反攻も、未だ散発的に続いているそうで。それにしても、今までこんな事はなかったのというのに……。
いやー、一体何が原因なのでしょうな?」
隊長は、黙ってその茶番を聞いていた。
そして一言。
「私に分かることはない!おまえにはあるのか?」
それを待っていたように、ミザールは隊長に映像記録を差し出した。
「わたくしめには、この程度しか。
これは、ユリエルに向けられた聖呪の神との契約書です。手順も含めて間違いがない事は確認しましたが、なぜ発動せんのですかのー?」
それに目を通した隊長の眉間に、ぐっとしわが寄った。
そんな隊長に、ミザールは老獪に語り掛ける。
「解決できぬことに若い命が散っていくのは、誠に心が痛みますわい。このままでは、貴女の部下たちも浮かばれませぬな。
しかし、貴女たちのしたたかさは聞き及んでおります。
上に政策あれば、下に対策あり……対策を、お求めでしょうか?」
その言葉に、隊長はギロリとミザールをにらみつけた。
並の人間なら、一瞬で恐慌を起こして訳も分からず泣いて謝る威圧。しかしミザールは、一歩も引かずに強い信念で見つめ返した。
「それで、私は何をすればいい?」
隊長の問いに、ミザールはうやうやしく一礼して告げた。
「この討伐軍に参加している主な者の名簿と個人情報、そして軍の編成を教えていただきたく。
街を預かる者として、きめ細かな支援をいたします」
「いいだろう。
だが対策には責任も伴う、その首は預からせてもらうぞ」
「なんのなんの、これで国民の犠牲が減るならば!」
こうして、一言も決定的な言葉を口にすることなく会談は終わった。
修道女隊は、教会の忠実な暴力装置である。しかし心を持たぬ木石ではない。
上から無茶な命令が下されたり理不尽な板挟みにされた時、彼女たちはうまく立ち回って生き抜いてきた。
表で聖女になれない傷を負い、暗い戦場で死に物狂いで守って来た命を、せめてもの許された未来を失わないために。
むしろ自分たちよりずっと清らかで傷もなかった乙女のために刃となって死ぬなんて、まっぴらごめんだ。
だから彼女たちは、上に気づかれぬ対策を用意する。
彼女たちの抱える闇は、それを隠すのにもってこいだった。
修道女と書いてモンクと読みます。
回復・補助・それを自分のために使ってガチ殴りの突撃ユニット!
つまり、戦いに勝っても死亡率が高くなりやすい立場にいます。そんな彼女らにとって、無意味な戦ほど嫌なものはない。
そしてクラリッサのモデルですが、実際にいました……「海パンの隙間から先生のヒジキが……」という学級通信を中1で書いた奴が。
お嬢様校で知られる母校で問題にならない訳がなかった。
もっとも、現実では退学ではなく生徒指導室にブチ込まれただけでしたが。
男の目がないと、女の子はここまで下品になることがあります。高校の頃には、暑いとモロパン気にせずスカートでバサバサ扇ぐようになっていたが……無事隠して結婚できただろうか?
自分とは別方向の恥知らずでした。