表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/191

婚約破棄くらいどうということはありませんよ。

 子どもの頃から勝手に決められていた婚約者がいた。

 その婚約者の名はブルーマン・ブルベリバスルネビャルビベン。


 今、彼に呼び出され、私は彼の目の前にいる。


「悪いが本日をもって婚約破棄とさせてもらう」


 ブルーマンは淡々と言い放った。


「そうですか……分かりました。ではそういうことですね、さようなら」


 私は一礼して彼の前から去る。

 それが彼と直接会った最後となった。


 その後私は知人が紹介してくれた領地持ちの家の息子と結婚。今は夫婦二人で穏やかに暮らしている。


 ちなみにブルーマンはというと……。


 あの後女に騙されて多額の借金を背負わされることとなってしまったそうだ。

 今は貧しさの中で泥水をすすって生きているらしい。



◆終わり◆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ