2ー6 〜古竜との出会い⑦〜
やっと、やっと、やっと....っっ!!!
テ〇トが終わったーー!!
ありがとう神様ーー!!!
追試にならなかったらどうでもいいー!!
(↑本心)
てことで、久しぶりの投稿です。
テクテクテク....
テクテク..ピョン..テクテク....
テクテク...ズルルッ「うわぁ?!」「っ気をつけろミスズ!」「うん...。」..テクテク...
「よし、ここら辺で1度休憩としよう。」
「や、やっと休憩..!足が、棒だよ、歩けない...!」
「え、これだけでか?」
仕方ないじゃんか。私、完全インドア派の学生だったんだよ?運動なんてこれっぽっちもしてこなかった人間でっせ?むしろ、ここまで歩けたことを褒めてもいいんじゃないですかね??
「いや、お前、体力高めだっただろ...」
「体力あっても、動かなかったらないのと同じなんですー。」
「...。」
「心底残念な人を見る目で見ないでもらえませんかねー。」
「....。」
「可哀想な人を見る目で見るのもだめー。」
私の相棒は酷いよぉ。こんなかよわい乙女に森を歩かせるなんて。しかも長時間!(←ここ大事)
ただでさえ森歩き初めてなのにー。
「いや、そもそも、早く街に着きたいと言ったのはミスズではないか。」
「うっ..。」
「『私、早く街を見てみたいから、頑張ろうねザク!』って言ったのは誰だったか...」
「やー、森の空気って美味しいね!」
自分に不利な話は聞こえませーん!あれ?私そんなこと言いましタッケ?
てか、何気にザク私の声真似上手いんだけど。
と、いうのも....なぜこんなことになっているかというと、3時間前に遡る。
......
....
..
「ザクは、街のある方向知ってるんだっけ?」
「ああ、わかるぞ。」
「どのくらいかかるかもわかる?」
「そう、だな...。ここから歩いて行くとなると、人間の足で1週間ほどだな。」
「休憩と就寝の入ってる?それ?」
「もちろんだが。」
「うあー。めっちゃ遠いじゃん。」
「まあ、途中にあるだろう村は省いているがな。」
「うーん、でも私、早く街見てみたいなぁ...。」
「なら、早めに歩いたり休憩を減らしたらどうだ?それなら、1日2日くらいは短縮できるのではないか?」
「お、それ名案!採用!」
「いいのか?かなりのハイペースになると思うぞ。」
「いいよいいよ!私、早く街を見てみたいから、頑張ろうね、ザク!」
「ああ、頑張れよ、ミスズ。」
「?うん!」
......
....
..
あのとき、ハイペースを採用した私のバカー!洞窟出てからの3時間、ずっと早歩きだし木の根っこ避けるの大変だし坂道滑るしっっ...!
足が死にそうなんですけどーー!?
意地はらないで大人しく1週間かければ良かった...
「おい、大丈夫か?」
「ゼンゼンダメデス、アシガボウノヨウデス。」
「言葉がカタコトだな。よほど辛いのか?ミスズに森歩きはまだダメだったか?」
「足、痛い。」
「足が痛い?我は竜ゆえ、どれだけ歩いても痛みなどないが...。ミスズの魔法でどうにかならんのか?それこそ聖魔法で。」
「聖魔法?何かあったかなぁ?」
聖魔法で痛み軽減、痛み無くす、痛くなくなる...。
「あ!!」
「いいのがあったか?」
「ありがとうザク!《ヒール》!」
パァァァァァ!!
「おお!痛みが無くなってる!」
「良かったな。」
「これならまだ歩けそうだよ!」
「そうか。なら、そろそろ休憩を終わりにしようか。」
「了解しました隊長!」
「行くぞ。」
あらザクさん、スルースキル身につけました?無視しないでよ、ねえ。恥ずかしいのよこれでも。
「早くしろ。」
「あ、置いてかないでー!」
......
....
..
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『くそ!こんなときに魔物か!!』
『『『『ブモォォォォォ!!!』』』』
『ハァ、ハァっ...!捕まって、たまるかっっ!!』
バチバチバチッッ!!
『『『『ブ、ブモォォォォォ...!!』』』』
『や、やったか?』
シュルシュルシュルッッ!!
『な!?こいつらの声で呼び寄せられたか!?』
『シャァァァァ!!』
『くそくそくそ!せめて、我が子だけでもっつ...!!!』