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お題シリーズ

初めての恋 実らない想い

作者: リィズ・ブランディシュカ



 始めて恋をしたのは、近所に住むお兄さんだった。


 面倒見がよくて、よく遊んでくれてたから、自然と好きになったんだと思う。


 それは、愛には満たない感情。淡い恋だったのかもしれない。


 でも、私にとっては家族以外で強く人を好きになった、大切なできごと。


 人生をつづる思い出のアルバムにしっかりと保存しておきたい想い出。


 そんな初恋は、大抵の場合、実らない。


 私の場合もそうだった。


 お兄さんには、お兄さんにふさわしい彼女ができて。


 私にも別の好きな人ができた。


 だったら、好きになるだけ損。


 なんて考え方もあるかもしれない。


 けれど私は異論を唱えたい。


 実らないからこそ、後の恋を育ませる、大切な栄養になるのだと、そう思っている。


「ねぇ、お兄さん。お兄さんにも初恋ってあったの?」

「まあ、そうだね。落ちてすぐに、大変つらい思いをしたよ」

「後悔した?」

「いいや、今となってはあの時恋に落ちていて良かったと思ってるよ。叶わなかった分だけ今の彼女を、大切にできるからね」



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