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高校まで人生ヌルゲーだった俺が「俺用」の異世界に転生してしまった件

作者: カンダタ

「ここは…どこだ?」


確か俺は、起業スタートアップ説明会に参加するため、東京に来ていたはず…


「ようやく目が覚めたようね」


甲高い男の声が聞こえる。ふと顔を上げると、そこには鋼の様な肉体を持った全裸の男が立っていた。


「キミは…誰だ?」


「私の名前はトモヒデ、とある世界の神様をしているわ、好物は男の子、嫌いな物は頭のカタイ憲法学者よ❤️」


初対面でもわかるヤバさ…コイツと友達にはなれそうにもない。だが、この状況を理解するには、まずコイツを“利用”する必要がある。


〜中略〜


「キミはいい大腿筋をしているね!ところでここはどこなんだい?」




「ココは、墓場よ…陽キャになりきれなかった哀しき魂が集うトコロ…」


何を言ってるんだコイツは?俺は今までの人生で陰キャラだったことは無い!大学だって…


-その時、彼の身体から滝のような冷や汗が流れ、体に電流が迸った-


「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )」


「大学時代を思い出そうとしたようね…ココに来る子はみんなそうなるのよ。そして自我が保てなくなり、崩壊する。わかる?魂の崩壊って。この世界自体から消えてしまうのよ。」


〜中略〜


「アナタみたいに面白いコははじめてだわ!私の世界に連れて行ってアゲル!」


〜中略〜


「ここはどこだ…?」


見慣れない天井だ。どうやら眠ってしまっていたらしい。そして右下に先程まではなかったポップアップのようなモノが表示されている。そこに意識を集中すると、ステータスのような物が眼前に映し出された。


天格:最大吉

人格:最大吉

地格:最大吉

外格:最大吉

総格:???


スキル:トモヒデの英知


どうやらこれが俺のステータスの様だ。なんだこのステータスは…


困惑していると、続いてポップアップが表示された。


「目覚めの気分はドウ?ここがアタシの世界よ。凄いでしょ!大学では冴えなかったアナタの為に、今回はアナタのステータスを全て最大にしてあるわ!このステータスさえあれば、起業もオンナアソビも思うがままよ!」


どうやら面倒な神様に捕まっちまったらしい…まあこんな世界でちょっと羽を伸ばすのも悪くないか


俺の冒険はここからだ^^








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