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まともな理由もなく一方的に婚約破棄された私ですが、幸せを掴むことはできましたよ。

「あーそうそう、お前のこと嫌いになったから、婚約破棄するわ。本日をもって関係は消滅な」


 後頭部に細い三つ編みを六十二本垂らしている婚約者ブレンメスは半笑いで私との関係を断ち切ることを宣言した。


 非常に軽いノリで実に不愉快である。

 せめてもう少しきっちりした感じで伝えてほしかった。


 しかし、そのことを伝えると……。


「はぁ!? 調子こくなよこの馬鹿女! 勘違いすんな、テメェはゴミだろが!! さっさと消えろ!!」


 激怒され、追い出されてしまった。


 ◆



 あれから数年、私は今、この国の王子の妻となっている。


 ブレンメスに婚約破棄された時はどうなることかと思ったが、その後により良い出会いが待っていた。


 そう、王子と知り合う機会があったのである。


 私たちは出会った日から互いに興味を持って。

 次第に仲良くなってゆく、最終的には結ばれた。


 そうして夫婦となってから既に数年が過ぎている。


 今はとても満ち足りた気持ちでいる。


 ちなみにブレンメスはというと、あの後結婚するも同時に何人もと不倫することを繰り返し、最終的には慰謝料をがっぽり取られたうえ離婚されてしまったそうだ。



◆終わり◆

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