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婚約破棄されたことですし、私は夢を追いますよ!

「君との婚約は本日をもって破棄とする!」


 三つ年上の婚約者フォアンブルから突然そう告げられた。


「君は本当にだらしないよな。忠実さも欠いているしな。女として最低だな」


 いちいちうるさいなぁ……。


「そうですか、分かりました。では私はこれで失礼します」


 私は彼の前から去ることにした

 彼への執着なんてなかったから。



 ◆



 時の流れとは意外にも早いもので。

 婚約破棄から数十年が経ち、現在は地震研究の一人者として研究しつつ広報活動のようなものも行っている。


 仕事と言っても色々なものがあり、中には苦労を伴うものもないわけではない。が、子どもの頃の夢を叶えられたので、そういう意味ではこうなれて良かった。


 そういえば、これは最近妹から聞いたのだが。


 フォアンブルはあの後事業で大失敗し借金だらけになってしまったそうだ。



◆終わり◆

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