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闇と始まりのカタカムナ2

 黄金世界ジニロダロ

 全てが金で輝く世界で、ここの住人は黄金の体を持っていた

 容易に見つけることはできず、他世界からの来訪者もいないのは、黄金人たちを守るためと、始まりの存在ホツマを封印するためだった

 数千、いや、数十億年もの間封印されてきたホツマは怒りを沸々とたぎらせ続けていた


 神々が生まれて数億年。 それまでは始まりの存在たるカタカムナやホツマが世界の運営をしていた

 陰ながら闇と光を見守り、神のような役目を担っていたのが彼らだった

 しかし、ある時光から大神である三柱が生まれる

 創造、時、光の三柱だ。 そのうちの創造は子供である神々を生み出していき、時は時間と時空と言う概念を生み、光はカタカムナ達との戦いで力を失い女神として創造の大神から生まれなおした

 

「見つけたぞホツマ」


 ホツマの耳に懐かしいこえが聞こえた

 最愛の女性カタカムナの声。 それを聞けただけでホツマの怒りが少し和らいだ


「久しいな、カタカムナ」


 黄金の石像、それがホツマだった

 黄金人たちに信仰されていたため力を保ったまま現代まで封印されていた彼女は、自らに着いた黄金を衣服についた埃を払うかのように払い落とす

 カタカムナの手を取ると引き寄せた


「お前を感じることができる日が来ようとは…」


「我もずっとホツマのことを思っておった」


 二人の体は黄金色に輝く


「眩しっ。 なんなの?」


 アシキは眩い光に目をつむる

 光が収まると、美しい女性が二人に増えていた。

 カタカムナ達は女性しかいない種族、子をなすこともなく、それぞれが唯一無二の個である

 寿命はなく、老いることもない正に神のような存在だった


「力が、溢れてる? それも神なんて目じゃないほどの力…。」


 マクロは思わずしり込みした


「闇、そなたらが封印を解いてくれたのか? 感謝する。 カタカムナから話は聞いた。 我らの力を貸そう。 だが、力を貸すのは大神を滅するまでだ。 それ以降我らは好きにさせてもらう」


「あ、ああ、いいよそれで。 僕らもあいつらに、苦渋を飲まされたからね」


「ふむ」


 ホツマを救出し、黄金人たちに見送られながらジニロダロから狭間の世界へと渡った


「次はタミアラとミヨイを探す。 二人は我らと同じく連れ合いだ。 同じ場所に封印されておる可能性が高い」


「ん、わかったわ。 案内は頼むわよ」


 彼らに種族としての名はない。 しかし、伝説が伝わっている世界のみに伝わる呼び名がある

 彼らを総じていう言葉は、()()()()()

短いけど書きたかったことです

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