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エイシャ動く2

 不測の事態

 復讐のために動こうとした矢先に悪魔、闇たちが復活し、侵食し始めた

 かつてまだ自分たちが兄神であるラシュアの元にいた頃に戦い、封印した邪悪な者達

 何億年もの時を経て封印が解けてしまったのだ


「なんでこうもうまくいかないの? 何故今頃になって…」


「慌ててはだめよエイシャ。 あなたには私たちがついてる。 必ずうまくいくわ」


「そだよん、それにさ、この世界の住人を送り出してるんだからどうとでもなるって。 彼らは情報収集に優れてるし、戦闘能力なんかはリゼラスって子よりもはるかに高いしねん。 下手したら神の領域に達してる子もいたよん」


 彼らならば復活した闇や悪魔にも対抗できる

 そう考えていた


「油断すんなよ。 俺たちゃ解放されたばっかで完全に力が戻ったわけじゃないんだ。 で、エイシャ、力は戻りそうなのか?」


 獣の神ジューロはマキナを諫めつつ、エイシャに状況を尋ねた


「いえ、未だあの子たちをとらえるには至っていません」


 マキナと共にモニターを開くと、そこに映っていたのは悪魔と戦うルーナ達の姿だった


「この力、すでに闇と同等の力を持っているようですね。 まだ覚醒はしていないみたいですが…」


「ちょっと待って待って、この子何よ?」


 その映像に映るある少女を見てまず声をあげたのは、解析の女神レライアだった

 いつもかけている黒縁の眼鏡をはずし、しっかりと自分の目でその少女を解析しているようだ

 その解析結果をマキナのモニターに同機させてエイシャを慕うすべての神々に見せた


「この輝き、それにこの気配は…。 まさか、ルーチェ姉様?」


 エイシャは驚愕に目を見開き、その声に周りにいた神々も驚きの声をあげた


「そんな馬鹿な。 姉様はあの時確かに…」


 光の女神ルーチェは遥かな昔、闇との戦いで命を落としたラシュアの双子の妹だ

 創造の大神が初めに作り出した神の内の一柱である


「いえ、似てはいますが、あの子は別人です…。 もしや、姉様の残した」


「それ以外考えられないよん。 そう、あの子は、姉さんの子供だよん」


 レライアの解析結果にもそう出ている

 モニターに映っている少女、全体的に白く輝くその少女はいなみと名付けられていた

 

「まさか姉様の子供がルーナ達と行動を共にしているなんて…。 皆に伝えておきます。 サウディ兄様、お願いします」


 音の神サウディに声の拡声を頼んだ


「兄様、姉様、聞いてください。 今映像に映っている少女はルーチェ姉様の子供です。 必ずここに連れてきてください。 ラシュア兄様に先に奪われるわけにはいきません」


 その場にいる全ての神々が同意した

 光の神の力を受け継ぐいなみは闇に対抗する最高の戦力となるだろう

 それに、ラシュア自信への打撃にもなる

 引き入れることができればまさに切り札となるのだ


「わかったわエイシャ。 総戦力をあげてでもあの子をあなたの前に。 それに、私達の大切な姪になるのですもの。 私も会いたいわ」


「お願いします姉様」


 目標をいなみに絞り、それぞれが動き始める 

 いなみを保護し、仲間とするために

短いですが、いなみの正体を書いておきたかっただけなのでね

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