表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

保エム編む

作者: Proteaman



殺しなんて面白く無いだろ?

やる事やったらもう動かない肉の塊の出来上がり。腹掻っ捌いて中身ぶち撒けたところでね。

解剖の練習だとか、中の構造を学ぼうとか、

そんな事に興味は無い。


いつかのアイツは反応が面白く無いからとすぐ楽にしてもらってた。あの時のヤツは反応が面白いからってとにかく丁重に扱われていた。

優しさとは?頭の中に一瞬浮かんですぐ消えたけど、心の中では煙のようゆ漂っている。


最後に見た夢はとても綺麗だった。

なんて事は無くて。今まで見た夢なんてもう覚えては居ない。今目の前に映る現実ってのは不幸では決してないけれど、決して幸せだとはしゃぎ回れる物では無い。

いつだって僕達は監視とか制限とか。

許されるのは只々黙って歯車を回す事だけ。

毎日部品が壊れては、毎日新しい部品が作られる。新しい部品が己の役割を果たすその日を知るのはそんなに遠い日の話しではない。


僕はただ歯車の部品には成りたく無いと強く思っただけだ。右も左も分からないあの時から、何かを理解した気がした今日この頃も。

貴方の頭は壊れていないけれど、どうやら心が壊れてしまっていますね。

なんて言って色んな修理工場をたらい回しにされたけど、果たしてその結果は良好だったのだろうか?


未熟な物も時間が経てばそれなりに成熟してくる。得た経験値の質や量で個体差がある物だけど、それでもやっぱり時間って物は計り知れない程偉大なものだと思う。


やる事成す事上手く行かないし、そんな失敗を繰り返していたらただ擦り減って行くだけだ。


そんな事は無い、諦めないものは報われる、夢を見る者だけが掴めるんだ


なんて偉そうなだけのアイツが言ってたっけ。

結局アイツは何かを得る事も無く、只の歯車として役割を終えた。何も無く終わった。


反抗的で居ると損をするばかりで得など無い。

窮鼠猫を噛むとは言うが噛んだ相手が猫では無く虎だったなんて事がよくある話し


結局の所チカラと呼ばれている何かで望みが叶うのであれば、それを欲するのはとても自然な事で、それを否定するのはとても不自然だ。


冷たい光を浴びすぎて心が凍えている。

それが問題だ。


尾張


気儘に言の葉を編みたくなったらまた来ます。


ぴーす

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ