劇場版 マジカルパラドックス!(序)
最終話にてまじかるクロックが発動した場合の、パラレルワールド的なお話。
企画自体が流れてしまったため、序盤のみのシナリオしか存在しません。
001N「今、藤見配水塔の中で、正義の魔法少女と魔道少女達の決戦が行なわれていた……!」
002ももんが「ななこちゃん!超能力少女よろずのまじかるクロックを発動させちゃいけない!急ぐんだ!」
003ななこ「分かってる!分かってるけど……!」
004みらら「魔法少女ななこ!あなたには私のまじかるミラージュは破れないわ」
005ななこ「偽物がこんなにいっぱい……時間がないってのに!もう全部ふっ飛ばしちゃえ!まーじーかーるーあたーーーーーっく!!!」
006みらら「吹っ飛ぶのはあなたの方よ……まじかるミラー!」
007ななこ「うゆゆーーっ!?」
008あきら「まじかるカウンターっ!!!」
009みらら「きゃあっ!?ミラーではね返したものを更に弾き返すだなんて、そんなのアリ!?」
010あきら「迂闊だぜななこ!あいつと正面から戦う余裕も時間もないはずだぜ!」
011さやや「体育少女あきら!あなたの相手はこの私、逆転少女さややなのーっ!」
012あきら「ななこ、時間がない!先に行って黒幕をぶっ潰して来い!ここはあたしが引き受けた!……なぁに、あいつら二人を片付けてあたしもすぐ追いつくさ!」
013ももんが「ななこちゃん!早く!」
014ななこ「あきちゃん……ごめんね、ありがとう!まじかるテレポート!」
015さやや「あーっ!テレポートだなんてずるーい!」
016あきら「ざまぁみろ!この世界をお前ら魔道少女達の好き勝手にさせてたまるかよ!」
017みらら「ななこを先に行かすなんてあなた馬鹿ね……二対二ならまだ生き残れる可能性もあったのに。私とさやや、黒魔少女三人衆のうち二人を一人で相手出来るだなんて本気で思ってるの?」
018あきら「そんな事思っちゃいないさ。だけど、これが最善の方法なんだ!行くぞぉぉぉぉぉっ!!!」
019よろず「魔法少女ななこ……よくここまで来れたわね」
020ななこ「超能力少女よろず!ギガンティックまじかるクリスタルを返しなさい!」
021よろず「遅いわ。もうすぐまじかるクロックが発動するのよ」
022ななこ「そ、そんな……!」
023ももんが「いっそ隙を見てアブソリュートウインドでクリスタルを粉砕してしまえば……!」
024むささび「おっとももんが。この子がどうなってもいいのか?」
025ももんが「ゆ、ゆうこりん!?」
026ゆうこ「ごめんなさい……つかまっちゃった」
027ももんが「むささび!人質だなんて汚いぞ!」
028むささび「そうだよなぁ、ももんが。お友達は見捨てられないよなぁ。それがお前の甘さだ。さぁ、そろそろまじかるクロック発動の時だ」
029ななこ「ああっ!クリスタルが光ってる!?」
030よろず「時の流れよ、過ぎた時を戻したまえ。時の流れよ、過ぎた時を戻したまえ。全ては一人の少女のために……まじかるクロック!!!」