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烏丸一のニートな日常  作者: 宇治翡翠
3/8

朝2

三月がスーツを取りに行って戻ってきた。


「お兄ちゃんスーツ持ってきた」

「おぅありがと、お前本当にスーツだけ持ってきたんだな」

「へ?」


へ?って三月のやつブラウス持ってくるの忘れてるの気付いてないな。

ブラウスなしでどうやってネクタイまくんだ?

俺はあえて指摘しなかった。

だって気付いて取りに行くだろうと思ったからだ。

だが気付く気配ないので少し聞いてみた。


「なぁ三月なんか忘れてることないか?」

「学校の時間ですか?8時30分ですよ、ちゃんと覚えています」


いやそうじゃないだろ。

まだ気づいてないのかこいつ。


「ネクタイ三月が結んであげますね!うへへー新婚プレイみたいですね!お兄ちゃん」


三月が変なことを言いながら俺の生首に直接ネクタイを巻きだした。

ネクタイ結んでも気づかないなんてさすが三月だな。


「おい三月首しまってるぞ!」

「ネクタイは首に巻くものですよ!きつ過ぎましたか?」


そうだけどそうじゃないだろ!

なぜこいつは気付かないんだ?

ある意味才能だな。


「なぁ三月なんかおかしくないか?」

「おかしくなんかないですよー!」


そういいながら三月はパンツとジャケットを渡してきたので何も言わず着てやった。

胸のあたりの違和感半端ねー!


「着替えたぞ!」

「お兄ちゃん似合ってます!」

「似合ってます!じゃねえよ胸のあたり確認してみろ、何かおかしいだろ」

「ネクタイちゃんと締まってるし別におかしくないですよ」


いやいい加減気付けよ。


「兄さん準備できたなら早くいくわよ」

「二葉もこの違和感気付いてないのかよ」

「は?何が?」

「もういいよ、なぁ三月父さんの部屋からブラウス取ってこい!」

「お兄ちゃんブラウスって何?」

「ボタンの付いた白い襟付きのシャツだよ!」

「分かった取ってくる」


こうして三月はやっとブラウスを取りに行った。

違和感に気付かない以前にブラウスを知らないのな。

俺中学の時毎日のように着てただろ!

それに今二葉も三月も着てるだろ!

三月が走って戻ってきた。


「お兄ちゃんブラウスってこれの事だよねー!」

「あぁそうだよくわかったな!」


こうして俺はブラウスを着てネクタイを結びジャケットとパンツをはいた。

普通これだろ!


「お兄ちゃんさっきよりなんかいいね!」

「普通これだからしっかり覚えておけ」

「そうなのですね!」


今の時間は8時10分スーツ騒動だけで15分もかかったんだな。

てかこいつら学校間に合うのかよ。


「兄さん、三月、準備できた?」

「「できた」」

「なぁ間に合うのか?」

「多分走ったら間に合うと思う」

「走るのいやだな」

「それなら問題ないわ、タクシー呼んであるし」

「ありがとな二葉」

「いや別に走りたくなかっただけだわ」


この家から学校まで歩いて大体25分くらいだ。

走ると15分くらいで行ける。

だが家から学校まで走るのめんどくさいし二葉には助かった。


「タクシーどれくらいで来るんだ?」

「さぁ?あと5分くらいだと思うわ」

「そっか、二葉入学案内持ったか?」

「そんなもの失くしたわ」

「なんでだよ!部屋にないのかよ!」

「いや部屋にあるわ!」

「あるのかよ!」

「でも探してたら日が暮れるわ!」

「(部屋散らかってるもんな二葉)」

「兄さん今なんか言った?」

「いやなんでもないよ」


そうこうしてるうちに家の前にタクシーが止まった。


「タクシー止まったしお前らの入学式いくか!」

「私お兄ちゃんの隣です!」

「兄さんタクシー代おごりね」

「なんでだよ」

「「「行ってきます!」」」


俺たちは家からでた。

久しぶりの外だ。

おぅ天井が高いぜ。


「三月、鍵ちゃんと鍵閉めたか?」

「あっ、忘れてた 閉めてくる」


何で忘れてんだよ。

三月が鍵を閉めに戻って帰ってきた。


「鍵なんか締まってたよ」

「私がしめたわ」

「二葉それ先言えよ!」

「早く乗るわよ、運転手に失礼じゃない」

「そうだな、乗るか!」


こうして俺らはタクシーに乗り烏丸家を後にした。














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