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薔薇姫の再臨  作者: 仲仁へび
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第6話 自立思考する兵器



 はぁ。

 異世界にやってきてから、ロクな目にあってない。


 人間が兵器として扱われてるっていうより。

 自立思考する兵器扱いだ。


 人権なんてあってないようなもん。


 ねぇ、僕らって救世主的な存在じゃないの?


 薔薇姫の降臨だとか再誕だとかいっておきながら、さ。


 罰が当たるんじゃない?


 なんて、ぐちってても仕方がない。


 今の僕達には頼れるところが何もないんだから。


 はぁー。

 なずな、どうしてるかな。

 ちゃんとご飯食べさせてもらってるかな。

 酷いことされてないといいけど。


 会えてないんだよね。


 なんて考え事してたら声をかけられた。


「おい、仕事だ」

「まったく、人使い荒いんだよ。ねぇ……、聞きたいことあるんだけど」

「……」

「なずなはどうしてるの?」

「……」

「無視かよ。このはげ」

「……」


 兵器とお話する趣味はありません、ってか?


 だから、僕らの食事事情なんて燃料補給くらいの意識なわけ?

 で休憩は待機時間とか充電時間とかそういう認識。


 とんだブラック企業だよね。



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