表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
132/384

石野は世界を渡れるか?1

 立木桃から話は聞けた

 彼女のいうルーナはまさしくあの子だ

 それに、騎士達

 桃が渡った世界でも暴れたらしい


 その世界では魔法が存在し、亜人という人間に似た種族もいる

 さらには女神まで確認できたそうだ

 神など信じる石野ではなかったが、自分が目の当たりにした様々な超常

 信じざるをえなかった

 

「どうっすか石野さん。 話は聞けましたか?」


「岸田か、お前、仕事はどうした? 最近行方不明事件が多発してるんだろう?」


「そっちは大丈夫っす。 優秀な新人が入ったので任せてるっすよ」


「お前、キャリアになりたいんじゃなかったのか? このままだとお前、その新人に抜かれるぞ?」


「いいんすよ別にもう。 それよりも俺、昔っからファンタジーとか興味あったんすよね。 すごいじゃないっすか。 研究者たちじゃなくて、俺らが異世界を発見する。 ロマンがあるじゃないすか」


「ハハ、お前は変わらんな」


 石野は調書を岸田に渡す

 岸田は礼を言って目を通し始めた


「なるほど、手掛かりは桃ちゃんにありそうっすね。 あれ? どうやって渡ったのか聞いてないんすか?」


「あぁ、そういえば忘れてたな。 明日にでももう一度行ってみるか。 お前も来るか?」


「マジっすか! いくっす!」


 既に時間は深夜、その日は休むことにして朝また立木桃を訪ねることにした

 幸いにも次の日は休日、彼女も学校は休みだろう


 しかし次の日に桃に会いに行く目的は果たせなかった

 彼女は自分の部屋から忽然と姿を消した

 まさに今多発している行方不明事件と同じようにだ

 

「くそ! 何が起こってやがる!」


「分かんないっす。 でも一連の行方不明事件。 これってもしかして、桃ちゃんは最初の犠牲者だったとか? そして、もしそうなら行方不明者たちは返ってこれる術がある」


 石野は岸田と共に以前から話を聞いていた異世界の研究をしている男の元へ行った

 男の名は赤井慎太郎

 次元や異世界について研究している世界でも稀で異様な研究者だ

 もちろん他の研究者からは変人扱いされていたのだが、最近の研究で高位次元の存在や異世界がある可能性が示唆されたことで、彼の研究も注目され始めていた


「赤井さん、どう思います?」


 これまでのことを話し、意見を求めた

 

「君たちはどう思う? 行方不明、確かに結びつけることはできるかもしれないが、ただ単に家出や誘拐の可能性もあると思うがね?」


「確かに、通常ならそう考えるでしょう。 しかし彼らにはどれも共通点があるのです」


「ほぉ、世間では発表されていない情報だね」


「はい、まだ公表はされていないですね」


「それで共通点とは?」


 赤井は自らでいれた紅茶をすする


「まず数人は家の中で忽然と姿を消していること。 これは立木桃と同じ。 そしてその他は…。 誰かが見ている目の前で消えた。 というところですね」


「なるほど、ネットにも書き込まれて動画も残されている。 公表はされていないが知れ渡っているということじゃな。 実はな、海外でもそのような報告が相次いでいる。 これを見てくれ」


 赤井は自分のパソコンでとある動画を再生した

 それはイギリスのとある街並みを映す防犯カメラの映像だった

 朝の通勤の時間帯なのか、大勢の人々が行きかっている

 そんな中、学生と思われる一人の少年が拡大されて映し出された

 少年はただ歩いているだけ

 次の瞬間、突如少年は消えた

 それも、大勢の目の前で

 そこで動画は終わった


「これはまだ世界で騒がれているほんの一部だ」


「これ、俺がこの前見た動画とおんなじ感じっすね。 あの時見たのは日本の女子高生が消えたやつでした」


 どうやら岸田も見ていたようだ


「なんだ、お前知ってたのか。 なぜ教えなかった」


「あいや、この手の動画ってねつ造やフェイクが多くて、この前のもそれの類かと思ってたんすよ」


「まぁいい、それにしても、世界中でこんなことが起こっているのか?」


「そうだろうね。 私も詳しくは知らんが、各国で騒がれ始めているようだよ」


「いったい、俺たちの世界で今何が起きてるんだ?」


 石野はこれからも捜査を続ける

 ルーナを探すために


石野の続き書くの忘れてた

アホですはい

前に投稿したのほんとに結構前だった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ