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癒えぬ傷
何故なんだろう この人生上手く出来てない
諦めることを諦めて 自暴自棄になる
どうしてだろう 結局全ての後始末
廻って増えて戻ってくる 終わらぬ負の連鎖
暗がりの中打ち付ける
雨は心も冷やしていく
後悔だらけの雨空は
僕の心を映している
誰にも言えぬ重圧は
雫となってのし掛かる
闇の曇天 流れる雲は途切れない
日の光一つ差し込まず 時間も流れていく
通りのテレビには 天気予報の声
「一日大雨でしょう」と 淡々と告げられた
折れたビニール傘をゴミ箱に突き差して
止まぬ雨をじっと見上げてた
後悔だらけの雨空は
僕の心を映している
頬を伝わる水滴は
涙だったか雨なのか
後悔だらけの雨粒は
決して癒しを与えない
心も身体もずぶ濡れで
雨は既に気にならない
後悔だらけの雨空は
嘆きの心を映している
震えたスマホの画面には
親友の励ましの一文
冷たい雨は少し弱まり
空も少し明るくなる
グッと踏み締め歩き出す
もう後ろは振り返らない
