第1話 努力ができない・・・
初めて小説を書いてみました!所々おかしなところがあると思いますが、よろしくお願いいたします!
「なぜ人は怠惰な生き物なのだろう•••」
「なぜやらなければいけないと思っていても後回しにしてしまうのだろう•••」
「なぜ強制されないとできないのだろう•••」
「学生時代の受験勉強、部活動、将来のための資格の勉強、就職活動、日頃の定期的な運動、食事制限。なんでもそうだ。俺は何一つやってこなかった。何一つ努力しなかった。勉強なんてまともにやってこず、受験は推薦に逃げた。部活は一応バスケ部には入ってはいたが、いつもダラダラと練習し、レギュラーになったことなんて一度もない。大学に入ってからも、まともに学校にも行かず、サークルにも入らず、単位を落としまくり、結果留年した。資格の勉強なんてもちろん一度もやらず、就職活動なんてまともにやってこなかった。俺なんかまともな会社なんて入れるわけがないと勝手に決めつけて。
結局俺はいつも何か言い訳を探して逃げる。ただ面倒なだけなのに••• そして何もしないままただ日々を無駄に過ごす。その繰り返しだ。
よく努力は絶対に実るわけではないという言葉を聞く。では、その努力ができる人はどのくらいいるのだろう、、、多くの人はその努力すらできていないのではないのだろうか、、、努力は実るとは限らないと言った人間も本当に自分を限界まで追い込める、努力できる人間だったのだろうか、、、確かに努力だけではどうにもならないことはあるかもしれない。でも、大抵のことは本気で努力すれば、成し遂げれるのではないのだろうか、、、人は本気で努力すれば何にでもなれるのではないのだろうか、、、
こういう考えかの人間もいる。努力も才能であると。でもこの考え方は、努力できない人間の考え方だ。こう言う人は大抵努力することを諦めている。確かにこう考える方が楽なのかもしれない。でも、努力も才能だと決めつけたら、一生上には上がれない。だから俺はこの考えは否定したい。まあ環境が人を変えることはあるだろうが・・・
「そういやある漫画のあるキャラも努力の天才とか言われてたような・・・」
まあ、でも世間一般的には努力は才能とは思われていないだろう。もし努力が才能なのだとしたらとても幸運だ。だって才能が本人の頑張りだと思われているから。それってただ過大評価されているだけなのではないのだろうか・・・
俺は今フリーターをしている。25歳。2度就職した会社をやめている。こんな状態になったせいか、最近はこんなことを毎日のように考えるようになった。
「はー、もっと学生時代に遊ばず努力するべきだったなー、、、(勉強を頑張っておくべきだったなー、、、)
受験勉強や資格の勉強、趣味なんでもそうだ。自分の武器になるものを身につけるべきだったなー、、、」
俺は何にもやってこなかった。あんだけ時間があったのに、、、何一つやってこなかった、、、何一つ努力してこなかった、、、
高校受験も大学受験も推薦に逃げ、まともに勉強してこなかった。中高と部活はやっていたが、それもだらだら練習するだけの日々を送っていた。正直辞めたかったが周りの同調圧力に負けてただ続けていただけ。大学生になってからも大学の勉強は全くせず、友達やサークルでの飲みや、クラブに行ったり、家に帰ってからはゲームやユーチューブ、SNSを繰り返す日々。大学の単位すらまともに取れていなかった。資格の勉強なんてやるはずもなかった。就職活動もどうせ俺なんかいいところ就職できないとかって決めつけ、それを言い訳にしてまともにやらなかった。ただめんどくさかっただけなのに、、、
そんなおかげでなんとか適当に就職活動を行った結果、いわゆるブラック企業というところに就職することになった。ブラック企業だと気付いたにも会社に入って半年経ったくらいの頃であった。いや、今思えばブラック企業だったのではなく、ただ自分に忍耐力、継続力がないだけで、それの言い訳としてブラック企業だと勝手に決めつけていたのかもしれない。
「はー、もうやりたいこともないし、、、(いやあったとしてもどうせできないだろうけど)いっそのこと死にたい、、、まあ俺には死ぬ度胸すらないんだけど、、、 じゃあ俺何のために生きてるんだろう、、、 ただ死ぬのが怖いから生きているのか、、、? 生きてる方が辛いことの方が多いはずなのに、、、
はー、犬になりたい、、、 スライムになりたい、、、」
「いや!もう一度人生を1からやり直したい!もう一度チャンスが欲しい!神様どうか俺にチャンスを!!!!!」
神「は!?何言ってるのお前」
俺「ん!?」
神「何甘いこと言ってんのっていってんの」
おれ「ん!?だれあなたは?」
神「俺は神。お前が願ったんだろ、俺に」
俺「まあたしかに、、、って信じられるか!」
神「信じる何も じゃあ今のこの状況をどうやって説明する?」
俺「確かに、、、」
神「っていうかお前まじで甘すぎな!人生をやり直したい?あめえこといってんじゃねえよ!そんなこと考えてる暇あったら、今すぐ動け!挽回してみろよ、これまでの人生をこれからの人生を。」
俺「、、、」
神「といおうとしたが気分が変わった。いいよそんなに人生やり直したいんならやり直させてやる。いい案を思いついた。お前の記憶を今のままにしてやる。だが、犬やスライムに生まれ変われると思うな。人間だ。同じ人間とやり直せ。」
俺「え、いいの?」
神「おれもお前の苦しんでる姿がもっと見たくなったからな。」
俺「?」
神「次に生まれ変わる世界は今の世界とは違うぞ。お前言ってたよな?強制されないとできないって」
俺「うん、、、」
神「だったらその強制された世界へ行かしてやる」
俺「?」
神「まあ、行ってみればわかる。じゃあな」
おれ「え?ちょっとまっt」
次に瞬間、車が猛スピードで俺の方に突っ込んできた。薄れゆく意識に中、おれは最後に言った神の言葉だけがずっと頭の中にあった、、、