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人のせいみたいになんだかんだ言って、単に自分の都合だったのですね。

「お前相変わらず女性らしくないな。もう愛想尽きたわ。婚約破棄させてもらうわ」


 婚約者はそう言って、私を切り捨てた。


 だが彼が本当に婚約破棄したかった理由は別にあった。

 密かに恋愛関係に発展している女性がいたのだ。


 彼は私と婚約破棄するや否や、その女性を家に連れ込むようになったらしい。そして、そのまま流れに乗るようにして、その女性と婚約したそうだ。


 数年後、私は、ある出来事をきっかけに領地持ちの息子と結婚した。


 彼の両親はとても親切な人。

 他人だった私のこともまるで実の娘であるかのように大切にしてくれた。


 その頃聞いた噂によると。


 元婚約者の彼は既に離婚し独り身に戻ってしまったそうだ。また、相手女性に借りたお金があるらしくて。彼女の親が怖い世界の人だったこともあり、返済を迫る怖い人物に追いかけ回されているとのことだ。


 住む場所を変えてもすぐに発見されるため一箇所に定住することはできず、各地を転々としながら、ずっと怯えて暮らしているらしい。



◆終わり◆

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