その2
前回の続きです。所々おかしなところがあるかもしれませんが、ご了承ください。
次に瞬間、車が猛スピードで俺の方に突っ込んできた。薄れゆく意識に中、おれは最後に言った神の言葉だけがずっと頭の中にあった、、、
目が覚めたら俺は学校に教室っぽいところにいた。そして自分の席に椅子であろう場所に座っていた。
「え?どゆこと?
あれからどうなった?車に轢かれておれは、、、そこから記憶がない、、、
死んだのかおれは?
じゃあ今のこの状況はなんだ?」
自分の体、服、周りの人間、自分が今いる場所、全てを見て俺は確信した。
「おれは小学生(小学1年生)に転生したのか?
神のいう通りだ。まじで転生したんだ。」
驚きでずっと空いた口が塞がらなかった。
しかし、次の瞬間に聞こえた言葉であれだけにぎやかだった教室が一気に静まり返った。
先生「それでは今からテストをします。席についてください。」
この言葉を先生が発した瞬間、全生徒の顔が凍っていたのだ。なぜ生徒の顔が凍っていたのかは、この時はわからなかったが、このあとその真実を知ることになる。
先生「それでは、テストを始めます!制限時間は1時間。よーいはじめ!」
テストが始まった。正直こんな状況でテストがどうこういっている場合ではなかったが、周りの雰囲気があまりにも凄かったため、俺も気づけば手が勝手に動いていた。
小学1年のテストだったので俺には余裕だった。
そして、テストが終わった。
先生「テストやめ!ペンを置いてください。」
テストが終わるとあの異様な雰囲気は解消され、皆が安心し疲れ切った、やりきった表情をしていた。しかし、ある1人に生徒が次の瞬間異様な行動に出るのだった。
ある生徒「先生、トイレに行きたいです。」
先生「はい、わかりました。トイレに行ったらすぐに戻ってきてください。」
ある生徒「はい、、、」
この瞬間、俺は見ていた。
教卓に先生が後ろにいる2人の先生と目を合わし、何か合図をしているのを。
そして、その生徒はトイレに行こうと立ちあがろうとした瞬間、ものすごい勢いで走り出した。その瞬間の先生たちと言葉も他の生徒たちの表情も違和感だらけだった。
すごい音を立てて教室を飛び出したため、おれは気になってそいつの方を見るために後ろを向いた。その時だった。後ろを向いた瞬間、周りの生徒の顔が恐怖に怯えた顔をしていたのだ。何人か泣き出しそうな顔をしていたものもいた。そして次の先生の言葉を聞いた瞬間、嫌な想像をしてしまった。
先生「おい!逃げたぞ!取り押さえろ!」
何人ものガタイのいい男の先生たちがその子を追いかけていった。
俺は気になって廊下をみた。すると逃げ出した生徒はすぐに先生たちにつかまっていた。まるで逃げ出すことを知っていたかのように。そして、その生徒はものすごい恐怖に怯えた顔をしながら、涙を流して全力で叫んでいた。
「死にたいくない!!!!!!!
誰か助けて!!!!!!!」
おれは訳がわからなかった。でも後ろを振り返り教室を見渡すとだれも驚いた表情をしていなかった。
そして、俺も何もできないまま逃げ出した生徒はどこかえと連れられて行った。
先生「〇〇君、席に座りなさい。」
俺「、、、」
先生「早く座りなさい。」
俺「、、、はい、、、」
先生「それではテストの結果を報告します。」
俺「テストの結果?今の騒ぎの最中に採点を終わらせたのか?っていうことはみんながテストを終わっても全く動かず自分に席に座っていたのは、テストの採点結果が出るのを待っていたのか。」
先生「今回のテストの赤点は、××君のみでした。」
俺「××君?もしかしてさっき捕まったあの子のことか?」
先生「それでは、次にテストの頑張るように。解散!」
そして、生徒の顔は皆恐怖から解放されたような顔をしていた。
そしてみんな一斉に下校していった。おれも結局あれがなんだったのか訳がわからなかったが、みんなと一緒に下校した。
下校中
「あれはいったいなんだったんだろう?あの時の生徒の目、先生の言葉、捕まった子に言葉、、、いったいなんなんだまったく、、、」
この時にすでにおれは自分が転生していたことを忘れていた。そのくらいあの出来事は衝撃的で、俺の脳裏に刻まれたのだ。
そして下校しながら俺は思った。
「ん?俺はどこに帰ればいいんだ?」
不定期ですが、また投稿しますので、次回をお楽しみに!