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 おねえちゃん、だいぶ力を使いこなせるようになったみたいね

 でも私に比べたらまだまだかな

 それに、早く私に気づいてほしいな

 お話もいっぱいしたいし、あの頃みたいに…


 ルーナがまだ罪を償う転生を行う前

 破壊神の力すら持っていなかったただの少女だったころ

 ルーナはルニアという名のごく普通の少女だった

 双子の妹で引っ込み思案のサニアと元気よく野山を駆け回り、毎日幸せに暮らしていた

 サニアは姉が大好きだった

 いつも自分を目にかけてくれ、助けてくれるルニア

 ルニアが肉体を消滅させてまで自分の罪を全てかぶってくれたおかげでサニアは神々に封じられただけにとどまった

 

 今現在サニアの体にはルニアの魂が宿り、主導権を得ている

 それはサニアが自分の体を譲ったからに他ならない

 彼女はルニア、いや、ルーナを陰ながら守っていた

 命の危機に瀕したときサニアが体の主導権を取り戻して対応するためだ


 力の使い方に関してはサニアの方が上である

 封印されていた間彼女は一人で力の使い方を学んでいた

 二度と暴走することのないようにだ

 力の影響で彼女は不老不死となっているのでたかだか数百年はあっという間だった

 ルーナが自分の体に入るのがわかるとそれと同時に主導権をルニアにゆだね、姉を見守り続けている


 姉は相変わらず優しかった

 他者のために動く彼女を誇らしく思う


 もしお姉ちゃんが迫害されるようなことがあればその時は…


 サニアはルーナを守りたい

 彼女の願いはそれだけだ

 そのためならば世界を敵に回してもいいとさえ思っていた


短いけどやっと妹のこと出せました(ワスレテタワケジャナイヨ)

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