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学園編 悪霊の最後!戦う魔法少女

000ななこ「こんにちは、私ななこ!

 どこにでもいるような普通の小学生……なんだけど。

 ほんとはね、七つの魔法の力で、

 ご町内の平和を守る魔法少女なんだよっ。

 だけど、その事は学校のお友達には内緒なのっ」

 

001優子「ううっ……どーしてこんな事するの?」

002怪人「この学校を我々が制圧する、これは我が主の命令なのだ!」

003優子「主?あなた達怪人を操っている主がいるの?」

004怪人「その通り!我が主こそ黒魔少女三人衆の一人なのだ!」

005優子「黒魔少女三人衆……?」

006怪人「主よ!我々怪人の力で学校を制圧しました!」

007優子「えっ?あ、あなたが怪人を操ってたの……!?」

 

00tあきら魔法少女まじかるななこ 第19話『悪霊の最後!戦う魔法少女』

 

008ななこ「うゆゆ……朝登校したら学校が怪人さん達に制圧されてました……って笑えないなぁ」

009七瀬「いよいよ悪霊の正体が明かされる時が来たようね。しかもご丁寧に再生怪人達まで用意してくれるなんて、大した力のいれようね」

010ななこ「だけど、私とななせちゃん、二人の魔法少女が力を合わせれば無敵だよねっ!まじかるフォーム!」

011七瀬「まじかるフォーム!じゃ、頼んだわ。……まじかるステルス」

012ななこ「あ、あれ?ななせちゃん?どこ行ったのかなー?」

013トリカブト「いたぞ!魔法少女ななこだ!必殺・フライングヘッドバーーーーット!!!」

014ななこ「うゆゆぅ!?あなたは怪人トリカブト!」

015テラニート「働きたくないでござる!働きたくないでござる!」

016ななこ「か、怪人テラニート!」

017ラフレシア「花は枯れてもまた咲くものなのだ!」

018ななこ「うわぁ、怪人ラフレシアだぁ!一人で三人も怪人を相手にしないといけないのかぁ……」

 

019ブラックボード「なぁ、怪人フライパンよ」

020フライパン「何だ、怪人ブラックボード」

021ブラックボード「いくら何でも魔法少女二人を相手にするためだけにこんなに大人数の怪人を再生させる必要は無かったんじゃないか?」

022フライパン「獅子は兎を狩るのにも全力を尽くす……我々を復活させたあのお方はそういう方だ。なぁ、怪人サッカーボールよ」

023サッカーボール「それもあるだろうが……俺にはこの過大な包囲網、あの方の心にある一抹の不安を映し出してるように見えるのだが」

024フライパン「どういう事だ?」

025サッカーボール「聞く所によると、今回の作戦の指揮を執るのは魔道少女ななせの代わりに最近新しく黒魔少女三人衆に加わった少女だというではないか。新人のデビュー戦だ、完璧主義のあの方が不安に思うのは無理もない気がするのだが」

026フライパン「あの方も心配性だな……これだけの怪人軍団ならば何も恐れる事はないのにな」

027ブラックボード「しかしこれはチャンスだぞ。あいつら、一人の怪人相手によってたかって攻撃をしかけてきやがる。今こそ数の暴力をもってあいつらに復讐する時なのではないか!」

 

028七瀬「うへぇ。あいつらには怪人としてのプライドってのがないのかしらね」

029ポルターガイスト「いやぁ、全くよねー。やっぱり一対一で勝ってこそよねぇ」

030七瀬「……あなたも再生されてたの」

031ポルターガイスト「もちろんよ!怪人三人衆の一人の私・怪人ポルターガイストがいないとね!」

032七瀬「そう。じゃあ頼んだわよ。まじかるイリュージョン」

033ポルターガイスト「あ、あれ?私があんたと同じ姿に……!?」

034七瀬「そして……まじかるマリオネット」

035ポルターガイスト「あら、あらら……身体が勝手に向こうに歩いていくんだけど……。」

036フライパン「おっ、向こうから魔道少女ななせが歩いてくるぞ」

037ブラックボード「いつぞやかにやられた恨みを晴らす時だ!いくぞ!」

038ポルターガイスト「あっ、えっ、ちょっと……私は違……ぎゃああああああ!」

 

039テラニート「くらえ!ヘルオーワーク!」

040ななこ「トリカブトシールド!」

041トリカブト「お、俺を盾にしたぁ!?」

042ななこ「そして……まじかるアタック!」

043テラニート「ぎゃああああ!」

044ななこ「おそらく黒幕は学校の屋上にいるはずだよっ。黒幕って高い所が好きだからっ」

045ラフレシア「お、おい!俺を放っていくな!畜生、地面に根が張って動けねぇ……!」

 

046ななこ「あとはこの階段を登っていけば屋上だよっ」

047ダークサイド「待てい!魔法少女ななこ!怪人三人衆の一人・怪人ダークサイドが相手だ!」

048ななこ「うゆっ!?この怪人さん苦手なんだよなぁ……」

049ブルー「特殊戦隊エフェクターブルー参上!魔法少女君、ここは俺に任せて先を急ぎたまえ!」

050ななこ「特撮さん!学校内によく通報されずに入れたね!」

051ブルー「ふっ、俺とてもう通報されたくないからな!用務員としてもぐりこんだのだ!魔法少女君、あの少女を助け出してくれ!頼んだぞっ」

052ななこ「おっけー!任せといて!」

053ダークサイド「くっ、待てっ!」

054ブルー「お前の相手はこの俺だぜ?それとも不意打ちじゃないと俺に勝つ自信がないのか?」

055ダークサイド「言わせておけば!ダークストライク!」

056ブルー「今だ!レーザーブレード!エフェクターブルーフラーーーシュ!!!」

 

057ななこ「ふぅ……ようやく屋上まで辿り着いたよ」

058七瀬「ななこ、あなたも辿り着いたのね」

059怪人「よく来たな。自己紹介しとこう!俺は怪人三人衆の最後の一人・怪人ドッペルゲンガ―!」

060ななこ「あっ、ゆうこちゃん!」

061優子「魔法少女さん、来ちゃダメ!」

062ななこ「今回の事件の犯人はあなたなのかなぁ!?」

063怪人「違うな……我が主の意志にすぎないのだ。主よ、姿をお見せ下さい」

064七瀬「やっぱりと思ったけど、今回の黒幕はあなただったのね……!」

065あきら「黒魔少女三人衆の一人・体育少女あきらとはあたしの事さ!」

066ななこ「あ、あきらちゃん……どうしてこんな事を……。」

067あきら「誰だって勉強するのは嫌いだろ?だから学校なんて無くなっちゃえって思ったんだよ。そしたらある日、魔法少女になったのさ!」

068ななこ「そ、そんな……私、あきちゃんとなんて戦えないよ……。」

069七瀬「あなたはそういう所が甘いのよね。戦わないとこっちがやられるのよ!」

070あきら「来ないならこっちからいくぞっ。まじかるパンチ!」

071七瀬「まじかる……キック!」

072あきら「なかなかやるじゃないか。魔道少女ななせ……あたしの前の代の黒魔少女三人衆」

073七瀬「こんな気がしたからあなたの事好きになれなかったのよね……!」

074あきら「お前なんかに好きになってもらわなくて結構!あたしの最強の攻撃でやっつけてやるんだから!」

075七瀬「それなら私もこの魔法を使ってあなたを葬るわ!」

076あきら「ま・じ・か・る・ストラーーーーイク!!!」

077七瀬「ま・じ・か・る・シューターーー!!!」

078ななこ「だ、だめーーーーーーーーーっ!!!」

079七瀬「な、ななこ!?馬鹿じゃないの!?飛び出して来るなんて……大丈夫!?」

080ななこ「駄目だよ……二人が戦うなんて。私達、友達でしょ!?どうして友達同士が争わないといけないの!?」

081七瀬「そんな事言ってる場合!?あいつはそんな事思ってないわ。怪人を操り、学校を壊そうとしている敵なのよ!?」

082ななこ「違う!違うの!あきちゃんは悪い子じゃないのっ。ちょっとは勉強したくないって考えるかもしれないけど、でも学校がなくなっちゃってもいいなんて考える子じゃないのっ」

083七瀬「だけど事実、あきらはそんな事を言ってるわ……」

084ななこ「私は信じない。いつものあきらちゃんを信じる。心の目で見たら、本当に悪いのは誰か、悪霊の正体が分かるはずだよ!まーじーかーるーあいっ!」

085ななこ「見えたっ!あきらちゃんはあの怪人さんに悪の波長を植えつけられて操られてるんだよっ!」

086怪人「バレたかっ!だがそれが分かってもどうにもなるまい!さぁ体育少女あきらよ!そいつらをやっつけてしまえ!」

087あきら「うっ……あたし、は……。」

088怪人「洗脳レベルが低下してるのか!元々こいつはまともな魔法なんて一つも使えない、魔法少女の才能なんてゼロだったんだ!だけど魔道少女ななせが抜けた穴を埋めるためだけに無理矢理魔法少女にしたのさ!」

089七瀬「何て事を……許せない!」

090怪人「おっと、近づくなよ。こっちには人質が……」

091ブルー「人質ってのは、この少女の事かい?」

092優子「特撮さん……助けてくれたんだっ」

093怪人「い、いつの間に!?お前ら寄ってたかって卑怯だぞ!」

094七瀬「再生怪人を何人も登場させて数の暴力を行使しようとするあんたに言われたくはないわ」

095怪人「こうなったら、一時撤退して新たな魔法少女を探すしかない!……うおっ!?」

096七瀬「逃がさない。あんたみたいな外道には使ってもいいわよね……まじかるドレイン」

097怪人「な、何だと、魔力が吸い取られる……うわぁぁあああああ」

 

098ななこ「あきちゃん、大丈夫!?」

099あきら「う~~、あたし、今までどーしてたんだ?」

100ななこ「悪の怪人さんに無理矢理魔法少女にされて操られてたんだよ。でももう大丈夫」

101あきら「悪の怪人?……そういえば、魔法少女になって戦わないかー、って誘われた気がする……」

102ななこ「もしかして、それが本当の黒幕!?どんな人だったの!?教えて!」

103あきら「人ではないな。空を飛ぶねずみみたいな小動物だった」

104七瀬「空飛ぶ、ねずみ……!?……ねぇ、ななこ。あなたのお供の魔法生物、最近姿見えないけど、どこにいるの?」

105ななこ「わ、わかんない。ももちゃん、最近居ない事の方が多くて……。まさか……でもそんな……まさか……。」

106あきら「ああそうだ、確か魔法世界ブレイン何たらから来た魔法生物っていってたなぁ……」

107七瀬「魔法世界ブレインヘブンから来た魔法生物……!?」

108ななこ「そ、そんな……ももちゃんが黒幕、なの……!?」

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