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2-2

 この街は世界統一国家ラスフェリオンという国の首都レイニルと言う名前で、城には世界を治める王と王妃が住んでいる

 王の名前はガイオラ・ラスフェリオンという人間と竜人のハーフ、王妃の名前はアイナと言う猫耳の獣人族だ

 さらに二人には娘、姫が二人いるらしく、姉は竜人の特徴である角と膨大な魔力を誇り、見目麗しい美少女で、国民のアイドル

 妹の方は少し病弱で、猫耳に羽という天使のような可愛さを持ったこれまた国民のアイドルなんだそうだ

 姉妹は仲が良く、姉の方は妹をまさに猫かわいがりしている


 世界中がこの国に治められており、世界はおおむね平和なのだが最近魔物が増えているとの情報も流れているので冒険者は結構仕事があるらしい

 まだGランクであるルーナは討伐依頼を受けることはできないが、順調にランクを上げてEランクになれば受けることができるようになる


 ルーナはまず薬草採取の依頼を受けることにした

 これは最もたくさん出されてる依頼であり、毎日の食費や宿代を稼ぐのにはうってつけだった

 採取場所もすぐ近くにあり、魔物も少ないことからランクの低い冒険者が小遣い稼ぎに受ける


 早速依頼をうけて森の手前にある植物の群生地へとやって来た

 ここはマナが濃く、薬草となる植物が育ちやすい。

 あたりを見渡すと、そこに生息するほぼすべてが目的の薬草だった

 依頼にあった30本を摘んで袋に入れ、すぐに街へ戻ろうとしたのだが、森から大きな魔獣らしき狼が数匹出てきて襲い掛かったので尻尾で弾き飛ばした

 一瞬にして辺りに狼の死体がばらまかれた

 対して気にせず街に戻ると、ギルドに依頼の品を渡した

 受付嬢は確認した後にこやかに


「依頼の品、確かに受け取りました。 こちらは報酬となっております」


 銅貨20枚を手に入れ、さっそく宿へと向かった

 大きい宿だと銀貨が必要になりそうなので一番安い宿に入る

 そこは銅貨10枚で一泊でき、さらに五枚で一食がつくらしい

 今日はもう日も暮れてきているのでここに決め、食事をとることにした

 銅貨20枚を支払い、翌朝の朝食も付けてもらう

 その日出た食事は野菜たっぷりのスープにハンバーグのようなミンチ肉を丸めて焼いたもの、それとパン二個だった

 安い宿とはいえ食事は非常においしく、ぺろりと平らげると眠気が襲ってきた

 部屋にある簡素なベッドにもぐりこむと、悪い思い出を払拭するように深い眠りについた

 大好きな妹と共に


短めです

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